『結末』
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#1 [優] 11/04/29 15:58
『こんにちは。はじめまして、優です。』
私の1日は、この言葉から始まる。
男はみんな金。
若くていい男、サラリーマン、きもいおっさん、どんな男も私の客。
私ね、身体を売って後悔なんてした事ない。
でもね、全てリセットできるなら、最初からあなたと出逢って、もっともっと優しい人になりたかった。
#17 [優]
時間になって、バラける仲間。いつもなら、恭介と何人かでご飯食べて帰るんだけど
『こいつ潰れたから、帰るわ!』
って、よろけて歩く麻衣ちゃんを怒りながら連れてった。
『優ちゃん!またねー』
酔っぱらいの麻衣ちゃんが、振り返って笑う。
『はいっ、また飲みましょうね。』
:11/04/29 17:23
:F01C
:6jG0GcAk
#18 [優]
それからの週末は、麻衣ちゃんは、地元に帰ったらしく現れなかったし、恭介も仕事が忙しいからって、しばらくこなかった。
恭介に彼女がいるからって、諦められない私。
遠くの女より、私は幸せにできる。なんて最低な事考えてた。
私にとってsexはたくさんしていても、本気の恋は初めてだったから。
:11/04/29 17:27
:F01C
:6jG0GcAk
#19 [優]
冬がきてクリスマス近く。
恭介の誕生日が近いから、みんなでサプライズしようって計画の話しが舞い込んできた。
当日は、何も知らない恭介を驚かせてみんなでとにかく騒いだ。
麻衣ちゃんは多忙な人で、距離もあるし時間がないからって、これなかったみたいで仲間は恭介を励ましてたっけ。
:11/04/29 17:30
:F01C
:6jG0GcAk
#20 [優]
『あいつはあいつで頑張ってるから。』
意味ありげな言葉だと思いつつ、麻衣ちゃんがいなくてよかったって安心してしまった。
ラストには、みんな完全なる酔っぱらい。
恭介が隅の方にいたから
『大丈夫?』
隣に座った。
:11/04/29 17:33
:F01C
:6jG0GcAk
#21 [優]
『ん、今日はありがとね。楽しかったよ。』
笑う恭介に
『私じゃ駄目かな?』
言うつもりじゃなかった言葉。
『私、麻衣ちゃんより幸せにできるよ?』
:11/04/29 17:35
:F01C
:6jG0GcAk
#22 [優]
必死だった。
何がどーなって、私告白してんのか、酒の勢いで全く把握できてなかった。
『俺ね、麻衣に不満なんてないんだ。』
はっきり言われた。
『あいつには何でも話してるし、後ろめたい事もしたくない。だから、こうしてクラブに俺がきてても、信じてくれてる。』
:11/04/29 17:38
:F01C
:6jG0GcAk
#23 [優]
『でも!離れてれば、何してるかなんてわかんないじゃん!嘘だって簡単だよ。』
私は泣いていた。
麻衣ちゃんが羨ましかった。
『嘘ねー。嘘なら麻衣、得意だよ(笑)バレちゃうんだけどね。あいつの嘘は、俺に嫌われたくない為の嘘。そんな嘘、必要ないのにね。不器用だからさ、麻衣は。』
麻衣ちゃんばっかりの恭介。
:11/04/29 17:41
:F01C
:6jG0GcAk
#24 [優]
『せめて、せめて今日だけ一緒にいて?』
誰を想っていても、私の事眼中になくても、少しでも恭介を感じられたら諦められる気がしたんだ。
『優、麻衣がね、こっちでやっと友達ができたって言ってた。お前の事。』
:11/04/29 17:45
:F01C
:6jG0GcAk
#25 [優]
一瞬、麻衣ちゃんが過った。
でも、そんなの私には関係ない。
私には目の前の恭介しか見えてなかったんだ。
『麻衣ちゃんは関係ない!私は、私は…』
私が話終える前に、恭介は
『麻衣は俺の彼女。憂は俺の友達。』
:11/04/30 20:30
:F01C
:IM2OHtnM
#26 [イッケー]
俺も遠距離の彼女いるっす!
だから何か読んでたら引き込まれちゃってw
応援してます!
頑張ってください!
:11/04/30 22:46
:F02B
:6gas.3xY
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