　- 道 -

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もし願い事が叶うなら
　　　私は何を望むだろう…

もう一度君の隣で笑うこと？

　　　　　それとも…

　　　　　君と出会わないこと？

これが奇跡と言うのなら
　　　　私は奇跡なんていらない

初っ端からしくった
感じです

初めて書きます

文才ないです

頑張りますので
良かったら見てください!!

君と出会ってから
もう４年という月日が
経とうとしてる。

あの日、君に背を向けて
歩き出してから
私は少しは成長したのかな

　　　　　　―…４年前

新しい制服に身包み
まだ持ち慣れてない鞄を片手に

『ちーちゃーんっ!!!
　早くしなきゃ遅れちゃうっ』

　　駅のホームで叫ぶ女の子

はたから見ればいい迷惑…
なんて思いもしない年頃だった

『分かってるってば!!』

そういって、ちーちゃんと
呼ばれた女の子は
ホームへと走っていった

『ちーちゃんは遅すぎるんだよ
　早くしないと乗り遅れる!!』

そう言ってほっぺたを膨らませた

『そんなんじゃ遅れませーん
　さやが早過ぎるんだよ!!』

負けじとちーちゃんも言い返した

そう言われたのは
西崎さや。

つい昨日、中学に入学したばかり
中学なのに電車？

なんて思うでしょ？
私立受験をして中高一貫校へ
入学したのだ。

別にこれといって頭が良いわけでも
お嬢様というわけでもなく

ただなんとなく

中学受験をして中高一貫に
進むことを決めた。

お母さんには女子校なんて
辞めとけって言われたけれど
なんとなく女子校を選んだ

この時に私がもし違う学校を
選んでいたら
私は君に出逢うことはなかった
のだろうか？

んーんっ。
それでもきっと出逢ってた。
今の私ははっきりとそう思う。

『あーっ!!』

その声に我に返り、
叫んだちーちゃんを見ると

ちーちゃんは
『塾の男子じゃんっ。きも』

と一言。
そう言っているちーちゃんの
目線の先を辿ると
その先には学ランを着た
男の子の集団がいた。