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#275 [蛍火]
 
あれから何度も遥は私の店に来た

私が入る時間からラストまでずっと私を指名した

そして毎回1人で寝て時間を過ごす

おかげで私はもう1ヶ月近く男に触れられていない

申し訳なくて一度だけ勇気を出し
「抜きましょうか?」

と言ってみたが断られた

⏰:09/02/12 13:44 📱:auCA3C 🆔:kwsZDU.c


#276 [蛍火]
 
私に魅力がないのか
性欲がないのか…分からない

来ないでって言っても必ず来る
そして毎回、家政婦にならないか?って聞いてくる

正確には
「俺んとこにいつ来んの?」
だけど。

何度言われても
私の答えは変わらないのに

⏰:09/02/12 13:52 📱:auCA3C 🆔:kwsZDU.c


#277 [蛍火]
 
季節も春から夏に変わった



いつまで来てくれるんだろう






ピンポーン


 

⏰:09/02/12 13:54 📱:auCA3C 🆔:kwsZDU.c


#278 [蛍火]
 
「おきゃくさーん!」

望実が元気よく立ち上がり私に呼びかけた


誰だろ
また新聞勧誘かな

玄関まで行きドアを開けてみる……と




「こんにちわー!」

⏰:09/02/12 14:10 📱:auCA3C 🆔:kwsZDU.c


#279 [蛍火]
 
…………!!

「ちょ!なにしてんの!?」

一瞬誰か分からなかった

だって、、

立っていたのはスーツ姿じゃない男2人


「もーすぐ夕飯だろー?鍋ぱーてぃーしよー」

「はぁ!?」

翼は楽しそうにスーパーの袋を私に見せる

⏰:09/02/12 14:54 📱:auCA3C 🆔:kwsZDU.c


#280 [蛍火]
 
「なんで来たの!?
私仕事休みなんだけど!」

「だから来たんじゃん」

遥がしらっとした顔で答える

いやいや!なんで家まで来るんだよ!

「帰って!」

私は2人を睨みつけ追い払おうとした




「マーマ?」

⏰:09/02/12 15:12 📱:auCA3C 🆔:kwsZDU.c


#281 [蛍火]
 
げ………


2人の視線が同時に私の足下に下がる

望実は私の後ろに隠れるようにして足にしがみついている


どうしよう

なんで声出しちゃうかなぁ

2人共.望実を凝視して固まっている

しばしの沈黙……
 

⏰:09/02/12 15:33 📱:auCA3C 🆔:kwsZDU.c


#282 [蛍火]
 
冷や汗がサーッと広がる


「ま…まぁ気にしないで!じゃあねっ」

呆然と立ち尽くす2人に声をかけると私は急いでドアを閉めた

絶対バレた……
まぁ隠すことではないけど


凄く複雑な気持ちになった

⏰:09/02/12 15:44 📱:auCA3C 🆔:kwsZDU.c


#283 [蛍火]
 

「ママ、おきゃくさんいいの?」

ドアに寄りかかったまま動かない私に望実が服を引っ張った

不思議そうな顔をして私を見ている

「あ…うん。いいのいいの」

もう帰ったよね
てか何でいきなり来るのよ


私は軽く微笑んで望実を抱き上げた

⏰:09/02/12 16:22 📱:auCA3C 🆔:kwsZDU.c


#284 [蛍火]
 

「ママーおなかすいた」

あぁ…もう18時だしな
なに作ろ
あ.買い物行かないと、、




―――ピンポンピンポンピンポンピンポン


「!?」

⏰:09/02/12 16:35 📱:auCA3C 🆔:kwsZDU.c


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