漆黒の夜に君と。[BL]
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#250 [ちか]
「恭弥様、そろそろお時間でございます。」


「あ、そう。
じゃ、冥行こっか。」


「う、うん..」


次からコイツに流されない事を心に固く決心して俺はその場をあとにした。

⏰:09/02/11 22:34 📱:P906i 🆔:D4KC0L06


#251 [ちか]
車に乗り込んで数十分。


学校まであと少しのところで俺は車を停めてもらった。


「冥?どうかした?」

俺を不思議そうに見つめる恭弥。

「や、あの…歩きたいなって。あははは‥」


本当は昨日みたいな質問攻めをされたくないだけ。

⏰:09/02/12 19:25 📱:P906i 🆔:XFHqvW0U


#252 [ちか]
「ふうん…、じゃあ僕も降りようかな。」

「なっ、なんで?!?!」

「なんでって言われても。
冥居なきゃつまんないしね。」

いや、あんたも降りたら結局昨日一緒なんだよ!!


「なにか問題でも?」

「い、いや…。」

言葉の中の微妙な威圧感に俺は拒否出来なかった。

⏰:09/02/12 19:36 📱:P906i 🆔:XFHqvW0U


#253 [ちか]
>>252訂正
結局昨日一緒なんだよ
└→×
結局昨日と一緒なんだよ
└→○
すみません><

⏰:09/02/12 19:39 📱:P906i 🆔:XFHqvW0U


#254 [ちか]
教室に入ると、昨日に巻き戻ったようだった。


恭弥が歩いて登校してきた事がかなり珍しかったらしい。



つーかそんなん本人に聞けっつーの!!!!!
なんで俺が2日連続で朝っぱらからしち面倒くさい目に遭わなきゃいけないんだよ…。

⏰:09/02/12 19:47 📱:P906i 🆔:XFHqvW0U


#255 [ちか]
「おはよー透ー。」

朝からもみくちゃにされながらクタクタな声で透に話しかけた。

「おー。今日も仲良く登校ですか。」

茶化すように言う透。

「仲良くってワケでもねーよ…」

 

⏰:09/02/13 18:32 📱:P906i 🆔:z7IuJ69c


#256 [ちか]
「どうだか。(笑)
てかお前が遅刻せずに朝礼参加とか初めてじゃん。」

「朝礼?」

「お前、木曜(今日)は朝礼の日だろーが。」

「…そーだっけ?」


朝礼なんてまともに参加した事のない俺が、そんな事覚えてるわけない。

そんな俺を透は「お前らしいわ。」と呟いて笑った。

⏰:09/02/13 18:40 📱:P906i 🆔:z7IuJ69c


#257 [ちか]
暫くしてチャイムが鳴り、俺達はゾロゾロと体育館に向かった。



体育館に着くと、透と別れ自分の定位置についた。


長ったらしい朝礼が始まるのかと思うと憂鬱で仕方ない。

俺は一度大きく欠伸(アクビ)をした。

⏰:09/02/14 18:34 📱:P906i 🆔:XA.ZP7xg


#258 [ちか]
が、そんな眠気も憂鬱も次の瞬間一気に吹っ飛んでしまった。


「みなさん、おはようございます。」


そんな聞き覚えのある声がマイクを通して館内に響く。

それに伴って体育館中も少しざわめき始めた。

前に立っているのは紛れもなくアイツ。

⏰:09/02/14 18:42 📱:P906i 🆔:XA.ZP7xg


#259 [ちか]
そー言えば、アイツ生徒会長だっけ…。


ピシッと制服に身を包み、なんとも言えないオーラを放つ恭弥。



俺はどうもコイツの学校と普段のギャップに馴染むことが出来なくて、まじまじとソイツを見ていた。

⏰:09/02/15 10:57 📱:P906i 🆔:AvBQeG76


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