―罪と罰―

ｼﾝﾅｰ援交堕胎風俗…本当の愛を知らなかった頃の話です。
この罪を背負って生きてく覚悟はできてる。それでも幸せになりたいの

結局もう一度付き合うことはなくあたしは続かない恋愛を
繰り返した。

何かを埋めたかった。

いつだって心にはＩがいた。

その間もＩがあたしを好きだと
何人かに聞いたけど
Ｉからは何もなかった。

あの頃にもう一度戻れるなら
あんなことしない。
今でも思う。

Ｉへの想いに鍵をかけ
あたしは底辺へ堕ちてった。

援交。

１回３～５万
いい人だと１０万。
あたしは変わっていった。

自分にお金を使った。
ｷﾓﾁ悪かったけど
感覚が麻痺してた。

目を閉じて頭の中
真っ白にしてればすぐ終わる。
そんな考え。

そのうちスカウトされ
ヘルスで働いた。
１６だった。
高校に行きながら働いた。

１８歳と客には偽っていた。

人のお金を盗った訳じゃない。
自分を使って稼いだお金。
風俗を悪く言う奴なんて
ただのきれいごと。
お金はお金だし。

そう思ってた。

何があたしを変えたのか
分からなかった。

ただただ働いた。

そして自分にお金を使い
欲しい物を買いまくった。

何も満たされない。

シンナーを吸ってみても
中学の時みたいな
遊び感覚になれることもない。

ただ死にたくなるだけ。

自分の愚かさに気づくだけ。

孤独感がすごかった。

学校はかろうじて卒業した。
あたしにとっての卒業証書
何の意味を持つんだろう。

Ｉ…これでもう二度と
会うことはないね。
今でも心の中にいるよ…

あたしにとってＩは
本気で人を好きになること
相手の気持ちを考えること
今までなかった感情
色々を教えてくれた存在。

高校を出たあたしは
毎日適当にﾌﾗﾌﾗしてた。
高３の冬にﾅﾝﾊﾟされて
連絡を取ってたＡと
よく遊んでた。

Ａのことを少し好きに
なりかけてたけど、
所詮はﾅﾝﾊﾟ。好きになるだけ
後悔するだけ。

Ａは１つ年上。
Ｕと言う１つ下の
あたしと同い年の子と
よく遊んでた。
あたしの友達と４人で
遊んだりもした。