漆黒の夜に君と。[BL]
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#53 [ちか]
「で、交換条件の件なんだけど、学校には言わないあげる。」


「本当ですか?!
ありがとうござ・・「その代わり、」


俺の言葉を遮って、恭弥は話を続けた。

⏰:09/02/02 18:10 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


#54 [ちか]
「その代わり・・??」

「君にはあの店を辞めてもらうよ。」

「え、それだけじゃ生活出来な・・「それは大丈夫。」

や、大丈夫じゃないんだよっ!!





「君には今日から家に住んでもらうから。」

⏰:09/02/02 18:17 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


#55 [ちか]
「家(ウチ)って、どこの・・」


「僕の家に決まってるじゃない。」

そう言って余裕の笑みを浮かべる恭弥。




「えぇえぇ?!?!?!」


俺の思考は停止。
だって意味分かんないし!!

⏰:09/02/02 18:21 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


#56 [ちか]
「もちろん生活面も全てこっちがみるよ。
それなら問題ないでしょ?」


問題ないって・・
あんたの考え方に問題あるだろっ!!!


「そんな急に・・―」

「じゃあ、退学でもいいの?」

⏰:09/02/02 18:25 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


#57 [ちか]
「それは無理っっ!!!」


俺は慌てて応えた。


恭弥はそんな俺を見てにっこり微笑むと、
「じゃあ、決まりだね。」
と半強制的に交換条件を成立させた。

⏰:09/02/02 18:29 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


#58 [ちか]
(まじで俺、これからこの人の家に住むのか?!)


全く予想もしてなかった展開に、頭が上手くついていかない。



考えれば考える程、混乱する。

⏰:09/02/02 18:36 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


#59 [ちか]
「じゃ、これからよろしくね。..チュ。」



思考は完全に停止。

分かるのは俺の唇とコイツの唇が重なっていると言うこと。



そう、重なって・・、

⏰:09/02/02 18:39 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


#60 [ちか]
「℃☆¥$※%#!!‥―」


「あれ?」


俺はそのまま気絶した。



「・・可愛い。」


囁くように言う恭弥。

⏰:09/02/02 18:41 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


#61 [ちか]
「しかし、恭弥様もどうして小芝居など・・」

黒いスーツの・・、いや恭弥の執事の松山が言った。

「え?」

「恭弥様が有名とは言え、日下様は気づいてらっしゃいませんでした。
どうしてわざわざ生徒会長の身を明かし、交換条件など・・・――」


松山は疑問の表情で恭弥を見た。

⏰:09/02/02 18:49 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


#62 [ちか]
「やっぱり松山にはバレてたかあ。」

そう言って笑う恭弥。


「何年恭弥様の執事をやってると御思いですか?」

松山は自慢げな表情で言った。


「・・そうだね。
だって欲しかったんだもの。」

恭弥屈託のない笑顔で言った。

⏰:09/02/02 18:53 📱:P906i 🆔:XnrBx5q.


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