シンデレラになりたかった…

初めて投稿します。
p(^^)q
今までの私を、
全力で書きます。

※中傷とかは、
ご遠慮下さい。

私は、
恵まれた環境に育ち、
何不自由なく
生きてきました。

兄弟は、
兄、弟と三人。

男に混ざって成長したから、
幼い頃から、ずっと
男の子みたいだった。

遊びと言えば、
ゲーム、野球、サッカー、
缶蹴り、鬼ごっこ…

人形で女の子らしく
遊ぶなんてありえなかった。

髪の毛もベリーショート
くらい短くて、
まさに男の子だった。

周りにも、
『明日香は、本当に
男の子みたい』
って言われてた。

嫌だった訳じゃなく、
近所の子と遊ぶと、
同世代には、
男の子しかいなかったから
それが普通だった。

でも…
小学生になり、
いくら男の子みたいな
私にも好きな子が
出来た。

いつも一緒に遊ぶ
一つ上の結城君。
真っ黒に日焼けして、
野球が上手で、
身長も高くみんなの
ヒーローだった。

『明日香～学校終わったら
公園にﾀﾞｯｼｭな！
今日も野球やろ！』

『うんっ』

って感じで
毎日近所の公園で、
兄や弟も交ざり、
みんなで日が
暮れるまで遊んだ。

でも、四年生になった時、
状況が変わった。

いつもみたいに、
遊んでたら、
結城君に呼ばれた。

『どうしたの？』

結城君は、
微妙な顔をしていた。

『明日香さぁ…
キスって、
知ってる？』

はっ？(ﾟ.ﾟ)
↑多分私は、
こんな顔してた。

『俺、昨日父さんと
母さんがキスしてんの
見た。』

…………………

『明日香は、
俺の事好き？』

…………………

私は何も言わず
走って家に帰り、
部屋に入った。

心臓がうるさい。
顔が真っ赤で熱い。

しばらく
動けなかった。

。。。。。。。

『明日香～ご飯よ～。』
母親に呼ばれ、
テーブルに座った。

兄弟はもうすでに、
ご飯を食べはじめてた。

『明日香、お前何で今日途中で帰ったん？』
兄ちゃんに聞かれて、
体が固まった。

心臓がまたうるさかった。

『あっ！トイレ
行きたかったから、
帰ったんよ』

ってごまかした。

私は、どうして結城君が
あんな事を言ったのか、
分からなかった。

でも…好きとかの意味も
わかってなかった。

次の日、
教室移動で結城君と
すれ違った。

彼は、真っすぐ
私を見ていて…
私はまた逃げた。

すると、
追いかけてきて、
理科室でつかまった。

手をつかまれて
『逃げるな』
ってキスされた。

私のﾌｧｰｽﾄキスだった。

怖かった。
どうして？
何で？
嫌！！

私の知ってる
結城君じゃなかった。

ｶﾞﾀﾝ

『明日香さん、結城君…
何してるの？！』

先生に見られた。

それから、
親に連絡が行き、
私と結城君は、
遊んではいけない
約束を先生にも、
親にもされた。

私と彼はお互いが、
お互いを避けて
小学生活過ごした。

大好きだった、
野球も、サッカーも、
缶蹴りも………
私は、それ以降していない。

母親に、
『明日香は、
女の子だから…』

って…理由で。

女の子との、
お人形遊びが、
日課になった頃。

お正月前に、
年賀状を出す為、
家族で写真を
撮る事になった。

父は、スーツ。
母は、着物。
兄弟は、袴。
私は、着物。

でも本当は、
ピンクのドレスが
良かった。
母に言うと、
『あんたには、
似合わない』
って無理矢理、
着物になった……

この頃から、
私は、女の子を
意識するように
なった。

中学生になると、
ﾌﾞﾗｼﾞｬｰをしたり、
生理がきたり、
体はどんどん
女の子に変わって
いった。

中学になると、
さすがの私も、
髪の毛をロングにして、
ストパーを
かけたりした。
だけど、
かなりの奥手だった。

周りは、
化粧をする子さえ
いたし………
エ。チを経験する子も
いたりした。

だけど…
成長するにつれ、
両親が私を
監視するようになった。

『スカートは、膝下。
白ソックス。
制服はきちんと
着用しなさい。』

世間で言ういい子に
私はなった。

生徒会長、
学級委員、
部活も部長、

良い高校に
受かるため、
勉強も常に、
１番だった。

私は、
どんどん周りの
女の子達が、
変わっていくのが
羨ましかった。

メイク…
ネイル…
髪型…
服装…
何よりも、
恋をする女の子らしい
表情が……

私には…
優等生という
その事しかなかった…

友達にも、
『明日香は、
優等生だから…』
って……

普通の話にすら
ついていけない自分が
悲しかった。

悩んでいても、
口には出せない。
毎日苦痛だった…

やがて…
高校受験ｼｰｽﾞﾝが
やってきた。

親と先生には、県内でも
トップに値する
進学校への推薦が
決められていた。

《行きたくない》
《また優等生をするの？》
《自分を偽って、
いい子でいなきゃダメ？》
《いつまで、親と先生の
言いなり？？？》

毎日、毎日考えた。
私の人生のレールを
ひかれたまま、
素直に走るか……

そんな時だった。
従姉妹の同期生が、
親と二人でうちに来た。

本当に久しぶりの再会で、一瞬誰だか分からなかった。

髪の毛は、ｴｸｽﾃをつけて茶色で、盛って、つけまつげにカラコン、服装もﾒｯﾁｬギャルになってた。

『明日香久しぶりｯ♪
てか、全然変わってないじゃん（笑）』

あからさまに、
見下されてた……

『こらっ！明日香ちゃんは、あんたと違って優等生なんよ。あんたも、見習いなさい！！』

おばちゃんは、怒ってた。
反面、母は、満足した表情。
私は……………

悔しかった…
同い年で、こんなに違うものかって……

四人で食事をして、途中から私の部屋に従姉妹が来て、色んな話をした。

すると突然、従姉妹は、
『明日香、ちょっとメイクしてみない！？』
って………………

『えっ？
私には似合わないよ…』

って言いつつ、
興味深々だった。

『やってみなきゃ分からないってば！！p(^^)q』

って目をつむったまま、
約３０分……

『出来たっ♪』

鏡に映る自分を見て
びっくりした………

『これが私？』
……………………

『明日香さあ、顔の造りはﾒｯﾁｬ良いのに、もったいないよ。メイクとか髪型もさぁ…イメチェンすれば？彼氏も出来るよぉ♪』

『か･彼氏???』

情けないけど、
私には、ついて
いけない領域だった。

ア然としてる中、
従姉妹に腕をつかまれ、
母とおばさんに、
見せる事に……

おもしろいです(^o^)/
頑張ってください！

35さん→画像は、今のネイルを載せただけですp(^^)q

36さん→ありがとうございます。終わりまで長くなるけど、読んで下さい。p(^口^)q

。。。。。。。。。。。。

『じゃーん♪明日香が大変身したよっ』

おばさんは
『わぁ…女の子は、
やっぱり化粧したら
違うなあ…って、
あんたいい加減にしなさいよ！
明日香ちゃんは、
あんたみたいに
チャラチャラしたのは、
似合わないんだからっ！！』

母は、
私の腕を掴み洗面所に
連れていかれた。

『明日香、
メイク落しあるから
早く顔洗いなさい！！
大体、何よその
パンダみたいなメイク。
受験生が、浮かれてないで
部屋に戻って
勉強しなさい。』

従姉妹とおばさんに、
挨拶だけして、
メイクをおとして、
部屋に戻った。

《はぁ…》
《やっぱり母さんは
怒るんだ…
パンダみたいって…
流行りのメイクでしょ…》

《みんなやってるのに、
私は？？普通に
みんなみたいに
したらダメやの？？》

だったらガラスの靴買いなさい

スゴイ悲しかった…
《私だって女の子だもん…
何で？何で？…》

その日を機に、
母が私に対する態度が
嫌になってた。
勉強の事ばかり
言う母……

《優等生になんか
なりたくてなった訳じゃない》何度も思った。