☆

もっともっと早く

自分の気持ちに

素直になってれば

良かった

なんてね｡

-中学-

私は普通の子だった
部活をずっとやっていて、人見知りをしない性格に、ノリは良かったから友達は多かったと想う

毎年委員会は入って３年生の時は委員長とかやってた

だから当たり前のように、皆と同じ高校に行って

皆と楽しく過ごすと思ってた

だけど

中３の時

親に言われた一言

「私立行きなさい」

あたしも、こんな性格だから
抵抗した
でも、しょうがなく行くことになってしまった

「〇〇高校に行く」

って皆に言うと驚いてた
私立の中の私立？とかワケわからない事言われた

別に皆人間なんだから
一緒だと思ってた

「見て見てぇーこの前〇〇で買ったのー」

ﾌﾞﾗﾝﾄﾞものを見せ合う生徒

「ぇーいくら？」
「安いのよ？８万」
「いい買い物したわね！」

へ…………
８万…？安い……？

真逆の世界

言葉使いも違いすぎた世界
今の会話、私なら

「見て！この前09で買った」
「まじまじ？可愛いじゃん！いくらだった？！」
「5000円」
『高っけぇー！』

みたいな…
あ…これはリアルすぎたかな

まっあたしは金持ちじゃないから分からないや

親も普通の仕事で貧乏でもなければ金持ちでもない
お小遣いは１万の
ふつーーうの高校生だ

話しが合う奴なんて居ない
私はなるべーく目立たないように地味に３年間だけ我慢しようと決めていた

なのに…………

-５月-
卒業してから初めて中学の友達と集まった
皆学校の話とかしていて楽しそうだった

｢あれ～？☆どうしたの？☆は私立お嬢様高校どうよ？｣

友達が言った
あたしは中学に戻ったみたいに
いつもの口調で言った

「名前通りだよ！話し合う奴なんて居ないし…」

その日は皆で笑いながら語り明かした

でも…
学校が始まれば
また…我慢の毎日……

あたしはｽﾄﾚｽ発散をするため
何かをしたかった
ﾊﾟｯって浮かんだのは
ﾎﾞｸｼﾝｸﾞだった

家から近いｼﾞﾑに通う事にした
入って受付の所に行き手続きをして待たされた

そこは広くて色んな種類があった

入り口入って正面は
ﾌﾟｰﾙで泳いでる人が見えた
右に歩けば受付だった