抜け出せない

イライラしながら仕事にいく。

としにメールを送った。

とし―送信―

今日は迎えにこなくていいよ

ゆかとご飯食べて帰るから

休憩中に携帯を開と

としから了解

と一言。
ゆかとは中学の時からの親友でお互いなんでも話せる仲。ゆかの彼氏ととしは同い年でお互い会う内に仲良くなってよく４人で飲みに行ったりしてる。

今日はゆかを誘って

としの借金の相談。

仕事が終わりゆかが待つファミレスに急ぐ。

私『待たせてごめん。』
ゆか「いいよー」

さて本題。

今朝のハガキの話ととしが私に隠してる愚痴を永遠と話す。

ゆか「本人にといつめちゃいなよー」

私『うん…』

やっぱり聞こう。
としに確認せずにモヤモヤしてるのは嫌だから。

三時間位は愚痴ったかな。

決意を固めていざ家へ！

私『ただいまー』

とし「おかえり…」

テーブルの上にはハガキ…

としはソファーに寄りかかってタバコを吸って不機嫌………

は？？

なんで不機嫌？

不機嫌になりたいのはこっちだよ？

親にまで紹介して今まで嘘つかれてたさっ。

なんなの？

イライラする。

なんて考えてた

としが先に口を開いた。

とし『ごめん。見ちゃった(笑)』

私「笑い事？何？」

切れ気味で問いかける。

とし『言い出せなくて…』

私「それいつかりたの？」

とし『もちろんみほと付き合う前だよ』

私「返せるの？」

とし『頑張る………』

私「なんで借りたの？」
とし『遊びすぎた…』

もう聞きたくなかったから節約して返してこ？って言って話をとぎった…

この日から
節約を始めた。

としのお小遣いは１日600円、私がお弁当を作ってそれを持って行く。
煙草と缶コーヒーを買う為の600円。

としの通帳とキャッシュカード、銀行印は私が管理する。

光熱費も節約。

正直つらい。

何がつらいって
朝の弁当作りかな。

でも早く返済したいから
極力切り詰めて生活した。

200万…

たかが200万…

だんだん馬鹿馬鹿しくなってきた私は
昔してた風俗を思い出した。

ﾃﾞﾘﾍﾙでフルで出勤して
月200以上…。

だんだん心が病んできた

今の生活と言えば

としが手取り25万

私が18万…

そこから家賃、駐車料金、光熱費、携帯代、雑費、その他…

結婚資金(貯金)…

ギリギリだった…

たかが200万…

されど200万…

としとはあれからも仲良しで毎日仕事以外では一緒にいた。

たまには喧嘩もするけどすぐに仲直り。

尽くしてくれるし最高にいい男。

何があっても別れるなんて無理だよ………

なのに…
やっぱりお金の貧しさは私の心まで貧しくした。

イライラするし
欲しいものも買えない。

ただの我が儘かも知れないけど

欲しいものだって、行きたい所も、友達と遊ぶのも全部我慢した

あげ！読んでます。
私も父が200万借金してました。なのでとてもお気持ちがわかります、更新たのしみにしてます！