バンビなかんじ
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#1 [ぴんくべーじゅ◆cMoWQ8tBus] 09/01/17 21:13
「おい、今日転校生来るってよ」
「まじかよ。これ以上暑苦しくなるの勘弁」
市立城之内高校
県内唯一の男子校高だ。
朝、男達の声で騒がしい教室に いつものようにガラガラと教室のドアを開け先生が入ってくる
「みんなー席着け 今日は転入生のお出ましだぞ。」
ざわめく教室
「どーせ女じゃねーしどうでもいわ。」
「まぁまぁ落ち着けそして喜べ。さぁ白崎入りなさい」
生徒達を適当になだめ先生は白崎と呼ばれる転入生を教室の中へと呼ぶ
「・・・・・はじめまして、白崎咲香です。よろしくお願いします」
#16 [ぴんくべーじゅ◆cMoWQ8tBus]
「ふーん♪」
残った一人男が咲香の髪の毛を触る
「あなた達なんですか・・・?」
震えた声の咲香
クラスのみんなに囲まれていた時は震えるようなことがなかったのだか、
この3人組の場合は見た目やオーラがこわい
咲香にも十分危ないオーラが伝わってきていた
「お嬢様と遊びたいなーと思って」
そう言って男は咲香の肩に手を回す
:09/01/18 22:33
:D704i
:pKcnGY9A
#17 [ぴんくべーじゅ◆cMoWQ8tBus]
動けずにいる咲香
震えがとまらない
「大丈夫。面白いことしてあげる」
にやけたように言う男
一人の男が咲香の制服のボタンに手をかける
「い・・ゃ」
・
:09/01/18 23:58
:D704i
:pKcnGY9A
#18 [ぴんくべーじゅ◆cMoWQ8tBus]
「嫌がってんじゃん。」
そう言って現れたのは清水真だ
「ちっ、いいとこだったのによ」
咲香から離れる3人
「たまってるからって俺らのクラスの子に手ぇ出さないでくれる?」
クールに言い放つ真
――・・・
「大丈夫じゃないじゃん」
「すみません・・。ありがとうございます。真さん」
今にも泣きそうな怯えた表情の咲香に頭をポンとなで真は言う
「真でいいから。危なっかしいお嬢様だな」
:09/01/19 00:32
:D704i
:niFgvOLg
#19 [ぴんくべーじゅ◆cMoWQ8tBus]
*
皆さん、改めまして「バンビなかんじ」を書かせてもらっている、ぴんくべーじゅと言います(・∀・)
これからマイペースに更新していくので読んでくれたら嬉しいですっ
感想版なんか作っちゃってるんで感想や意見、質問などなどお願いします→http://bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4179/
よろしくお願いします*
:09/01/19 00:38
:D704i
:niFgvOLg
#20 [ぴんくべーじゅ◆cMoWQ8tBus]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4179/
:09/01/19 00:41
:D704i
:niFgvOLg
#21 [馬場]
:09/01/19 11:54
:SO905iCS
:Vp3olaqM
#22 [ぴんくべーじゅ◆cMoWQ8tBus]
「すいません・・。」
咲香はそう言って俯いていた顔を上げ、真を見つめる
「あやまってばっか」
そう言って笑顔を見せる真
普段クールな真が見せた笑顔は不思議な気がした
「真がいてよかったぁ・・。」
そう言って咲香は床に膝をついた
「お嬢様を一人にしたら駄目ですね。っと」
「・・・!!」
:09/01/19 21:15
:D704i
:niFgvOLg
#23 [ぴんくべーじゅ◆cMoWQ8tBus]
「ゃ・・恥ずかしいですよ!」
咲香は必死に声をだす。
気付いたら咲香は真にお姫様抱っこされていた
自然と香が赤くなり、真と目が合わせられない状態
俯く咲香
手をどこにやっていいのか分からず、戸惑う
:09/01/19 21:55
:D704i
:niFgvOLg
#24 [ぴんくべーじゅ◆cMoWQ8tBus]
「おろしてください・・・!」
そう言うものの真は咲香を降ろそうとしない
そのまま教室の前まで来た
ようやく真は咲香を降ろした
「このまま帰ればよかったね」
時計はもう放課後の時間を示していた
・・・そんなことを思っていると2人の目の前のドアが開く
「2人とも、どうしたの?」
目を点にして質問する
ドアを開けた相手は景斗だった
「白崎さん、図書室はどうだった?」
「えっ・・・と」
「お嬢様をできるだけ一人にはしないほうがいいわ。」
咲香が答えに困っていると真が会話にそっと入ってきた
:09/01/20 00:56
:D704i
:U0KKtyCQ
#25 [ぴんくべーじゅ◆cMoWQ8tBus]
「・・・じゃあ私帰りますね。」
そう言って足早に玄関に向かった
門の前に堂々と止まった高級感のある黒い車が、とても目立っていた
「白崎さーん。」
後ろから聞こえた声は景斗だった
「そこまで送るよ。」
門のまえの車を指さし言う
「すぐですよ?」
「いいのいいの!あの人がさっき言ってたルイさん?」
「ええ。私の執事なんです」
そんなことを話していると車の前に着く
「ありがとうございます。景斗さん、また明日」
―
:09/01/20 01:10
:D704i
:U0KKtyCQ
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