ｱﾅﾀﾆﾊﾏｯﾃﾙ

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初めて本気になった相手

ー同性ー

でした。

自分を気持ち悪いと思った。
初めての感覚で混乱した。
けど、今なら胸を張って
あなたが好きだったと言える。
いや…今でも好きだと

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匠が起きた時、どんな顔で、
どんな態度で居ればいい？
匠のなにを信じればいいの？
…訳わかんなくなって
匠が寝てる間に帰った。

夜道を泣きながら帰ったのを
今でも鮮明に覚えてる。

『空、いつ帰ったぁ？
ごめん気づかなかった(泣)
でも何で帰ったの？』

匠のメールが苦しかった
優しくしないでよ。
嘘の愛情を向けないで。

…携帯を見た事を言おう。
正直な気持ちを聞こう。

『話があるの。今から行く』

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ドキドキしながら匠の元に。

匠はいつもの笑顔で、
大きく腕を広げて、
『おいで？』ってしたね。

飛び込んで行きたかった

全部嘘だと思いたかった

自分を押し殺したかった

でもね、それじゃ駄目なの。

『匠、私に隠し事してない？』

『はっ？空どうした？』

しらばっくれないでよ。

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『匠、携帯貸して？』

【はっ！？何で！？！】

『話があるの。携帯見せて
くれないと話進まない』

【いや、意味分かんねーよ】

『やましい事あんの？』

【はっ？疑ってんの？】

『疑われたくないなら見せな』
(無理矢理、携帯をうばった)

『これ、誰？何者？
一体どんな関係なの？』

………匠は何て言うんだろ。

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【お前、面倒くせー】

…………は？意味わかんない
言葉が出なかった。

【モバで知り合っただけ。
別れる？別れたいならいいよ】

…私ってそんな存在なんだ。
匠にとって居ても、
居なくてもいい存在？

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匠が悪いはずなのに…
ここでガツンと言わなきゃ…

なのに出てくるのは涙。
本当に苦しかった。
辛くて、悔しくて…。

匠は謝ってくれるって本当は
信じてたんだよね。
【空しか居ない】って、
前みたいに言ってくれる事
信じてた。なのに
【面倒臭い】…？私って
匠にとって面倒臭いのかな？

『…別れたくない』
泣きながらも頼んだ。
なにしてんだろ私。
何で私が頼んでるんだろ。

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【ウチもごめん】

って抱き締めてくれたね。

私、なんて馬鹿なんだろう。
なんでこんな事されてまで
匠が必要なんだろう。
でも私が我慢すれば幸せだと
思ってしまった。

これから我慢の日々が
始まってしまったんだね。

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その後も何度か同じ様な事が
あったんだけど、全部
許してしまうんだ。
傷付く事なんかより、
別れる方が何倍もキツイ。
そう分かっていたから。

だから許してしまうんだ。

匠は私の事好きだったかな？
好きって言葉は信じれなく
なってしまっていた。

毎日が不安で、匠と少しでも
連絡とれなくなると
頭がおかしくなりそうで…
あの頃の私は必死だったね。
よく頑張ったと思う(笑)

その影響で８キロ痩せた。
３ヶ月くらいだよ？
ご飯食べれなかったもんね。

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１年記念日は遠出するつもり
だった(^O^)…私はね。
なのにその前に別れちゃった。

何回か別れたりしてたけど
毎回私が泣きながら
『戻って』って言ってた。

でもね？今回は私から。
何でだろうね？
引き止めてくれるかもなんて
小さな希望にかけてた。

あっさり別れてくれたね。

心にポッカリと穴が
開いてしまった気がした。

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学校で会うのも辛くて
私は学校に行かなくなった。
頑張って行っても
早退か、保健室(￣～￣；)
どんだけ弱いのかな。

友達ともどんどん距離できて
私は孤立していった。

ー今なら死んでもいいなー

そんな事考えたら、フッと
お母さんの顔を思い出すの。
こんな事考える娘なんて
悲しいよね？だから私は、
考えない様にしたの。

匠にも『戻りたい』って
何度も会いに行ったんだよ？
でも【無理】の一点張り。
何で拒否られてるんだろう(笑)

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匠が会ってくれるまで
何時間も家の前で待った。
雨でも関係なかった。
泣きながら毎日待った。

ここまでくるとストーカー
だよね(笑)異常だわ。

出て来てくれたと思ったら
【どっか行ってくれないなら
警察に通報するよ？】
【家の前で泣くのやめて。
近所迷惑だし、うるさい。】

とても嫌われてるんだ、私。
私は匠に何かした？

匠、あなたが好きすぎて
こんな私になったんだよ？
どうして変わったの？
前の匠に戻って…

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