大切なもの

お母さん
夜遊びばっかでほとんど家には居なかった

お父さん
細かい、口癖が「もうすぐ死ぬ」

お兄ちゃん
ちょっとしつこいけどしっかりした人

お姉ちゃん１
頑固だけど頼れる

お姉ちゃん２
可愛いけど自己中、馬鹿
弟
兄弟の中で一番すき

そして私、さつき。
明るく元気だけが取り柄で喜怒哀楽が激しい…

私は家族が一番の宝だ

３時頃になるとお姉ちゃん２が小学校から帰ってくる。

構ってほしくて色々ちょっかいを出してみるけど
全然相手にされない

「さつき、あっち行ってよ」

「…お姉ちゃん２のバーカ、くるくるヘアー」

「はぁ？」

「お姉ちゃん２、ボンバーヘアーお姉ちゃん２、ボンバーヘアー！！」←イノキのやつ

お姉ちゃん２は天パですっごく気にしてるから馬鹿にすると怒る。

だから喧嘩になるんだけどあたしは構ってほしいからケンカでも何でも良い！

とりあえず暇なのだ。

いつもやってくる夜。
あたしは夜が大嫌いだった。

お母さんがいないから
どこに行ってんのかは知らなかった。
お父さんは仕事でつかれてすぐ寝ちゃう。

そんな時、お姉ちゃん１はあたしのお母さんがわり。

お風呂に入れてくれたり、ご飯を用意してくれたりした。

夜は静かでとても怖かった。

最初はお姉ちゃんたちとテレビ見て喋ったりしてるんだけど

そのうち１人寝ちゃって

また１人寝ちゃって

結局あたしが１人でテレビ見てるんだ。

３人で見てたときは凄く面白かったのに
１人になると、テレビの中の人が何言ってんだかわからなくなって

寂しい。

玄関に行ってお母さんを待ったこともあったけど
帰ってこなくて

また、布団に戻って寝た。

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小学校の入学式、お父さんだけ見にきた。

みんな幼稚園で練習したのか大きな声で校歌を歌い始める。

あたしは何が何だかわからなくて

大泣き