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#138 [蛍火]
女の子は私とは正反対のように男に寄り添って歩く
怖くないの?
どうして笑顔でいられるの?
にこにこ笑いながら男に話しかけている
男を誘っているような癖のある声
パンツが今にも見えそうな程のミニスカート
:09/02/04 09:47
:auCA3C
:Vl7Uzv2M
#139 [蛍火]
分かった…
私はあの女の子になりきればいいんだ
そうすれば私は別人になれる
男と寝るのは私じゃない
私とは違う女の子
だから男なんて怖くないんだ
寧ろ男は金をくれる大切なお客さんだ
:09/02/04 09:54
:auCA3C
:Vl7Uzv2M
#140 [蛍火]
そして
この日から援交で金を稼ぐようになった
素の自分が弱い程、別の女を演じることは簡単だった
数え切れない程のセックスをした
だから男にはもう慣れたって思ってた
でも慣れていたのは私ではなく
私の作り出した別人の方だったんだ
:09/02/04 10:07
:auCA3C
:Vl7Uzv2M
#141 [蛍火]
そう、私はまだ男が怖い…
でもどうしてあの男は
途中で止めたんだろう
抱きに来たんじゃないから?
それとも私が泣いたから?
いや泣いたからといって止めるような男には見えない
ただ男の手は温かかった。
:09/02/04 12:43
:auCA3C
:Vl7Uzv2M
#142 [蛍火]
ずっと座り込んだまま動かなかった私は
やっと落ち着きを取り戻し時計を見た
もう上がりの時間。
「帰ろ。」
:09/02/04 12:50
:auCA3C
:Vl7Uzv2M
#143 [蛍火]
私はドレスを脱ぎ洗面所で厚く塗っていた化粧を落とした
鏡に映るすっぴんの私
私はいつも目立たないように地味服を着てすっぴんで帰る
この容姿がなるべく地味になるように
なるべく一目につかないように
:09/02/04 13:09
:auCA3C
:Vl7Uzv2M
#144 [蛍火]
「帰ります。お疲れ様でした」
店長に声をかけ私は外に出た
すると私の姿を見て
煙草を吸いながら近付いてくる男が1人
忘れもしない
私をウーロン茶まみれにした男
:09/02/04 13:15
:auCA3C
:Vl7Uzv2M
#145 [蛍火]
嫌な予感がする…
私は男を避けるように歩き出した
「あっ葵ちゃん?だっけ
ちょっと待って!」
げっ…!予感的中…
あの男の仲間だ
逃げなきゃ!
:09/02/04 13:25
:auCA3C
:Vl7Uzv2M
#146 [蛍火]
「ちょっおい!無視すんな!
絶対気付いてるだろっ」
そう言い男は私の横に並んで歩き出した
もう面倒な奴と絡みたくないのにー!
「何の用ですか」
私は前を見たまま男に言った
:09/02/04 13:33
:auCA3C
:Vl7Uzv2M
#147 [蛍火]
男はスーツは着てるけどあの男とは全く違った雰囲気
髪は目の覚めるような金髪
耳には大量のピアス
絶対チャラい←主観
身長は…多分あの男と同じくらい
絵に描いたような
いかにもホストって感じ
:09/02/04 13:56
:auCA3C
:Vl7Uzv2M
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