嘘泣き
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#148 [唯]
出ると相手は章君だった
出てすぐ章君の言葉を遮って私は彼の事を聞いた
「しょうちゃん知らない!?」
「いや、今その事を言おうとしたんだけどw‥」
章君は困ってた
「なに?!」
「その前に、唯ちゃん1回落ち着いて。」
私は電話で落ち着いたそぶりを見せ章君の話しを聞いた
「しょうの奴、唯ちゃん迎えに行く途中で事故ってー‥」
事故‥‥‥‥‥‥‥‥
私はまた章君の言葉を遮った
「どこの病院!?」
:11/09/02 05:11
:SH01B
:☆☆☆
#149 [唯]
「え?あー‥□▲総合病院ー‥」
それだけを聞き私は電話を切ってタクシーをすぐ近くのコンビニに呼んだ
彼が事故‥‥
彼が‥しょうちゃんが‥‥
なんで?!
私の頭はパニックになってた
そのせいでタクシーに乗ったのにいつまでも行き先を言わない私に運転手は困って聞いてきた
酷いのかな?‥
章君にそれすらも聞いてない
病院に着き私は急いで救急入口から中に入った
中に入ると章君が私を待っててくれた
「しょうちゃんは?!」
「あっちのベッドにいる」
:11/09/02 05:20
:SH01B
:☆☆☆
#150 [唯]
章君は救急室を指さした
私はドアを開け彼のいる1つだけ閉まったカーテンを勢いよく開けた
「しょうっ‥‥‥ちゃん?」
そこには顔に白いハンカチを被され布団に入ってる彼の姿が横になって眠っていた
え?‥‥‥
章君の顔を見ると下を向いてた
私はすぐには彼に近寄れなかった
嘘だよね?‥‥
恐る恐る近寄りハンカチに手を差し延べ彼の顔を見ようとした
:11/09/02 05:31
:SH01B
:☆☆☆
#151 [唯]
するとハンカチの下から「わぁ!」と声がし、彼が起きあがった
!?‥っえ?‥‥‥‥
私は固まった
彼と章君はお腹を抱えて笑ってた
「ドッキリ大成功ー!w」
は?‥‥‥
私は何故か涙が出てきた
「おい!なんで泣くんだよ?!」
慌てる彼
章君も一緒に慌ててた
「だって!‥‥‥‥」
死んじゃったと思ったじゃん
でも‥生きててよかった‥
私はグシャグシャになった顔で章君がいるのも忘れて彼に抱きついた
:11/09/02 05:40
:SH01B
:☆☆☆
#152 [唯]
「はいはい、慌てん坊唯ちゃん!人の話しは今度からちゃんと聞こうね(笑)」
そう言って私の頭を撫でた
話し?‥‥‥
私は顔をあげ彼を見た
すると彼と章君が話してくれた
私を迎えに行く途中に事故った事
携帯を家に忘れて覚えてた番号が章君の携帯番号だったから病院から電話して来てもらった事
あみに番号を聞いて章君が私に電話をくれた
「事故って、でもたいしたことないからー‥」
そう言いたかったのに私の耳は聞こうとしてなくて
「絶対大袈裟に考えてるよ‥」
と、章君の言葉に彼が考えついたドッキリ作戦
だけどやり過ぎ‥
たいしたことないと言ってた彼の右足には包帯が巻かれてて
腕と顔は擦り傷がいっぱい
:11/09/02 05:53
:SH01B
:☆☆☆
#153 [唯]
「でもなんで傷だらけなの?」
車ならそこまでなんないよね?
「こいつ今日に限って単車に乗ってたんだって(笑)」
「おかげで廃車だよ‥」
「でもよかったじゃん。単車なのにそこまで怪我もたいしたことなくて!」
彼と章君は笑ってた
でも私は笑えなかった
私がどれだけ心配したと思ってんの?!
いきなり連絡とれなくなって
事故ったって聞かされて
おまけに死体の演技までして
「でも俺生きてるよ?」
そうだけど‥‥‥
:11/09/02 06:00
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#154 [唯]
そんな彼を見ると私は怒れなかった
ただ‥本当生きててよかったと心から思った
「入院するの?」
「する訳ないじゃんw病院とか退屈なだけだし」
「ま、通院は間違いなくするだろうな(笑)」
章君がそう言うと丁度看護婦さんがカーテンを開けて入ってきた
「石神さん、どう?具合は」
「あ、大丈夫っす」
「そう、それなら帰れそうね。先生にも言ってあるから
歩ける?」
彼は起き上がりベッドから足を下ろした
「ー‥歩くのはちょっと無理っす」
そう言うと看護婦さんは車椅子を持ってきてくれた
:11/09/03 05:57
:SH01B
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#155 [唯]
それから看護婦さんと一緒に章君の車まで行き車椅子を返した
「今日は救急で応急処置だけだから明日また診察に来て下さいね」
そう言い看護婦さんはまた病院の中へ戻っていった
「ねぇ、骨とか折れてないの?」
「あーレントゲン撮ったけど骨には異常無しだって」
「お前の体はどんだけ丈夫なんだよ(笑)」
車を走らせ家に着き彼の部屋まで章君に手伝ってもらい彼の足の事を考えてその日私達は別々の布団で眠った
帰ったのは夜中
時間は2時を回ってたと思う
なのに朝、彼の声で私は起こされた
目を開け彼の方を見ると険しく苦しそうな顔をしてた
私は飛びおき彼に声をかけた
:11/09/03 06:14
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#156 [唯]
「包帯!」
え?なに?!
「足の包帯取って痛い!」
私は言われるがまま足の包帯を慎重に取った
きっと怪我をした事で熱を持った腫れた足を包帯が圧迫したんだろう
包帯を取ると彼は解放されたように顔が穏やかになった
それからまた包帯を今度は緩く巻いた
時計を見ると8時を回ってた
病院の時間を気にして私は一人起きてた
リビングへ行き彼のお母さんに挨拶をして昨日と今日の事を話した
「それなら私が車出そうね、後保険証がいるでしょ。」
お母さんはそう言い引き出しから保険証を出した
:11/09/03 06:28
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#157 [唯]
「受付って午前中までよね?」
「はい」
「あ、でも私お昼から仕事だけど唯ちゃん大丈夫?」
「はい。帰りはどうにかします」
そんな話しをして時間になると彼を起こして3人で病院に行った
夜に来た時とは全然違って人が多く私達は結構な時間待たされた
その間にお母さんも仕事に行ってしまい
やっと彼の名前が呼ばれた時には12時を回ってた
担当の先生は淡々としていて
「えーっと、ちょっと包帯取ってみようか!」
そう言うと荒々しく包帯を取っては血で引っ付いたガーゼを水を付けるも素早く外した
「彼女さんだっけ?ちょっと外出てた方がいいかもね」
私は素直に診察室から出て待ち合い室で彼を待った
:11/09/03 06:40
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