漆黒の夜に君と。[BL]
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#85 [ちか]
「離・・せ・・ッ・・―嫌ぁッ..」


そんな俺の必死の訴えにも恭弥は、
「そう言う目が僕をそそるんだよ?」

と言いながら容赦なく俺を責め続ける。


首から胸へ。
胸からみぞおちへ。

舌はどんどん下へと降りていく。

⏰:09/02/03 18:33 📱:P906i 🆔:Z2RBanbU


#86 [ちか]
「こんなに腫らして・・」


恭弥はズボン越しから、
俺のモノをなぞった。

そしてそのままベルトへと手をかける。


「や・・っめろ・・―ッ」






コンコン.
「恭弥様、冥様、そろそろ学校のお時間が・・、」

⏰:09/02/03 18:39 📱:P906i 🆔:Z2RBanbU


#87 [ちか]
「‥‥今、行くよ。」

そう言って、恭弥は俺から離れた。


「あ、そうそう。
言い忘れてた事ってのは、制服の事でね。
新しいのがクローゼットに入ってるから着るといいよ。じゃ、下で待ってるね。」


バタン..




「た、助かったあ〜・・。」

⏰:09/02/03 21:24 📱:P906i 🆔:Z2RBanbU


#88 [ちか]
安堵の息が零れた。



「危なかったあ..。
ほんとアイツなに考えてんの・・」


俺ははだけた服を整えて、クローゼットから制服を取り出した。

新品の匂いが鼻を通る。
まさかあんな時間から、新品を取り寄せたのか?

「金持ちの考えは解んねえ・・」

そんな独り言を呟きながら、制服に腕を通した。

⏰:09/02/03 21:33 📱:P906i 🆔:Z2RBanbU


#89 [ちか]
シワ一つないパリパリの制服は着心地が悪くて、ちょっと違和感がある。


着替え終わり、鏡の前で乱れた髪をなおした。


「あれ?」


首筋に赤い斑点が一つ。
これは・・・―、キスマーク。

⏰:09/02/03 21:59 📱:P906i 🆔:Z2RBanbU


#90 [ちか]
「あんの野郎っっ!!!!」


怒りがピークに達した俺は勢いよく部屋を飛び出した。


いつの間につけたんだ?!


ドタドタと乱暴に階段を降りて、真っ先に恭弥のもとへ向かった。

⏰:09/02/03 22:03 📱:P906i 🆔:Z2RBanbU


#91 [ちか]
「はぁッ・・はぁッ・・はぁ!!」

「そんなに急がなくてもいいのに。」

恭弥の呑気な口調が余計に俺を苛立たせる。

「これっ!!!!なんだよ!!」


俺はシャツの襟を少し引っ張って、キスマークを指指した。

⏰:09/02/03 22:06 📱:P906i 🆔:Z2RBanbU


#92 [ちか]
「なにって・・キスマークがどうかした?」

「はぁぁ?!?!」


どうかした?!?!
普通どうかするだろーが!!

コイツ絶ッッ対おかしい!!


「怒るなって。知ってる?
すぐ怒るのってカルシウムが足りな・・「うるさいっ!!!!!!」

カルシウムじゃなくて、
お前のせいだ!!
オ・マ・エ・のっ!!!

⏰:09/02/03 22:12 📱:P906i 🆔:Z2RBanbU


#93 [ちか]
「落ち着きけよ。
時間がないから君の分の朝食は車の方で食べるようにしてもらったよ。」

「そんなのどーでもいいんだよっ!!」

「良くない。
生徒会長が遅刻なんてカッコ悪いでしょ?
早く行くよ。」


そう言って恭弥は俺を引っ張って玄関に向かった。

⏰:09/02/03 22:17 📱:P906i 🆔:Z2RBanbU


#94 [ちか]
「冥様、お鞄を。」

「ど、どーも..」

メイドに手渡された鞄も新品。中身も全部。ついでに靴まで。


「「行ってらっしゃいませ」」


両サイドにびっしりと並ぶ執事とメイドが声を揃えてそう言うと、さすがに迫力があった。

⏰:09/02/03 22:20 📱:P906i 🆔:Z2RBanbU


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