漆黒の夜に君と。[BL]
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#131 [ちか]
なんでアイツが?!
もしかして待ってた?!
いきなりの出来事に俺は動揺を隠しきれず、言葉に詰まった。
「何分待ったと思ってるの?」
いつからかけていたのか、眼鏡をかけた顔がやけに色っぽい。
:09/02/04 21:42 :P906i :2CiSMaGI
#132 [ちか]
>>128訂正
思い腰
└→×
重い腰
└→○
すいません><
:09/02/04 21:44 :P906i :2CiSMaGI
#133 [ちか]
なんで怒ってんの?!
て言うか、待ってくれなんて頼んだ覚えはない!!
だいたいさっきまで無視だったくせに!!
言いたい事がありすぎて、余計に俺は言葉を詰まらせた。
「・・・君は?」
恭弥の視線が俺から隣へと移った。
:09/02/04 21:53 :P906i :2CiSMaGI
#134 [ちか]
「蓮見・・透って言います。」
透の声がやけに低くて、俺はチラリと横目で透を見た。
「ふうん・・。」
そう言って恭弥は上から下、下からまた上へと透を舐めるように見た。
2人の間に淀んだ空気が流れているような気がするのは、俺の勘違いだろうか・・
:09/02/04 21:59 :P906i :2CiSMaGI
#135 [ちか]
「コイツに用があるんですよね?俺帰るんで、遠慮せずにどうぞ。じゃあな、冥。」
「え、ちょっ・・透っ!!!?」
透は刺々(トゲトゲ)しく言い放つと、一度恭弥を睨んでスタスタと帰っていってしまった。
_
:09/02/04 22:04 :P906i :2CiSMaGI
#136 [ちか]
今の状況で俺を一人にしないでくれ!!(泣)
と言いたいけど、さっきよりもさらにすごい剣幕で怒っているコイツを目の前にしてそんな事言えるはずがない。
「・・・帰るよ。」
そう言って恭弥は俺の腕を掴んだ。
:09/02/04 22:23 :P906i :2CiSMaGI
#137 [ちか]
その力はすごく強くて、俺は咄嗟に恭弥の手をどけた。
なんなんだよ・・。
無視したり、
いきなり怒ったり..
勝手すぎるんだよ・・―っ
なぜかまた胸が軋んだ。
:09/02/04 22:29 :P906i :2CiSMaGI
#138 [ちか]
また身体が熱くなる。
さっきより胸が苦しくなる。
「―――・・・んで、」
「え?」
「なんでアンタはそう勝手なんだよっ!!!!」
俺は恭弥を睨みつけて言った。
突然の反論に驚いているのか恭弥は目を丸くしていた。
:09/02/04 22:40 :P906i :2CiSMaGI
#139 [ちか]
「無視したり、急に怒ったり・・・勝手すぎるんだよっ!!!」
一度込み上げて来た感情は止まる事をしらない。
「無視?なんの事?」
「とぼけんなよ!!
体育の時も廊下の時もっ・・――!!」
今さらとぼけるなんて酷いじゃん・・
そうやって俺をいい様に利用して・・・――っ
:09/02/04 23:02 :P906i :2CiSMaGI
#140 [ちか]
「ズルいんだよっ・・――!!」
そう言って俺は恭弥の胸を強く叩いた。
視界がぼんやりと滲んだ。
無視されてから一日中頭はコイツの事でいっぱいで。
苦しくて、辛くて。
これじゃまるで、
“片思い”でもしてるみたいだ‥‥――
:09/02/04 23:12 :P906i :2CiSMaGI
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