漆黒の夜に君と。[BL]
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#843 [ちか]
>>841-842
└→我輩は匿名さま*

アンカありがとうございます♪おかげで見やすくなりました^^*
良かったら続きも読んでくださいね★

⏰:09/03/31 21:48 📱:P906i 🆔:otdL5Ofc


#844 [ちか]
>>839
―冥side.―

いつの間にかモニターに釘付けだった俺は、隣に居るこの時神楽さんが何を企んでいたかなんて知る由もなかった。

一方の恭弥は襲ってくる相手を楽々倒していき、ついには58階目まで辿り着いた。

あと少しで恭弥が来てくれる。
恭弥に会える。
そう思うと、少し安心出来た。

そんな安心感に包まれていたその時。

⏰:09/03/31 21:57 📱:P906i 🆔:otdL5Ofc


#845 [ちか]
>>844訂正
隣に居るこの時神楽さんが×
隣に居る神楽さんがこの時○
すいません;;

⏰:09/03/31 21:58 📱:P906i 🆔:otdL5Ofc


#846 [ちか]
「このままでは‥‥―――仕方ありませんね。」

急にぼそりと呟いた神楽さん。
どうしたんだろうと顔を右に向けると、目がばっちりあってしまった。

………また嫌な予感が‥


「冥さん。」

「は、はい…?」

にっこりと微笑むその笑顔が今はちょっと怖い。
そんな笑顔にぎこちなく返事をする俺。

神楽さんは俺の返事を聞くとパチンと指を鳴らした。

⏰:09/03/31 22:29 📱:P906i 🆔:otdL5Ofc


#847 [ちか]
指を鳴らすと、すぐに襖が開いた。

「お呼びでしょうか。」

あ、さっきの人‥‥。

いつから居たんだ?

指を鳴らすだけで出てくるなんて漫画みたい‥

そんな事をぼんやり考えているうちに神楽さんはスーツの人と何かコソコソと話をしていた。

⏰:09/03/31 22:43 📱:P906i 🆔:otdL5Ofc


#848 [ちか]
そんな2人の姿を不思議そうに見つめていると、やがて神楽さんの視線が俺へと戻った
企んだ笑顔が俺の方静かに歩み寄ってくる。

「大人しくしていてくださいね。」

「は?!えっ、ちょっと…ッ!!」

神楽さんがそう言うとスーツ姿の人が俺をがっちりと掴んだ。

「それから‥これから先、一言でも喋ったら冥さんの負けですから、ね?」

口元に細い人差し指を当てる神楽さん。


…俺、どーなんの?!!?!

⏰:09/03/31 23:34 📱:P906i 🆔:otdL5Ofc


#849 [ちか]
―恭弥side.―

何処からこいつらは沸いて出てくるの?

と、言いたくなるほどの数。

僕の下で気を失っている大柄の男で何人目だっけ

とにかく鬱陶しい。
早く終わらせて僕は帰りたいんだよ。

「犯人見つけたらただじゃおかないから。」

そんな独り言を呟いてまたエレベーターに乗った。

⏰:09/04/01 13:20 📱:P906i 🆔:5FE0IVk.


#850 [ちか]
エレベーターの中から外を見ると、自分が今けっこうな高さに居ることが分かった。

そろそろ最上階に着いてもいい頃なのに。

そんなことを思っていると、小さくベルの音が鳴って扉が開いた。

その度に訳の分からない奴が飛びかかってくるもんだから、自然と身体が構えてしまう。

が、扉が完全に開いてもかかってくる奴は居なかった。

⏰:09/04/01 13:50 📱:P906i 🆔:5FE0IVk.


#851 [ちか]
警戒しながらエレベーターを降りてみる。

「‥‥‥‥?」

飛びかかってくる奴どころか、見渡す限り物もドアも何一つ無い。
今までに無い不思議な空間。

ゆっくりと進んでいくと、やがてこのビルの造りには似つかわしくない白い襖が見えてきた。

⏰:09/04/01 16:52 📱:P906i 🆔:5FE0IVk.


#852 [ちか]
不審に思いながらもその白い襖を開けてみる。


すると、目に飛び込んできたのは

「冥‥ッ、と神楽…?!」

手足を鎖で縛られた2人の姿だった。

2人の周りには体格が良く黒いスーツにサングラスと言う、いかにも首謀者であるような風貌の4人の男が立っている。

それにしても、
「どうして此処に神楽が?」

状況が飲み込めず、僕はそう呟いて男達と神楽を交互に見た。

⏰:09/04/01 21:37 📱:P906i 🆔:5FE0IVk.


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