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#246 [蛍火]
 
見ると遥は馬乗りになって私の右頬をつまんでいる

待って…
早く起きろって…

「私寝てたの!?」

「思いっきり寝てたじゃねーか」

「嘘…てか痛いってば!」

私が怒鳴るとようやく手を離してくれた

かなりの強さで摘まれたから物凄く痛い

手加減てのを知らんのか全く

⏰:09/02/10 16:24 📱:auCA3C 🆔:Kh9.VJ6.


#247 [蛍火]
 
遥はそのままベッドから降りてコーヒーを飲み始めた


頭がぼーっとする
私いつの間にか寝ちゃってたんだ…

起こしてって頼まれてたのに自分が寝てどうするんだ

あれ………



なんで私ベッドにいるの!?

⏰:09/02/10 16:45 📱:auCA3C 🆔:Kh9.VJ6.


#248 [蛍火]
>>247

訂正お願いします

なんで私ベッドにいるの!?
      ↓
「なんで私ベッドにいるの!?」

カッコ付け忘れました
(′;ω;。`)

⏰:09/02/10 17:02 📱:auCA3C 🆔:Kh9.VJ6.


#249 [蛍火]
 
私の声に遥がコーヒー片手に振り返った


「お前が座ったままベッドに突っ伏して寝てたから上にあげてやったんだよ」


「え…じゃ一緒に寝てたってこと…?」

恐る恐る聞いてみる


「いや俺は起きたから椅子に座ってた」

⏰:09/02/10 17:15 📱:auCA3C 🆔:Kh9.VJ6.


#250 [蛍火]
 

な…なんだぁ。ホッと一安心


てか客を椅子に座らせて私がベッド占領って…

店長にバレたら怒鳴られそうだ

なんて馬鹿なんだ
あ…謝らなきゃ


「あの…すいませんでした」

私は遥に頭を下げ謝った

⏰:09/02/10 17:25 📱:auCA3C 🆔:Kh9.VJ6.


#251 [蛍火]
 

「そろそろ上着返して」

「上着…?」

「ん.時間だから」

遥が私の手元を指差した
それにつられて私も自分の手元を見る

「うあ゙!」


ちょ.上着ーーーーー!

私の手には上着がしっかりと握られている

私ずっと持ったまま寝てたの!?

⏰:09/02/10 17:37 📱:auCA3C 🆔:Kh9.VJ6.


#252 [蛍火]
 
慌てて上着をベッドの上に広げて見る


しわくちゃ……


もう…逃げ出したい

羞恥と情けなさが同時に込み上げてくる

シワにならないように脱いだのにこれじゃ意味ないじゃん!

てか余計酷くなっちゃったじゃん!

⏰:09/02/10 17:48 📱:auCA3C 🆔:Kh9.VJ6.


#253 [蛍火]
 
しかも高そうな上着なのに…
弁償するしかないよね


「ごめんなさい…」

すると遥はベッドで正座している私の側まで来て上着をサッと取った

そしてそのまま袖を通して…

「ちょ.そのまま着るの!?」

しわくちゃの上着を普通に着てしまった

⏰:09/02/10 17:55 📱:auCA3C 🆔:Kh9.VJ6.


#254 [蛍火]
 
「帰るから早く支度して」

遥はそう言ってドアの方にスタスタ歩き出した

「え…待って!私弁償します!」

ピタリと止まる足



「お前が体売ってまで稼いでる金.貰えねーよ」

⏰:09/02/10 18:12 📱:auCA3C 🆔:Kh9.VJ6.


#255 [蛍火]
 

「下に翼いるから、早く来いよ」

振り返らずにしわくちゃの上着を着て出て行った



何も言えなかった

普通弁償するって言ったら喜ぶんじゃないの?

確かに身を削って得た金

でも弁償くらい出来るのに…

⏰:09/02/11 02:50 📱:auCA3C 🆔:PxJjQ.SY


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