漆黒の夜に君と。[BL]
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#687 [ちか]
きっとこれが、
嫉妬ってヤツなんだろうな。

「恭弥?どうかした?」

「ん、いやなんでもないよ。」

まさか自分が誰かにこんな感情を抱く日が来るなんて思ってもなかったから、今の自分が少し微笑ましかった。

目の前には不思議そうな顔で僕を覗きこむ愛しい人。

そして、止めどなく溢れてくる欲望。

⏰:09/03/17 18:46 📱:P906i 🆔:7cJZ1/ng


#688 [ちか]
こんな感情が初めてなだけに、止め方も他へのやり方も僕には解らなかった。



‥‥‥‥今は、思いのまま動いてみようか。




僕なりに。

⏰:09/03/17 18:50 📱:P906i 🆔:7cJZ1/ng


#689 [ちか]
「ねえ、冥。」

プリントと睨み合う横顔を見つめながら愛しいその名前を呼ぶ。

「なに?」

声はそう言ってるけど、紙切れとの睨み合いは続き、一向に僕に目線を寄越そうとはしない。



しかし、そうされると余計にこっちを見させたくなるもの。

⏰:09/03/17 21:30 📱:P906i 🆔:7cJZ1/ng


#690 [ちか]
「僕、思うんだけど、」

「なに‥おわっ?!?!」

男にしては偉く細い肩を乱暴に引き寄せみた。

そのまま無理矢理こっちへ向かせて顎を軽く掴み、顔を寄せる。

「きょっ、きょおや?!///」

みるみるうちに赤くなっていく顔。
上擦る声。

すべてが愛しくてたまらない。

⏰:09/03/17 21:52 📱:P906i 🆔:7cJZ1/ng


#691 [ちか]
「冥はこう言う勉強より」

「んっ…ふ‥ぁ///」


冥の全てを僕のものに。


「こっちの勉強の方が向いてるんじゃない?」


僕だけのものに。

⏰:09/03/17 22:03 📱:P906i 🆔:7cJZ1/ng


#692 [ちか]
― 冥side.―

いきなり首筋に唇を落とされて、そのなんとも言えない感覚といきなりの事に頭がパニックになった。

「こっちの勉強の方が向いてるんじゃない?」

なに言ってんの‥?

「あ…っんふ‥ぁっ///」

唐突に重ねられた熱いものが俺の神経を奪っていく。

⏰:09/03/17 22:15 📱:P906i 🆔:7cJZ1/ng


#693 [ちか]
優しいけど、いつもよりどこか乱暴な口づけ。

「んンっ//ふ‥ぅ//」

そんな口づけにも感じてしまう俺はやっぱり淫らなのかも知れない…。

離された唇から糸が引いていて、それがどれだけ濃厚だったのか伺えた。

⏰:09/03/17 23:19 📱:P906i 🆔:7cJZ1/ng


#694 [ちか]
引き寄せられた拍子に、
俺は恭弥を押し倒し覆い被さるような体勢になった。

がっちりと服を掴まれているせいで、動こうにも動けない。

「下から見るのも悪くないね。」

そう言って怪しく微笑む恭弥。

「なっ何言ってんの!!//」

甘い声が耳を犯す。

⏰:09/03/17 23:28 📱:P906i 🆔:7cJZ1/ng


#695 [ちか]
「ちょ‥っまだプリント残って…るからっ///」

「頭で覚えるより身体で覚えた方が早いよきっと。」

「な‥に言って…あっ//」


もがけばもがくほど、
服ははだけていく。

徐々に露になる胸元に、
恭弥が喋る度に吐息がかかって声が出てしまう。

⏰:09/03/18 00:00 📱:P906i 🆔:.uF.NUH2


#696 [ちか]
「どうしたの?」

俺の反応を愉しむようにわざと近くに寄って話す恭弥。

「んッ…///しゃ‥べんない‥でっ!!!//」

「クスッ、なんで?」

なんでって‥‥―――

言うか言うまいか悩んでいると、シャツ越しから急に突起を甘噛みされた

「はぁッん…っ//やめ…っ//」

快感に背筋がゾクゾクして下が疼く。

⏰:09/03/18 00:09 📱:P906i 🆔:.uF.NUH2


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