stay with me

一人の男性との恋愛を筋に書き綴っていくつもりです。

小説らしからぬところもあると思いますが、暇潰し程度にでも目を通して頂ければ光栄です。

今回、自分の気持ちの整理の為にこちらを書かせて頂くつもりですので起承転結のない話になりますが、ご了承ください。

「番号、教えて。」

彼と初めて交わした会話。

あとの二人が今携帯持ってないから、お前が交換しといて、だってさ。

違う地方の言葉で冷たく言われ、ますます悪印象になりましたが、何故かその時は彼と番号を交換しました。

それから半年。

一度もその番号から着信はなかったし、わざわざ私から発信することもありませんでした。

異性関係は相変わらず激しく、暇さえあれば遊ぶ、付き合っても１ヶ月もたず破局、なんてことを繰り返してました。

ある一人の男性とカラオケにいる時に、携帯がなりました。

部屋の外に出てディスプレイを見ると、見慣れない文字。

一瞬登録されていた名前を見てもわからず、「？」となりながらも電話に出ました。

「…はい。」

「っ！」
思わず耳から携帯を離すくらいザワザワした騒音と声。

「俺だけど！」
ああ、酔っ払いか

名前で思いだした人物とえらく印象が違うな、と思いながらも適当に話を聞き相槌をうって、すぐに電話を切りました。

三十分ほどして、また着信。

「なに？」
感じ悪く電話に出ると、聞こえたのは先程と別の声でした。

「さっきの電話、先輩が勝手にかけた、ごめんな。」
初対面の時と変わらない気だるいといった感じの口調。

あ、そういえばこんな声だった気がする。さっきのは別の人だったのに気づいてなかった。

間違えてました、なんて失礼なこと言えるわけもなく。

うん、いいよ別に。なんて気のない素振りで切ろうとしたら

「今なにしてるの？今から暇なら、ちょっと話そう？」

あまりにも意外な言葉でした。あの無口な仏頂面がこんなこと言うなんて！と、当時は吹き出していたと思います。

こいつも所詮、男か。

なんて思いながらも当時はネタが増えることを望んでいたので二つ返事でOKをだし、カラオケを後にしました。

「お疲れ。」

私と彼の家の丁度中間辺りにある、ストアの駐車場で集合。電話でしていた約束でした。

この間、といっても半年前ですが、全く会話を交わしてなかったこともあって沈黙気味。

「さっきは、ごめんな。」

笑顔で沈黙を破ったのは彼で、それからは初対面のときのことが嘘みたいにお互いスラスラ話すことができました。

その日した会話でわかったのは、彼の名前と人見知りだということ、彼女はいないこと。

でも全部は真に受けず、どうせ彼女くらいいるんだろう。と思いながらも3時間ほど楽しく話せてたと思います。

「じゃあ、俺仕事だから。」

ばいばいしながら、何もなかったなあ、なんてことを考えてました。
当時の私の感覚は例外はありますが、異性と遊ぶ＝やることはするみたいな考えでした。

＊
早いですが切ります。

書きだめしてないので、更新するのも遅く、誤字脱字あるかも知れませんが了承ください。

方言はなるべく使わないようにしてましたが、これからよく会話に出てくると思います。
ご理解お願いします。