漆黒の夜に君と。[BL]
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#394 [ちか]
あまりのその強さに少し苦しくなった。

「ちょっ…恭弥、苦し‥‥いッ?!!///」

突然唇を重ねられ、俺は目を見開いた。


その濃厚なキスに俺は全神経を支配されていく。

⏰:09/02/26 19:21 📱:P906i 🆔:rMREzRHg


#395 [ちか]
舌が俺を犯していく。

その甘さに俺はいつの間にか求めるように恭弥に抱きついていた。

「んっ‥‥‥ハァ…ッ///」

離された唇に熱が残る。



「こんな事するのは冥だけだよ?」

見上げれば、そう言って笑う恭弥が居た。

⏰:09/02/26 21:18 📱:P906i 🆔:rMREzRHg


#396 [ちか]
その笑顔に今にも悩殺されそうだ。
身体が一気に熱を帯びていく。


「ほんと可愛い。」


そう言ってまた俺をギュッと抱きしめる。

その暖かさに俺の言い表せない不安感は溶かされていくようだった。

⏰:09/02/26 21:28 📱:P906i 🆔:rMREzRHg


#397 [ちか]
恭弥の腕の中はなぜかすごく安心した。

今この時は恭弥が俺だけのもののように感じて。


俺はまるで子供のように恭弥に抱きついた。

「あれ、珍しいね。冥が甘えてくるなんて。」

「‥‥‥‥うるさい///」

俺は照れ隠しに減らず口をたたく。

⏰:09/02/26 21:37 📱:P906i 🆔:rMREzRHg


#398 [ちか]
そんな俺に恭弥はまるで子供をあやすように頭を撫でた。


「‥‥‥‥‥‥子供扱いするなっ///」

「クスッ嬉しいくせに?」







完全に見透かされてる…

⏰:09/02/26 22:37 📱:P906i 🆔:rMREzRHg


#399 [ちか]
「て言うか冥、優里のせいで機嫌悪かったの?」

頭上で囁かれる声に俺は間を空けてコクンと頷いた。

「クスッ、でも弟だよ?」


そんなの分かってる。
分かってるけど‥‥

「なんか嫌だったんだもん…。」

俺ってこんなに独占欲強かったっけ…。

恭弥が俺だけのものじゃないのが嫌だったんだ。
ただそれだけだった。

⏰:09/02/27 17:15 📱:P906i 🆔:MvsE.BMU


#400 [ちか]
「ねえ、そう言うのなんて言うか知ってる?」

急に声のトーンが変わって、俺は恭弥の胸に埋めていた顔をあげた。

その時‥‥―――


「“ヤキモチ”って言うんだよ…?」

「――…ひゃあっ!!///」


突然甘い声と共に耳を甘噛みされて俺は熱っぽい声をあげた。

⏰:09/02/27 17:26 📱:P906i 🆔:MvsE.BMU


#401 [ちか]
恭弥はそんな俺を見て怪しく微笑えむと、ひょいっと俺をお姫さまだっこで抱き上げベッドへと足を運んだ。


「なにすんのっ!!//降ろせってばっ///」

「クスッ何してほしい?」

その微笑と甘い声に何も言えなくなる。

ベッドに着いたところで、少し乱暴に俺をベッドに寝かせた。

⏰:09/02/27 19:43 📱:P906i 🆔:MvsE.BMU


#402 [ちか]
ドサッと言う音を立ててベッドに落ちた弾みで俺は一瞬視界を遮られた。

そして再び目を開いた時、目の前には美しく整った恭弥の真顔があった。


「今日は二度とヤキモチ妬けないくらい愛してあげる。」


耳元で囁かれる甘い声に背筋がゾクッとした。
と同時に、全身の神経を捕まえられたような、熱いものを唇に感じた。

⏰:09/02/27 19:56 📱:P906i 🆔:MvsE.BMU


#403 [ちか]
歯列をなぞられ、絡められる舌に息は浅く荒くなる。

「んン……きょ・・ハァ//…やぁ///」


途切れ途切れで名前を呼ぶ俺に答えるように、それはさらに深い口づけになる。

やがて重なった唇は首筋へと落ちていき、生暖かい感触がそこをなぞった。

⏰:09/02/27 23:36 📱:P906i 🆔:MvsE.BMU


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