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#237 [蛍火]
ふと翼が言ってた言葉が脳裏にちらつく
好…き…?
ないないない!
それは絶対にない!
てか勝手に気に入られても困るし!
私は…っ
「もっかい寝る」
:09/02/10 00:58
:auCA3C
:Kh9.VJ6.
#238 [蛍火]
「えぇ!?」
遥は一人混乱している私を余所に
灰皿を引き寄せ煙草を消している
「ラストまで延長しといた。
時間になったら起こして」
「え.最後まで!?なんで!」
「眠いから」
:09/02/10 01:54
:auCA3C
:Kh9.VJ6.
#239 [蛍火]
「家で寝たらいいじゃないですか」
「葵が来るまで此処通うから」
「はぁ!?」
馬鹿じゃないの
何回来られても無理なもんは無理!
まぁ所詮来るとか言って来ないのがオチでしょ
「じゃおやすみ」
:09/02/10 01:58
:auCA3C
:Kh9.VJ6.
#240 [蛍火]
「あっ待って」
ゆっくり横になろうとしていた遥の体が止まった
「…なんすか」
不機嫌そうな顔をして私を見る
「いや…あの…上着!シワになりますよ」
高そうなスーツなのにそのまま寝たら台無しになっちゃう
私って…お節介なのかも…
:09/02/10 02:02
:auCA3C
:Kh9.VJ6.
#241 [蛍火]
すると遥は素直にネクタイと上着を脱ぎ私に渡す
Yシャツから覗く鎖骨が綺麗で色っぽく見えた
そしてベッドに潜り込んで私と視線を合わす
「ん.おやすみ」
「あ…おやすみなさい」
:09/02/10 10:40
:auCA3C
:Kh9.VJ6.
#242 [蛍火]
私はベッドの脇にペタンと座り込んだ
まだ温かさが残る上着
ほのかな香水の匂いがする
あったかい
この人は何で私に構うんだろう
性行為をしないのに何で来てくれるんだろう
私を家政婦にしたいから
私が気に入ったから
どうして私…?
:09/02/10 11:11
:auCA3C
:Kh9.VJ6.
#243 [蛍火]
こんな汚れてる女のどこを気に入ったの?
分からないよ
いくら考えても分からない
あなたは何を考えてるの?
あなたは何者なの?
あなたの事を教えてよ
あなたの事が知りたいよ
モヤモヤする
:09/02/10 11:21
:auCA3C
:Kh9.VJ6.
#244 [蛍火]
あれ以来1人の男性を知りたいなんて思った事なかった
興味もなかった
あるのは憎悪の気持ちだけ
心配したりお節介焼いたり…
どうしちゃったの私
不思議な感覚
私もあなたを気に入ってしまったの…?
:09/02/10 11:28
:auCA3C
:Kh9.VJ6.
#245 [蛍火]
むぎゅぅぅ
「痛っ」
「いつまで寝てんの」
!?
突然右頬に痛みが走り私は目を開けた
目の前には遥の顔
「ちょっなに!?」
「早く起きろ」
「え…痛い痛い痛いっ!」
:09/02/10 16:16
:auCA3C
:Kh9.VJ6.
#246 [蛍火]
見ると遥は馬乗りになって私の右頬をつまんでいる
待って…
早く起きろって…
「私寝てたの!?」
「思いっきり寝てたじゃねーか」
「嘘…てか痛いってば!」
私が怒鳴るとようやく手を離してくれた
かなりの強さで摘まれたから物凄く痛い
手加減てのを知らんのか全く
:09/02/10 16:24
:auCA3C
:Kh9.VJ6.
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