５年後おめでとう

付き合った人数は
多分人並み。

でも綺麗な思い出として
残しておきたいあの夏は
今でも鮮明に思い出す

幸せだよ。出会え良かった。

梓『で？合宿行くやろ？』

私『行ってくれるん？！』

梓『梓も免許欲しいし車で出勤とかしたいやん？』

ってノリノリ

ちなみに梓の仕事は
ショップ店員

私『でも２週間も休みとれるん？』

梓『いけるやろ多分さやは大丈夫なん？』

私『まぁオーナーから進められたから大丈夫やと思う』

そんなこんなで合宿先に連絡を入れて
一番近い所でも他県で
電車で二時間くらいのとこやった

梓もあたしも無理いって休みもらって
予約してから１ヶ月後に
合宿先に行った

梓『今日から２週間かぁ～なんか心折れそう』

私『勉強もろくにできんのに本間免許取れるんかな？笑』

そんな会話の中
入所手続きをして
写真とったり教習所指定の
ホテルに荷物おきにいったり
１日目はバタバタして終わった

２日目
最短で取得ってことって
朝から夜までスケジュール表は
みっちり埋められていた

梓『つぎ梓学科二時間(泣)』
私『頑張れ～!!あたしは後一時間だけで終わりやから終わったらロビーか喫煙所おるから電話してな』

そぉ言って梓とわかれた

２日たったけど
まわりの子らとは少し喋るくらいで
友達できるかなぁ？って
学科を受けながら回りを見渡した

なんかやんちゃそうな子
ギャル不思議そうな子
真面目な子いろんなひとがおった

学科が終わって
梓を待つ間喫煙所に行った

いつもは人がいっぱいな喫煙所も
夜の７時をまわっていて
ほとんどの人は多分ホテルに
戻ってる時間
梓が終わるのは８時すぎ

暇やなぁって思いながら
喫煙所の椅子に座っていると
男３人組が入ってきた

あたしの他の女の子が一人と
おじさんみたいな人が一人
そしてあたしと男３人組だけ

みんな無言……

３人組の２人だけ喋っていて
もう一人はソファーに横になっていた

そぉしていると携帯がなった
シーンとしてる中
響き渡る携帯の着うた

相手は梓からやった。
返事を返していると
男３人組のひとりがタバコを
消してこっちに歩いてきた

メールを返して携帯をとじると
『○○すきなん？』

私『あ……うん』

○○とは今さっきなった
あたしの着信音

そおいうともうひとりも
混ざってきて
なんか喋りやすいし
梓が来るまで三人で喋った