漆黒の夜に君と。[BL]
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#99 [ちか]
なんか飲みもん!!!!
「ゲホッゴホッ!!!///」
なにしてんだ俺!//
恥ずかし..
「なにしてんの・・はい、水。」
少し呆れたような笑みを浮かべて水を差し出す恭弥。
:09/02/03 22:45 :P906i :Z2RBanbU
#100 [ちか]
俺はそれを奪い取るようにして受け取ると、一気に飲み干した。
「あー、苦しかった・・・」
やっと落ち着いた俺はため息をこぼした。
「冥見てると飽きないな。」
笑いながらそう言われた。
「・・・嬉しくないっ」
俺はすねた口調で返した。
:09/02/03 22:50 :P906i :Z2RBanbU
#101 [ちか]
「あはは、やっぱり可愛い。」
「それも嬉しくないっ!!!」
「あはは」
「笑うなっ!!」
そんな言い合いを続けていると、
「恭弥様、もう少しで到着でございます。」
と運転手の人が言った。
:09/02/03 22:55 :P906i :Z2RBanbU
#102 [ちか]
そして数分後。
静かに車が停まった。
ガチャ
「行ってらっしゃいませ。」
「ありがとう。」
「それではまた帰りにお迎えにあがります。」
そう言って車は再び走っていった。
:09/02/03 22:58 :P906i :Z2RBanbU
#103 [ちか]
毎日こんな事してもらってたのかあ。
そりゃ、遅刻常習犯の俺が恭弥と会わないわけだ。
そんな事をぼんやり考えていると、
「じゃ、また帰りにね。」
と言って恭弥はスタスタと先に歩いていった。
:09/02/03 23:02 :P906i :Z2RBanbU
#104 [ちか]
ガラガラッ
教室を開けた途端、クラスメイトが俺に群がってきた。
(なになになに?!?!)
あっという間に囲まれてしまった。
:09/02/03 23:25 :P906i :Z2RBanbU
#105 [ちか]
「今、黒羽先輩の車から降りてきたよね?!」
「え、う、うん・・」
「やっぱり一緒に降りてきたのって日下君だったんだあ!!」
「まぁ・・」
「なんで一緒だったの?!」
「えっと・・、」
「「「なんで?!?!」」」
そんな一辺に答えれるかあああ!!!!
:09/02/03 23:33 :P906i :Z2RBanbU
#106 [ちか]
やっとの事で質問攻めから脱出し、自分の席に着く事が出来た。
「お疲れさーん」
「・・あぁ透か。ありがと。」
話かけてきたのは親友の蓮見透(ハスミトオル)。
「お前生徒会長と絡みあったっけ?」
「・・んー、まぁ..な。」
:09/02/03 23:37 :P906i :Z2RBanbU
#107 [ちか]
「へえー。人気者に関わると大変だねえ。」
「お前他人事(ヒトゴト)だと思って・・」
「だって他人事だし(笑)」
そう言って透は笑った。
「てかさあ、アイツってそんな人気者なの?」
:09/02/03 23:50 :P906i :Z2RBanbU
#108 [ちか]
「そりゃ、黒羽恭弥つったら人気人気。
あの頭脳(アタマ)にあの運動神経、しかも美形。
それで大金持ちのボンボンとくりゃあ、人気にならねーワケねえだろ(笑)」
「そーなんだ・・」
あんなド変態野郎のどこがいいんだか。
:09/02/03 23:55 :P906i :Z2RBanbU
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