いろんな事があった高校時代


あの時があるから今がある


私、前に進むね


背中押してくれるよね？

高校一年生の頃

友達が通うからと言う単純な理由で私は塾に通い始めた


私と彼の運命の場所

瑠｢あー、なんでテストなんてあるんだー…｣

望｢なんかテスト前に塾で勉強見てくれるらしいよー、行ってみる？｣

ひとりじゃ勉強できない私を望が誘ってくれた。


塾ではバイトの大学生が何人かスタンバイしてて
わからない問題とかを教えてくれてた。

数学と物理が大嫌いな私。

なにがわからないかも、正直わからない(笑)

瑠｢数学も物理も赤点だよー(*_*)｣

塾のスタッフに嘆いて、なかなか勉強し始めない私。

そんな私を見かねたスタッフが
｢もーう、うだうだしてないで専属の先生用意してあげるから頑張りなさい！！
……細川くーん、ちょっと！｣

彼との初めてのご対面。
第一印象は｢うわ、童顔。この人頭いいの？｣って感じだった

個別室に入れられて
正面に座られてもう逃げらんない……

やらなきゃいけないのか(x_x;)って思ってたら
細｢俺もテストは一夜漬けだったー、、嫌だよな。ま、楽しくやろーぜ｣

この人大丈夫かー！？ってくらいあっけらかーんってした人で思わず笑っちゃった。

瑠｢瑠の成績悪かったら細川さん怒られちゃうねー♪｣
細｢それはいけない、さささ、問題始めるよー。三問やったら休憩な(笑)｣
瑠｢それじゃ終わらなーい！！｣
細｢大丈夫、細川大先生に任せなさい！｣

こんな会話から始まってすぐに仲良くなった。

彼は本当に教えるのが上手でだんだん問題が分かっていくのが嬉しかった。


瑠｢…できたー！みてみてー！合ってる？合ってる？♪♪｣


あんな嫌いな数学が自分の力で解けて思わずはしゃいで顔を上げたら

貴方はすごーくすごく優しい笑顔を向けて
暖かい手で私の頭を優しくなでてくれた。

細｢すごいぞー！できるじゃん♪｣


この笑顔で私は恋に落ちました。