漆黒の夜に君と。[BL]
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#166 [ちか]
その甘さと気持ちよさに、俺は心を奪われる。
もっと、
もっと、と求めてしまう。
恭弥はそんな俺を解っていて、わざとあっさり唇を離した。
:09/02/07 16:35 :P906i :HBpMrMsU
#167 [ちか]
クチュッと音を鳴らして唇を離すと、恭弥は自分の唇を舐めた。
その顔も仕草も色っぽくて、目を奪われてしまう。
あっさりと離された俺は物足りなくて、ほのかに残った熱と感触を確かめるように指で唇をなぞった。
:09/02/07 16:43 :P906i :HBpMrMsU
#168 [ちか]
「クスッ‥もっとしてほしかった?」
恭弥はそう言って意地悪く笑う。
その質問があまりにも確信をはっきりと突いていて、俺は顔を赤らめた。
:09/02/07 17:30 :P906i :HBpMrMsU
#169 [ちか]
「う‥るさい‥っ//」
弱々しく言い返す俺。
本当はもっとしてほしい。
もっと触れてほしい。
だけど、そんな事言えない。
それを口にしてしまったら、恥ずかしくてコイツを睨めそうにもないから。
:09/02/07 17:38 :P906i :HBpMrMsU
#170 [ちか]
「クスッ、素直じゃないんだから。」
見透かしたようにそう言うと、また唇を塞いだ。
「ッ・・ハァ‥ンッ!!・・ぅっ‥///」
さっきよりもさらに濃くて、優しいキス。
離れたくなくなるほどに。
:09/02/07 17:50 :P906i :HBpMrMsU
#171 [ちか]
その気持ちよさに、俺の目はだんだんとまどろんでいく。
「クスッ・・冥、可愛い。」
「‥―!!あ‥ッ・・ん///」
甘く囁かれて突然耳を甘噛みされた俺は熱っぽい声をあげた。
:09/02/07 18:11 :P906i :HBpMrMsU
#172 [ちか]
「耳、感じるの‥?」
恭弥は俺のツボを知っているかのように、甘く低い声で囁く。
「・・ッハァ‥からかうな‥ぁッ!!!///」
途切れ途切れに言い返しながら肩で息をする俺を見て、恭弥は満足げに微笑んだ。
:09/02/07 18:17 :P906i :HBpMrMsU
#173 [ちか]
耳から首筋へ、首筋から鎖骨へと舌を這わされて、俺はその快楽によって出そうになる声を噛み殺す。
その唇に、
その舌に、
その指に感じていることを知られたくなかった。
俺の小さなプライドがそれを許さなかった。
:09/02/07 20:17 :P906i :HBpMrMsU
#174 [ちか]
「なんで我慢するの?」
恭弥は舌を這わしながらも、その合間に俺の微妙な行動を察して、的確な問いを投げかける。
まるで、お前の頭の中なんてお見通しだ、と言うような余裕の笑みで俺を見つめる。
俺はそれが悔しくて、今にも出そうな声を必死に飲み込んだ。
:09/02/07 20:28 :P906i :HBpMrMsU
#175 [ちか]
「へえ‥―
冥は頑固だね。
でも・・いつまで我慢出来るかなあ?」
その瞬間、恭弥は今まで見せたことのないような表情(カオ)をした。
俺はそれに思わず気をとられて、
「‥―ッ!!!!?///んぁ‥ハァッ!!//」
恭弥に隙を与えてしまった。
恭弥その一瞬を逃さず、ズボン越しから俺のモノを鷲掴みにした。
:09/02/07 20:49 :P906i :HBpMrMsU
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