最期まで。

「友梨成長したな！」

「悠ちゃんこそ！」

「おい、悠！その子誰？」

ヤンキーみたいな人が
話しに入ってきた。

「幼なじみの友梨」

「初めまして…」

「友梨ちゃん可愛いな！」

「いやいや…」

正直こーゆータイプは苦手。

「おい、友梨困っとるし！」

「いや～こーゆー子好きなんよ！
何か清楚ってゆーか綺麗ってゆーか！」

「多分お前はそうでも
友梨は苦手だと思うぞｗ」

悠ちゃんが色々と
フォローしてくれながら
３人で話していた。

「悠！」

後ろから女の人の声。

「悠、その子誰？」

「あぁ、今年入ってきた
幼なじみの友梨。」

「早く帰ろ！」

女の人は悠ちゃんを引っ張って
階段をおりていった。

「あの人誰ですか？」

「あぁ、悠の彼女。」

胸がちょっと痛んだ。

悠ちゃん彼女いるんだ。

まぁ、格好良いし…ね。

悠ちゃんと再会して数ヶ月

中1の夏休み前だった。

悠ちゃんと前話しかけてきた
ヤンキーみたいな人が
教室に現れた。

「友梨ー」

「悠ちゃん。どした？」

「今日放課後暇？」

「暇っちゃ暇かな」

「じゃあ放課後教室居れよ！
遊びに行くけんな！」

「いや、悠ちゃん
彼女居るじゃん(笑)」

「アイツも来るし！」

「やだやだ気まずい！」

「だめ。強制！
翔(ヤンキー)もおるし。
まあ放課後迎えに来る！」

そう言って２人は
教室から出て行った。

放課後までずっと
モヤモヤしてた。

放課後

まだうちのクラスは
ＨＲ中なのに
３人が廊下にいた。

手を振ってくる悠ちゃん。
うちも手を振り替えしたら
うちの担任が廊下に出て
悠ちゃん達を追い払ってた。

ＨＲが終わって廊下に出ると
ちょうど教室から見えない位置に
３人が座っていた。

「終わったよー」

「遅い！行くぞ」

「どこ行くん？」

「俺んち～」

悠ちゃんちは学校の
すぐそばにあった。

悠ちゃんの新居は初めてで
なんか緊張した。

家に入ると誰もいなくて
そのまま悠ちゃんの
部屋に入った。