満たされた物

社会人2年目になり余裕が出て来たある日
ゆあ「なんか刺激ほしｰ」

まい「んｰじゃぁ夜の街に繰り出しますか?！」

夜なんてめったに出掛けた事がなかったが、この日は刺激を求め夜の街に繰り出します事にした。

ゆあ達は刺激を求め駅に行った。

ゆあ「さすが土曜日の夜!刺激がたくさんあるｰ」

ゆあはﾊｲﾃﾝｼｮﾝ！

２人の所にさっそく男たちが寄ってきた。
まいは慣れたように相手をしだした。

ゆあは、刺激を求めて駅に来たものの…初対面の男と話すのが苦手。
まいと男たちの話を隣で聞いているだけだった。

まいは、ゆあの浮かない顔を見て

まい「じゃあバイバイ！」と男たちを突き放した。

男たちは納得いかない様子でいたが、ゆあを見て

男たち「話せて楽しかったよ!またねｰ」
と言って二人から離れていった。

まい「ゆあは、本性出すまで時間かかるなぁｰ」

ゆあ「だって初対面で何はなしていいかわからないよ」

まい「刺激欲しいって言ったの誰?自分からいかなくちゃ刺激はこないよ!」

ゆあ「自分からかぁｰ…」とゆあが悩んでいると目の前に一人の男が来た。

男Ａ「どこいくの?もうかえるの?」

ゆあ「…」

男Ａ「今から海行こう！海！」

まい「海?！行きます！」まいは即答した。

ゆあ『まい、ちょっと勝手に！軽すぎｰ！』ゆあはこんなことを心で思っていた。
男B「ねぇ、海行こう??お友達いっちゃうよ??」

男Ａ「俺ら何もしない！約束する！なんかあったらすぐに警察に連絡していいから！」

ゆあ「本当に…?」

男Ａ「約束する！」

ゆあ「じゃぁいく。」

海に行く事が決まると
男Ａ「おーい！海行くぞ」

男Ａは遠くでタバコをすっていた男Cに声をかけた。

男C「海?！今から?！ガチ?！」

男B「ガチ！」

男C「誰運転よ?」

男Ａ、B「お前よろしく☆」

そして、近くに停めてあった男Bの車に移動して、なぜか男Cが運転で海に向かった。

男Ａ「２人の名前教えてよ！」

まい「あたしはまい！」
まいは愛嬌がいい。ニコニコスマイルで答えた。

ゆあ『まいはすごいなぁ。だからもてるんだろうなぁ。』

まいはもてる。会うたびに告白された話を聞く。

男B「お嬢さんは?」

ゆあ「あたしは、ゆあ」

男B「可愛い名前だね。」
その一言でなぜかゆあは楽になった。

男Ａ「俺たちの名前言ってなかったね！俺はかずや！んで…」

俺B「俺はひろや！で、運転手がたかし！でも、あいつは運転手って呼べばいいから！」

まい「たかしさんはイジラレキャラ?！」

かずや「いじられじゃなくてｲｼﾞﾒﾗﾚキャラ?！笑」

海まであっという間だった。8月の終わりの海だったが少し肌寒かった。

かずや「あの星何か知ってる?」
海に着くなり、上を見上げたかずやは星の話を始めた。星に興味があったまいは夢中になって聞いていた。