漆黒の夜に君と。[BL]
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#701 [ちか]
>>698―恭弥side.―
さっきまで真っ赤にしていた顔が急ににっこりと微笑むもんだから、僕はどうしたのかと一瞬舌の動きを止めた。
何か企んでる‥‥?
「め‥いッ?!」
名前を呼ぼうとしたその時、突然舌を絡められた
慣れてないのが伝わってくるほどにぎこちないけど、僕にとってはそれすらも愛しかった。
:09/03/18 14:00 :P906i :.uF.NUH2
#702 [ちか]
きっと冥は僕が笑ってるのが気に入らないんだろうな。
僕の余裕を消したいんだろう。
唇はぎこちなく首筋を這っていく。
気持ち良いような、くすぐったいような感覚に笑ってしまいそうになるけど、今はそれを我慢した。
愛しい人のために。
:09/03/18 14:08 :P906i :.uF.NUH2
#703 [ちか]
―冥side.―
ディープキスって難しい‥
いつも恭弥は俺を簡単に気持ち良くさせるから、こんなに難しいと思わなかった。
ちゃんと出来てるかな??//
唇をだんだん下に落としてゆき、首筋を這った
軽く吸ってみたり、
舌の先でなぞったりと工夫を凝らしてみる。
「ねぇ、恭弥‥
きっ、気持ち良い?//」
徐々に恭弥の余裕な笑顔は消えていくけど、不安が消えない俺は呟くように聞いた。
:09/03/18 14:39 :P906i :.uF.NUH2
#704 [ちか]
「う‥ん、気持ち良いよ。」
途切れる言葉が嬉しかった。
正直、あの余裕のある表情を無くしてやりたい気持ちもあったけど、今はそんな気持ちより、いつも俺ばっかり気持ち良くしてもらってるからそのお返しのつもりだった。
だから、こうやって俺に感じてくれてる事がすごく嬉しかった。
:09/03/18 14:45 :P906i :.uF.NUH2
#705 [ちか]
もっと気持ち良くしてあげたい。
俺がいつもしてもらってるみたいに。
そう思った俺は右手をおもむろに恭弥の服の中に滑り込ませた。
「‥‥っ///」
恭弥はほとんど声を出さないけど、ふいに指が突起をかすめた時、恭弥の身体がピクリと反応した。
:09/03/18 14:50 :P906i :.uF.NUH2
#706 [ちか]
ここがいいのかな‥?
もう一度指をかすめてみる。
恭弥の身体は力が抜けていくようだった。
そっか、ここが気持ちいいんだ。
もっと、
もっと触れてみよう。
そうしてさらに手を深く入れた。
その時‥‥――――
ガチャ..
:09/03/18 15:34 :P906i :.uF.NUH2
#707 [ちか]
ガチャ‥?
なんの音‥‥――?
俺は音のする方へ顔を向けた。
「いっ…」
い?
恭弥の声じゃない。
もちろん俺の声でも。
俺の角度から見えたのは白い足だった。
え?‥‥白い‥足‥―?
まさか‥‥―――っ!!!!
:09/03/18 15:41 :P906i :.uF.NUH2
#708 [ちか]
気づいた時にはもう既に遅かった。
見上げるとそこに立っていたのは‥‥、
「「か‥ぐら…」さん…?」
恭弥と声が重なった。
「いッ…いぃいやあぁああッ!!!!!!!」
見 ら れ た ・ ・ ・ ・ 。
:09/03/18 15:46 :P906i :.uF.NUH2
#709 [ちか]
響き渡る神楽さんの悲鳴
鼓動が瞬時に速くなった
頭が真っ白になって、
声すらも出なかった‥‥
このあと、俺の部屋は神楽さんの手によって半壊状態になった事は言うまでもないだろう。
そんな事より今は‥‥‥
「め、め、め、冥さんは…そ、その‥――」
この状況をどうにかしなきゃ、その事で頭がいっぱいだった。
:09/03/18 21:33 :P906i :.uF.NUH2
#710 [ちか]
どうやら神楽さんはパニックになっても力をコントロール出来なくなるようだ。
半壊と言う形でおさまった部屋に座りこむ俺と恭弥と神楽さん。
これぞまさに修羅場だ…
手が震える。
どうしよう…どうしよう
:09/03/18 21:52 :P906i :.uF.NUH2
#711 [ちか]
まさか恭弥とあんなことをするなんて思ってなかったもんだから、ドアに鍵をかけることをすっかり忘れていた。
今更ながら、後悔の気持ちでいっぱいだ…
俯きながらチラリと横目で恭弥を見ると、事の発端とも言える当の本人はすました顔で神楽さんを見ていた。
「た、た、確かに恭くんは凄く素敵な方だと、お、思います…。ですがっ…その‥冥さんは細身ですし可愛いらしいお顔ですが…お、男の子でして……、」
:09/03/18 22:47 :P906i :.uF.NUH2
#712 [ちか]
神楽さんの肩が小刻みに震えてる。
そりゃ、自分の好きな人が押し倒されてて、ましてやその相手が男だったら、震えたくもなるよな…
返す言葉が無かった。
手に汗がじんわりと滲んでいく。
「おッ、男の子同士が…っその‥ああ言った行為をなさるのは‥‥その‥」
いっその事、この場から消えたいとさえ思った。
:09/03/18 22:58 :P906i :.uF.NUH2
#713 [ちか]
そんな中、
この気まずい空気を裂くような通った声が隣で響いた
「神楽。」
たった二文字の言葉だけど、俺も神楽さんもその声に身体をビクリと跳ねさせた。
:09/03/18 23:09 :P906i :.uF.NUH2
#714 [ちか]
「は、はい…?」
神楽さんが細い声で返事をする。
それと同時に鼓動が一気に速さを増していくのが分かった。
これは、どうしようもなく沸き上がる不安。…―
:09/03/19 00:27 :P906i :mlPc9IaA
#715 [ちか]
ねぇ恭弥。
その次はどんな言葉が用意されてる…?
:09/03/19 00:33 :P906i :mlPc9IaA
#716 [ちか]
用意されているのは、
俺を守るフォローの言葉か、
神楽さんとの関係を守る言葉か。
解ってる。
俺はこの1、2ヶ月の間に出逢った仲で、神楽さんは昔からの幼馴染みだと言うことくらい。
…用意された答えは、
どう考えても後者だろう
:09/03/19 00:40 :P906i :mlPc9IaA
#717 [ちか]
「僕は、」
言わないで。
それが例え、神楽さんを落ち着かせる為のその場凌ぎの言葉だとしても、聞きたくないよ…
気持ちを否定されるのが、怖い。
その一瞬でも、例え嘘でも、胸が張り裂けそうになる。
俺は恭弥の声を拒否するように俯き、小さく震えた。
:09/03/19 11:50 :P906i :mlPc9IaA
#718 [ちか]
:09/03/19 17:42 :P906i :mlPc9IaA
#719 [ちか]
確かに俺の耳にはそう聞こえた。
幻聴だろうか…?
いや、違う。
だって‥‥――――
肩を引き寄せられ、俺の身体は左に傾く。
俺の肩を抱くその手は、
確かに恭弥のものだった
:09/03/19 17:49 :P906i :mlPc9IaA
#720 [ちか]
「恭‥弥‥‥――?」
今にも泣きそうだった顔で恭弥を見上げると、恭弥は特に顔色を変えることもなく、堂々と神楽さんを見つめていた。
「なっ、恭‥くん‥?あの、そう言う御冗談は…」
「冗談でこんな事言わないよ。僕は本気。」
そう言うと、俺を見て優しく微笑んだ。
「僕の大切な人だよ、冥は。」
:09/03/19 17:59 :P906i :mlPc9IaA
#721 [ちか]
大切 な 人 …―――
いつの間にか自然と体の震えは止まっていた。
抱かれている肩から恭弥の温もりが伝わってくる
なんて落ち着くんだろう
が、そのすぐ後から急に照れが込み上がってきて顔が赤くなっていくのを感じた。
:09/03/19 18:53 :P906i :mlPc9IaA
#722 [ちか]
「はっ離せ‥よ!//」
「やだ。」
そう言って満面の笑みを浮かべる。
やばい‥今一瞬クラッときた‥///
「ほ、ほ、本気…」
大きな瞳をさらに大きくして恭弥の言葉を繰り返す神楽さん。
そのか細い声に神楽さんの存在を思い出した俺はその声の先に慌てて目をやった。
:09/03/19 21:18 :P906i :mlPc9IaA
#723 [ちか]
相当なショックを受けてるらしい。
そりゃそうだろうな…
肩はさらに震えていた。
「きょ…う…くん…が‥ほ‥んき‥‥―――」
「か、神楽さん?!?!」
神楽さんはそのまま後ろに倒れこんでしまった。
:09/03/19 21:23 :P906i :mlPc9IaA
#724 [ちか]
「神楽さん?!神楽さん?!」
揺すっても起きない。
「暴れるの通り越して気絶しちゃったみたいだね。」
物珍しそうな目で神楽さんの顔を除きこむ恭弥。
「俺のせいだ…。」
俺のせいでこんなにショック受けて‥
:09/03/19 22:08 :P906i :mlPc9IaA
#725 [ちか]
:09/03/19 22:10 :P906i :mlPc9IaA
#726 [ちか]
「冥は責任感じすぎ。」
恭弥はそう言って眉間にシワを寄せていた。
「だ、だって‥‥」
って言うか、お前もちょっとは責任感じろよ!!!!
「別に僕達悪いことしてないんだから。そんなに1人で責任感じなくていいんだよ?」
至って平然とした顔で言ってのける恭弥。
:09/03/19 22:46 :P906i :mlPc9IaA
#727 [ちか]
そう言われて気持ちが軽くなった反面、あまりに堂々すぎるその態度に苛立ちも感じた。
でも、そうだよな‥
別に悪いことはしてないはず‥
嘘なんかついたって、いつかまた今日みたいにバレてしまう日が来るんだから、これで良かったんだよな…。
:09/03/19 22:48 :P906i :mlPc9IaA
#728 [ちか]
そのあと、俺と恭弥は気を失っている神楽さんを別の部屋に運んだ。
「じゃ、俺部屋戻るから。おやす…みぃ?!?!」
声が上擦ったのは恭弥に腕を強く引っ張られたから。
「あんな部屋(半壊状態)で寝れないでしょ。
僕の部屋おいで。」
:09/03/19 22:53 :P906i :mlPc9IaA
#729 [ちか]
そう言えばそうだった…
恭弥、こう言うところ優しいよな。
「ありが…、」
礼を言おうと振り返ったその時。
「さっきの続きしたいしね」
囁かれる甘く低い声。
「っな…!!///」
向けられる意地悪な笑顔
さっきの言葉は、やっぱり前言撤回!!!!
:09/03/19 23:01 :P906i :mlPc9IaA
#730 [ちか]
「まっまだプリント残ってるし!!!!///」
「明日の放課後までに僕がやっといてあげる。」
それはラッキー!
って違ーう!!(1人ツッコミ)
「や、でもっ!!
自分の力でやらなきゃ…」
「冥に拒否権はありません。」
そうやって妖艶な笑みを向けられたら最後。
この後、俺がどうなったかはご想像にお任せします‥///
:09/03/20 11:53 :P906i :ZLvEnrdE
#731 [ちか]
翌朝、目が覚めると目の前には恭弥の顔。
「★!?#@%$?!//」
「あ、今起こそうと思ったんだけど、」
心なしか恭弥の顔に『つまんない』と書いてあるように見えた。
俺は咄嗟に上体を起こした。
どうやって起こすつもりだったんだか知らないけど、顔近すぎっ!!!///
:09/03/20 12:13 :P906i :ZLvEnrdE
#732 [ちか]
「冥、顔真っ赤だよ?」
「き、気のせい気のせい!!///俺シャワー浴びてくるっ!!」
益々赤みを増す顔を適当に隠しながらバスルームに逃げ込んだ。
朝から心臓に悪いっつーの‥‥。
:09/03/20 21:53 :P906i :ZLvEnrdE
#733 [ちか]
それから着替えたあと、朝食を食べに1階に降りたけど神楽さんは一度も姿を見せなかった。
そして今、いつもの車に乗り込んで学校に向かってる。
「てかさぁ、…言っちゃってよかったの?」
「ん?何を?」
「か、神楽さんに‥俺達のこと。」
:09/03/20 21:59 :P906i :ZLvEnrdE
#734 [ちか]
小さくそう呟くと、恭弥は「あぁ。」と短く声を漏らした。
今思い出したかのように
「あぁ、って‥‥。
恭弥ってホントにマイペースだよなぁ。」
「そう?
まぁ、でも神楽なら大丈夫だよ。」
偉く余裕な態度。
どっからそんな自信湧いてくるんだ?
:09/03/20 22:07 :P906i :ZLvEnrdE
#735 [ちか]
「なんで?」
恭弥があまりに自信に満ち溢れた顔をしてるもんだから、俺は少し眉を寄せてそう聞いた。
すると、恭弥は俺の方を見て優しく微笑んでこう言った。
「神楽なら解ってくれるって信じてるからね。」
:09/03/20 22:24 :P906i :ZLvEnrdE
#736 [ちか]
恭弥のことだからまた、
「なんとなく。」とか、
「大丈夫そうだし。」とか
そんな適当なことを言うんだろうと思っていた俺は、予想外の答えに言葉を無くした。
その瞳は、本当にあの人を信じきっていて、これが幼馴染みの絆なのかな、なんて納得してしまった自分が居た。
:09/03/20 22:48 :P906i :ZLvEnrdE
#737 [ちか]
そのあと恭弥は
「あと、言っておいた方がそろそろ神楽も僕のこと諦めてくれるかなと思って。」
と付け足したから、ちょっと感動は薄れたけど。
まぁ、それも恭弥らしいよな。
:09/03/20 22:55 :P906i :ZLvEnrdE
#738 [ちか]
学校に着いて俺達はそれぞれの教室へと別れた。
何一つ変わらないいつもの教室。
いつもの友達。
私生活だいぶ変わった分、一番気を抜ける場所ってここなのかもな。
:09/03/21 13:44 :P906i :Meagy3sM
#739 [ちか]
そんなことをぼんやりと考えながら平和な1日が終わり、放課後になった
つまり、今からまた高橋先生の居残り。
あ、プリントはちゃんと自分でやったよ?
透に教えてもらいながらだけど。
1人ぽつんと座っていると、暫くして先生が入ってきた。
:09/03/21 22:06 :P906i :Meagy3sM
#740 [ちか]
「遅れて悪いな。」
そう言って先生は俺の前にイスを持ってくるとガタンと音をたてて座った。
「先生、俺このプリント全部解いたんですよ?この俺が。」
机の上の紙の束をぽんぽんと叩きながら得意気に話す俺。
「おっ、頑張ったな。
まぁ蓮見にでも見てもらったんだろうけど。」
全部お見通しってワケか
「…先生、一言多い。」
先生はその一言で俺の得意気な顔を一瞬にして曇らせた。
:09/03/22 14:25 :P906i :DXTf0Jxg
#741 [ちか]
俺の拗ねた態度を見て先生は、ははっと笑うと、プリントを自分の方に向けて目を通しだした。
「けっこう合ってるな。」
「ほんとに?さすが俺!」
「さすが蓮見じゃな「先生、うるさいですよー?」
なんだよ、蓮見蓮見って
俺だってちょっとは頑張ったっつーの。
:09/03/22 18:00 :P906i :DXTf0Jxg
#742 [ちか]
先生がプリントに目を通してる間、俺はそれを頬杖をつきながら見つめた。
地毛だか染めてんだか知らないけど焦げ茶色の短髪に、切れ長な目。
筋の通った高い鼻に薄い口の、高橋先生はいわゆるイケメン。
こりゃ女子から人気にもなるわな。
モテるの自覚してるところが恭弥に似てるかも。
「‥‥先生ってさ、彼女とか居るんですか?」
先生を見てるうちに、いつの間にかそんなことを口にしていた。
:09/03/22 18:07 :P906i :DXTf0Jxg
#743 [ちか]
案の定先生も突然の質問に驚いて目を丸くしていた。
「まさか男の生徒からそんな質問されると思ってなかったわ。」
そりゃそうだろうな。
先生の苦笑いに俺も苦笑いで返す。
「まぁ…居るけど。」
少し先生の頬が赤らんで見えた。
:09/03/22 18:49 :P906i :DXTf0Jxg
#744 [ちか]
「どんな人?どんな人?」
急かすように食いつく俺に、先生は暫く黙りこんだあと、
「かなり美人…。」
と言って、照れ隠しなのか片手で顔を隠した。
相当その彼女に惚れてるんだろうな、なんて思わせるほどに真っ赤な顔が微笑ましくて、ついニヤついてしまった。
:09/03/22 19:13 :P906i :DXTf0Jxg
#745 [ちか]
「へえ〜!中身は??」
赤くなる先生を面白がってさらに質問を続ける俺
「んー、俺なんかより全然頭良くて大人で…、」
先生より頭の良い美人な大人かー。
へえー。ふーん。
「って!!そんなこと聞いてる暇あったら単語覚えろっつってんだろーが!!」
「い゙たっ!!んな分厚いのんで普通頭叩く?!?!」
「黙って覚えろっつの。」
…やっぱこの人鬼だ。
:09/03/22 21:18 :P906i :DXTf0Jxg
#746 [ちか]
覚えろって言っても…
じんじんと痛む頭を擦りながらふいに窓の外へ目をやった。
梅雨時には珍しい快晴。
校門の方に目をやった時、ふと神楽さんのことを思い出した。
神楽さん、あの後大丈夫だったかな…?
:09/03/22 21:50 :P906i :DXTf0Jxg
#747 [ちか]
そこから、頭に浮かんでくるのは神楽さんと恭弥のことばかり。
昔からって言ってたけどいつからの仲なんだろ?
神楽さんは恭弥のどこを好きになったんだろ?
恭弥のこといつから好きだったんだろ…?
恭弥はなんであんな綺麗な人好きにならなかっ‥‥‥あ、破壊力のせいかな?
て言うか、
:09/03/22 21:55 :P906i :DXTf0Jxg
#748 [ちか]
:09/03/22 21:57 :P906i :DXTf0Jxg
#749 [ちか]
そう言えば、俺なんかのどこが良かったんだろう?
俺、バカだしガキだし、
顔だって童顔でカッコいいとは言えないし…
俺なんかよりカッコいい人も可愛い人もアイツの周りならいっぱい居るだろうし…家柄だって、俺、全然恭弥に相応しくないし…
あの夜、もし出逢ってなかったら恭弥は好きになってなかったのかな?
:09/03/22 22:20 :P906i :DXTf0Jxg
#750 [ちか]
そう考えた瞬間、胸の奥が苦しくなって無償に切なくなった。
今じゃこれが何故だかちゃんと解る。
だからこそ苦しいんだ。
いつか俺以外の人を見つけて、俺の手の届かないどこかに行ってしまいそうで。
「せんせー。」
「ん?」
呟きのように小さな声に、短い返事が返ってくる
その目は紙の束を見つめたまま。
:09/03/22 23:10 :P906i :DXTf0Jxg
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