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#307 [蛍火]
 
私の心の内を見かねたように翼が呆れた声で言った

「お前さぁー俺を変態扱いすんなよなー」

う…

「もう考えてることバレバレ」

うぅ…


「もっと信用してくれてもいいんじゃなーい?」

⏰:09/02/13 17:49 📱:auCA3C 🆔:QgUlXmaI


#308 [も〜ら]
あげー(∀)

⏰:09/02/14 03:20 📱:F706i 🆔:vQA8HDlg


#309 [蛍火]
 

信用……?

「じゃ入ってきまー」
「入ってきまー!」

翼は私の頭にポンと軽く手を置くと望実を連れて行ってしまった


うーん…

信用かぁ



少なくとも5年前の私から見たら
今の私は人を信じる事が出来ていると思う

⏰:09/02/14 09:20 📱:auCA3C 🆔:HVZ.y9Tg


#310 [蛍火]
あげ有難うです(^o^)!

⏰:09/02/14 09:21 📱:auCA3C 🆔:HVZ.y9Tg


#311 [蛍火]
 
でもやっぱり“信”より“疑”の部分が多いのは

私が裏切りを恐れているから


“信”の部分が多ければ多い程.裏切られた時のダメージは計り知れない


あの日から援交を始めるまで
私は男を極度に避けて行動していた

⏰:09/02/14 09:37 📱:auCA3C 🆔:HVZ.y9Tg


#312 [蛍火]
 
男が数人でいるだけで私の事を話しているんじゃないか

私を襲おうとしているんじゃないか

そんな自意識過剰な事ばかり考える


上京して私はゾッとした

だって田舎とは比べものにならない程の人の数


それでも私が今まで頑張れたのは望実がいたからだと思う

⏰:09/02/14 10:10 📱:auCA3C 🆔:HVZ.y9Tg


#313 [蛍火]
 
翼も遥も
大家のおばあちゃんも

信用出来ない訳じゃない
私は信用してる



ただ“疑”の部分が多いだけ






ピーンポーン
 

⏰:09/02/14 11:38 📱:auCA3C 🆔:HVZ.y9Tg


#314 [蛍火]
 
あ…

もしかして



ガチャ


「ただいま」


やっぱり


「なんでスーツ?」

⏰:09/02/14 11:49 📱:auCA3C 🆔:HVZ.y9Tg


#315 [蛍火]
 
再び戻ってきた遥はいつものスーツ姿だった

「あぁ.急に仕事入ったから着替えたんだ
また後で行くし面倒だからこのまま来た」


ふぅん

後でってもう夜じゃん

「忙しいなら来なくていいのに」
「はいはい」
「すっごく迷惑なんだから」
「へぇー」

⏰:09/02/14 12:12 📱:auCA3C 🆔:HVZ.y9Tg


#316 [蛍火]
 
当たり前のように靴を脱いで中に入っていく遥に
後ろからブツブツと話し掛ける

そんな私のブツブツ攻撃に適当な返事をする


「ねぇ聞いてんの?」

「あれ.チビと翼は?」


居間に着いて
ようやく振り返ったと思ったら私の質問は見事にスルー

いいけどさっ
別に

⏰:09/02/14 12:23 📱:auCA3C 🆔:HVZ.y9Tg


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