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#281 [蛍火]
げ………
2人の視線が同時に私の足下に下がる
望実は私の後ろに隠れるようにして足にしがみついている
どうしよう
なんで声出しちゃうかなぁ
2人共.望実を凝視して固まっている
しばしの沈黙……
:09/02/12 15:33 :auCA3C :kwsZDU.c
#282 [蛍火]
冷や汗がサーッと広がる
「ま…まぁ気にしないで!じゃあねっ」
呆然と立ち尽くす2人に声をかけると私は急いでドアを閉めた
絶対バレた……
まぁ隠すことではないけど
凄く複雑な気持ちになった
:09/02/12 15:44 :auCA3C :kwsZDU.c
#283 [蛍火]
「ママ、おきゃくさんいいの?」
ドアに寄りかかったまま動かない私に望実が服を引っ張った
不思議そうな顔をして私を見ている
「あ…うん。いいのいいの」
もう帰ったよね
てか何でいきなり来るのよ
私は軽く微笑んで望実を抱き上げた
:09/02/12 16:22 :auCA3C :kwsZDU.c
#284 [蛍火]
「ママーおなかすいた」
あぁ…もう18時だしな
なに作ろ
あ.買い物行かないと、、
―――ピンポンピンポンピンポンピンポン
「!?」
:09/02/12 16:35 :auCA3C :kwsZDU.c
#285 [蛍火]
突然インターホンが鬼のように叫び出す
「ママー!いっぱい鳴ってる!」
望実はなぜか楽しそうに私の肩をポンポン叩く
絶対あいつらだ
あーーーもう!!!!
「うるっさい!!」
:09/02/12 16:49 :auCA3C :kwsZDU.c
#286 [蛍火]
私は怒鳴りながらドアを開けた
「あ…れ?…遥は?」
立っているのは少し不機嫌顔の翼1人
「後で来るってー」
「え、なんで?」
「呼び出された」
「誰に?」
:09/02/12 17:51 :auCA3C :kwsZDU.c
#287 [蛍火]
「はぁ?知らねーよ」
翼がうざったそうに答える
「なんで知らないのよ」
「お前しつこい!そんなに気になんなら後で本人に聞けよ」
む……
本人になんて聞ける訳ないじゃない
誰に会いに行ったんだろ
:09/02/12 18:04 :auCA3C :kwsZDU.c
#288 [蛍火]
「つーか…子持ちかよ」
ああ!
望実のこと忘れてた
私の肩に手を置きキョトンとした顔で翼を見ている
すると翼は望実の目線まで近付き
「お名前なぁーに?」
と.ニコッと笑って話しかけた
:09/02/12 18:24 :auCA3C :kwsZDU.c
#289 [蛍火]
不思議な顔をして翼を見ていた望実は元気よく自分の名前を言った
もともと人見知りしない子だから誰にでも懐くんだよね
「のぞみちゃんかぁ!
ボクのことは
“つばさお兄ちゃん”って呼んでね!」
つばさお兄ちゃん…?
「望実に変なこと覚えさせないで」
「呼び方位いいじゃないか!」
:09/02/12 20:51 :auCA3C :kwsZDU.c
#290 [蛍火]
「もう会わないでしょ」
「は!毎日来るし!」
「いや迷惑」
「黙れウーロン茶!」
なっ…!まだ言うか!
「うるさ「つばさお兄ちゃん」
「「へ?」」
間に入ってきた声に翼と重なって間抜けな声を出してしまった
そして2人一緒に望実を見る
:09/02/13 02:01 :auCA3C :QgUlXmaI
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