漆黒の夜に君と。[BL]
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#1 [ちか]
本当のお前と、
俺が出逢ったのは





そう、
あの漆黒の夜。


―‥漆黒の夜に君と。

⏰:09/02/01 15:55 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#2 [ちか]
_


こんにちわ!
ちかって言います*
BL書きます(・∀・)
駄文ですが、読んでくれると嬉しいです∩^ω^∩
更新はスローペースですが頑張ります><*
中傷、荒らしお断り!
アドバイスはお願いします♪


⏰:09/02/01 15:59 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#3 [ちか]
`


 第一話 漆黒のきみ


_

⏰:09/02/01 16:44 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#4 [ちか]
朝日が俺を照らす。

深い眠りにおちている俺を


コンコン..
「冥(メイ)様、
  起きてください」



誰かが俺の名前を呼ぶ。




ん?
冥・・さま?‥――

⏰:09/02/01 16:52 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#5 [ちか]
誰だ?
これは夢・・?







意識はまた夢の中へと
おちていく。

⏰:09/02/01 16:57 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#6 [ちか]
「どうしたの?」

「あ、恭弥様・・」


扉の向こうではさっきの人ともう1人の声がする。




「冥様を起こしに来たんですが、なかなかお目覚めにならなくて..」


「‥仕方ないなあ。」

⏰:09/02/01 17:04 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#7 [ちか]
ガチャ


ドアノブをひねる音と共に、1人の男が俺に近づいてくる。




しかし、すっかり夢の中におちてしまった俺は全く気づかない。

⏰:09/02/01 17:07 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#8 [ちか]
「冥。」


男の手が俺の頬に触れた。



スー‥ スー‥
なお寝息をたて眠る俺。




「可愛い‥」


クチュ..

男は俺に深いキスをする。

⏰:09/02/01 17:15 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#9 [ちか]
「ん‥‥―、」


少し苦しくなった俺は、
ようやく目を覚ました。





「!!!!?//」



目の前には美しく整った、
漆黒のキミ。

⏰:09/02/01 17:18 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#10 [ちか]
「あ、やっと起きたね。
おはよう、冥。」


男はそう言ってにっこり微笑んだ。


俺は夢の中から一気に現実に引き戻される。


黒羽恭弥の口づけで。

⏰:09/02/01 17:39 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#11 [匿名]
おもしろそうイ

頑張ってト

⏰:09/02/01 18:26 📱:W52S 🆔:oM4ZpERE


#12 [ちか]
>>11
└→匿名さま*
ありがとうございます><
今から更新しますね∩ω`*

⏰:09/02/01 18:34 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#13 [我輩は匿名である]
面白いです

⏰:09/02/01 18:41 📱:F703i 🆔:wE4PYdes


#14 [ちか]
>>13
└→匿名さま*

ありがとうございます!
そう言ってもらえると、
やる気が出ます♪∩^ω^∩

⏰:09/02/01 18:48 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#15 [ちか]
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

ちなみに、
黒羽恭弥(クロハ キョウヤ)
と読みます*´ω`

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

⏰:09/02/01 18:50 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#16 [ちか]
>>10の続き


「なにが『おはよう、冥』だ!!あんたはまともに人を起こせないのかよ!?」


俺は唇をこれでもかと言うほど擦りながら叫んだ。



「朝から何をそんなに起こってるの?
嫌な夢でも見た?」


黒羽恭弥はきょとんとした顔で俺に言った。


「てめえ・・(怒)」

⏰:09/02/01 18:50 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#17 [ちか]
「『アンタ』だの『てめえ』だの冥は僕をいろんな風に呼ぶね。面白い。」


そう言って微笑んだ恭弥はまた俺の頬に触れた。


触れられた俺の顔はみるみるうちに熱を帯びていく。


「真っ赤になって。
ほんと冥は可愛いね」


そしてまた俺はキスを迫られた。

⏰:09/02/01 19:00 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#18 [ちか]
俺は恭弥の唇を両手で拒否して、


「出てけっ!!!」

と力の限りに叫んだ。


「はいはい。じゃあ、着替えたら降りておいでね。
朝食の準備は出来てるから。
なんならメイドに着替え手伝わせようか?」


「いいから出てけ!!(怒)」


恭弥はクスクスと笑いながら俺の部屋から出ていった

⏰:09/02/01 19:08 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#19 [ちか]
「あ゙ーっ!!!
なんでこうなっちゃったんだよ!!!昨日あんな事さえなければ・・・・」








そう昨日あんな事さえ
なければ。

⏰:09/02/01 19:18 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#20 [ちか]
――‥‥時は昨日に遡る。


「じゃ、ホームルーム終わり。」


担任の言葉と共に生徒達は一気に帰る支度をする。


「日下(クサカ)ー!お前今日ひまー?遊ぼーぜー♪」


「わりぃ、今日は無理だわ!また今度誘って♪」



そう言って俺は急いで教室を出た。

⏰:09/02/01 20:02 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#21 [ちか]
学校をあとにして、俺は電車に駆け込んだ。



いくつかの駅を通りすぎ、降りたのはここらで一番治安が悪く、しかし大金持ちが毎日大量に集まる歓楽街の近く。



俺はそそくさと一つのバーに入った。

⏰:09/02/01 22:35 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#22 [ちか]
「おー、冥。そろそろ開店だ。早く着替えてきな。」


「ういっす」


店長に促されて俺は二階に上がった。

⏰:09/02/01 22:45 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#23 [ちか]
俺はここにバイトとして雇ってもらってる。

もちろん俺みたいな未成年が働いていい処(トコロ)じゃない。



だけど2年前両親を事故で亡くした俺は他に身寄りもなく、1人で生活していくにはどうしても稼がなきゃいけなかった。



ここの店長さんはそんな俺の身の上を知って、快く雇ってくれた恩人ってとこ。

⏰:09/02/01 22:50 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#24 [ちか]
白いシャツに腕を通し、
黒のパンツにエプロンを締めて制服の出来上がり。



バーだけに制服も結構かっこよくて気に入ってる。





さ、仕事、仕事。

⏰:09/02/01 23:04 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#25 [ちか]
開店しても忙しくなるのはもっと遅くになってから。




それまでは店長達と話したり、下準備をしたり。



_

⏰:09/02/01 23:11 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#26 [ちか]
時間は午前0時を越えたところ。


店も混みだしてきて、閉店なんてまだまだだけどあと一時間で俺の仕事は終わり



「店長ー、空き瓶裏に出してきますね。」

「おー。」


俺は「よいしょっ」と空き瓶の詰まったケース3つを持ち上げて裏口に出た。

⏰:09/02/01 23:28 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#27 [ちか]
ガチャ..


今日はえらく静まりかえっている。
路地裏とは言え、いつもはもっと・・



とは、思いつつも深くは考えずケースを積みあげた。



「兄ちゃん何してんのー?」

⏰:09/02/01 23:31 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#28 [ちか]
「はい?」


振り返るとそこには強面のいかついお二人さん。


(やっべー・・)


「あんた可愛い顔してんなー。俺らの相手しろよ。」



や、無理無理無理無理!!

⏰:09/02/01 23:35 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#29 [ちか]
「・・勤務中なんで。」


「あ?なに断る気?
この腕折れてもいーの?」

グイッ


1人の男が俺の腕を強く掴んだ。



(こわっ;;)

「は、離してくださ・・


_

⏰:09/02/01 23:41 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#30 [ちか]
「何してるの?」








漆黒の天(ソラ)に散りばめられた星の下、現れたのは
1人の男。



_

⏰:09/02/01 23:44 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#31 [ちか]
「あ゙?!なんだテメエ!!」


「怖い人達だね。
僕はこう言う処はやっぱり慣れないなあ。」



漆黒の髪を靡(ナビ)かせて
男は言う。

⏰:09/02/01 23:48 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#32 [ひば]
頑張って〜(´∀`

おもしろいです・ω・

⏰:09/02/01 23:48 📱:SH905i 🆔:209X9Hfk


#33 [ちか]
「なにブツブツ言ってんだよ!!!
テメエも殴られてえか?!」


「物騒なこと言うね。
・・・けど、下手に僕に触れると、骨・・折れるよ?」





怪しく笑うそれは言う。

⏰:09/02/01 23:53 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#34 [ちか]
>>32
└→ひばさま*

ありがとうございます!!
そう言ってもらえて嬉しいです><

⏰:09/02/01 23:55 📱:P906i 🆔:4lMj49Xc


#35 [ちか]
「はぁ?!テメエなめてんじゃねーぞコラァ!!!」


そう言って俺の腕を掴んでいた男は黒髪の男に殴りかかった。




バキッ..

「ゔああぁぁぁぁ゙!!!」


なんとも言えない鈍く痛々しい音と共に、強面の男が叫んだ。

⏰:09/02/02 00:29 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


#36 [ちか]
「だから言ったでしょ・・?折れるって。」


もう1人は青ざめて走り去っていった。



(コイツ、何者・・・?)



俺は目の前で起こった事が上手く理解出来なくて、ただ立ち尽くした。

⏰:09/02/02 00:33 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


#37 [ちか]
「君、大丈夫?」


方針状態の俺に問いかける



「・・・え、あ、はい!」


「そう。良かった。」


真っ暗の路地裏を月光が照らし、そいつをうつした。

⏰:09/02/02 00:38 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


#38 [ちか]
あれ・・?
この人の顔どっかで・・――



「・・君、確か日下冥君だよね?」


「え、なんで俺のこと・・?」


「そりゃ生徒会長は全校生徒の顔と名前くらい覚えなきゃ務まらないでしょ?」


生徒・・会長・・?

⏰:09/02/02 00:45 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


#39 [ちか]
「恭弥様!!こちらにいらしたんですか!!
急に居なくなられては困ります!!」


恭弥さま?

恭・・――


「あぁ、ごめんね。
で、商談の方はどうなったの?」


「向こう側が5億で成立させてくれと・・」

「駄目だよ。
10出せないなら、この話は無かった事にしてと伝えて。」

「はい。」


5億?!
10?!

⏰:09/02/02 00:56 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


#40 [ちか]
なんなんだ、コイツら!!
金のケタが・・



「ところで君、」

「..あ、はい」

「こんな処でこんな時間に何してるの?」

「あ、えっと..その..」

「冥ー!
早く戻ってこーい」


言葉に詰まっていると、
店の中から店長の声がした

⏰:09/02/02 08:34 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


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