嘘泣き
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#101 [唯]
私は携帯を耳に当て電話に出た


「お前なんで電話に出ないの?」


なんであみの番号知ってんの?


「何回も電話したのに!」


いつから知ってんの?



私はうんうんと相槌をうちながらも頭の中ではずっと同じ事ばっかり考えてた

迎えに行くと言われ私は電話を切りあみに携帯を返した


「正平君迎えに来るんでしょう?あみも乗せてくれない?」

⏰:11/08/30 01:50 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#102 [唯]
読者のみなさんおはようございます(^O^)/感想いただけると嬉しいもので力にもなってます。ありがとうございますp(^^)q

更新します。



彼女の発言

"あみも乗せてくれない?"

私は返事をしなかった
それとは違う言葉を彼女に返した


「また話そ」

そう言って私は教室から出た

その言葉を「いいよ」と思ったのかいや、彼女の性格上返事をもらわなくても勝手に乗ろうという考えだろう

その証拠に私の後ろをついてきて正門で一緒に彼を待ってた

⏰:11/08/30 10:09 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#103 [唯]
彼が来るなり彼女は後部座席のドアを開けて「送って」とお願いした

どこまで強引で図々しいんだ

彼も彼‥私に了解を得たのはいいとして簡単に彼女を車に乗せるんだから

私は一言も喋らずただ窓の外を見てた


そんな私をよそに彼女は彼に章君の話しをしてた

その話しは本当に章君の事を想ってるみたいにリアルな話しだった

彼女を降ろし私達は彼の家に行った



「お前さっきから顔怖いよ!なに怒ってんの?」

私って本当顔に出やすいんだろうね‥

⏰:11/08/30 10:38 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#104 [唯]
「あみといつ番号交換したの?」

私は単刀直入に聞いた


彼は普通に答えた

「あ〜迎え行った時お前待ってる間あみちゃんと話してた時」

いつの待ってる間だよ。

私は何度か彼を待たせた事があった

その何度か待たせてる間に何度かあみと話してる時があった


「なんで?」

「章の事で相談したいからって」


私は黙った

すると彼は私を自分の膝に乗せ後ろから抱きついてきた


「唯ちゃ〜ん、またヤキモチですかぁ?」

⏰:11/08/30 11:05 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#105 [唯]
彼は私がはぶててるといつもこうやってご機嫌をとってた

まるで子供もあやすように
でも今回は流されない

これはヤキモチだけど今回はそれだけじゃないよね?

彼女の性格を知ってる以上ヤキモチの何物でもない気持ちが私を襲った


「ムカつく」

私はそれしか言えなかった


いろんな感情が混じっててどう言葉を表現していいかわからなかった

「お前俺の事疑ってるの?」

そんな訳ないじゃん。勿論信じてるよ

ただ‥

⏰:11/08/30 13:15 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#106 [唯]
「あみちゃんは友達だろ?」


わかってる、でもそうじゃなくて‥‥‥‥‥‥



‥‥人が優し過ぎるんだよ

しょうちゃんは


頼まれると断れなくて困ってる人無視できなくて‥

誰にでも優しい。

いいことだけど、私は彼女なんだよ?

特別扱いしてよ‥

あみの相談なんかのんないでよ

私のいない所で仲よくしないでよ


とは言えず‥

「俺が好きなのは唯だけだよ」

そんな単純な言葉にまた流された

⏰:11/08/30 13:26 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#107 [唯]
 



あみと「また話そう」と約束した日から1週間がたった

相変わらず話しかけられる事もなく話しかける事もなかった


帰りのホームルーム

これが終われば彼が正門で待ってる


いつものサイクル

なのにその日は担任から職員室に来るようにと呼ばれた

私は彼にメールで

先生に呼ばれて遅くなるかもだから家で待ってて

と、送信した

彼からの返事を待たず私は職員室に行き先生の姿を探した


「先生」

「お、ちょっとこっちの部屋行こうか」

⏰:11/08/30 13:39 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#108 [唯]
先生からの話しは単位の事だった


「このままだと留年するぞ?」

学期末テストの結果を見せられるがまま私は返事をした

全ての教科が欠点(笑)

補習確定w


「もっと頑張ってみろ!まだ間に合うから」

そう言われ肩を叩かれた


明日になれば今見せられてるテストが全部かえってくる

その時に各教科の補習予定表が配られる

私は先生に詰めよったw

「日曜日も補習あったりする?」

「それは各教科の先生によるが俺の教科は日曜でもするぞ!」

先生は自慢げにそう言った

⏰:11/08/30 13:46 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#109 [唯]
「鬼教師」

「それはお前達生徒の為でもあるんだからな」


そう言われたら何も返せません


「来月には進路の話しもあるんだからな!

これから忙しくなるぞ!とにかくもう少し頑張ってみろ」



私は先生に挨拶をして職員室を出た

携帯を開き彼からのメールを確認した

でも彼からメールは来てなかった

おかしいなー‥なんて思いながら下駄箱で靴にはきかえ彼の家へと急いだ

⏰:11/08/30 13:52 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#110 [唯]
なのに彼は正門で待ってた


帰っていいよってメールしてたのに‥

私は足どりを軽くした

でも近づくとさっきまで視界で見えなかった彼の隣にはあみが座ってた



あみ

なんで?

楽しそうに話す2人

「しょっ‥‥‥‥‥‥‥‥」


彼に声をかけようと出してすぐ私は声を失った

⏰:11/08/30 14:22 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#111 [唯]
なんでキスしてんの?‥‥‥








2人の顔が離れるとあみは彼の顔を見て笑った

まるで恋する女の子が好きな人を見て笑う笑顔のように‥‥‥


彼はすぐ立ち上がり口を押さえてる

すると彼は私に気づいた


「唯?!‥‥‥‥‥‥‥」


あみは私の方を向き笑った

「ぁあーぁ(笑)」

ふざけてる

⏰:11/08/30 14:37 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#112 [唯]
"人の男にしか興味がない女"

いつかクラスの友達が言ってた



あーぁ‥こういう事か‥


私は彼とあみの横を通り過ぎた



「唯!!!!!!」





道端で大袈裟に涙を流すドラマのワンシーンを見ていつも思う

いくら悲しくても道端で泣くとかありえないでしょう


でもその日私は歩きながら涙を流した

大袈裟にじゃないけど

下を向き涙が見えないように

すると後ろからクルマのクラクションの音が聞こえた


「唯!乗って」

その声は彼だった

⏰:11/08/30 15:19 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#113 [唯]
私は彼を睨み再び歩きだした


「おいっ!」

何も聞きたくない


「乗れって!聞こえんの?」

聞こえとるわ。てかなんであんたがキレてんの

「怒るよ?乗れ」

もう怒っとるやん




「あ゙ぁーあもう!」

彼はそう言うと車から降りてきた


「話し聞けって!」

「は?」

私は冷たい目で彼を見た

⏰:11/08/30 15:41 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#114 [唯]
そんな私の涙を彼は自分の手で拭いた


「触んないで!」

彼はため息をついた


「話し聞いて?」

彼を見ると、拒む事ができなかった

私はおとなしく彼の車に乗って彼の家にいった



部屋に入るなり彼は謝ってきた


それはどっちの理由で謝ってんの?

「本当ごめんっ‥。」

だから‥


「なんであんな事したの?」

聞くのが怖かった。でも聞かずにおれなかった

⏰:11/08/30 16:22 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#115 [唯]
「俺にもわかんない‥」

は?


「だっていきなりされたんだよ?

章の話ししてて、ふとあみちゃんの方向いたら‥‥‥されて」

なに吃ってんの。


「しょうちゃんだって隙だらけじゃん」

私はまた涙を流した

彼は悲しい困った顔で私の涙を拭きとるとまた口を開いた


「だよな‥お前の事言えないわごめん‥‥‥俺が悪かった」

彼は私の頭に手を置き下を向いた

「でも俺はまじでお前だけしか見てないから」


私達はしばらくの間黙った

⏰:11/08/30 16:31 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#116 [唯]
あの時しょうちゃんは何を考えてた?


私はね、‥

あみの事考えてた。

私が彼の事好きって知ってるくせに‥

なんでしょうちゃんを取ろうとするの?


なんで彼女のせいで私がこんな想いしなきゃいけないの?

なんで彼と喧嘩しなきゃいけないの?



「信用できない‥ごめん」

私また最低でしょう?
大好きな彼の事信用できないなんて‥

信じたら馬鹿みるみたいで‥

お人よしなしょうちゃんがいけないんだ

⏰:11/08/30 17:59 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#117 [唯]
そしたら彼は自分の携帯を取り出してカチカチとボタンを押すと電話をかけだした





「あーお疲れ、さっきのあれ俺あみちゃんの事なんとも想ってないから

あーゆう事されたら困るんだ

唯の事大事だし泣かしたくないしだから俺の番号消しといて

俺も消すから。」


彼はあみに電話をかけ淡々とそう言い電話を切った


電話を切ってすぐあみのメモりを出すと私に見せながら削除ボタンを押して消去した

その時見たあみのメモりは"唯の友達"と登録してあった

それだけで彼があみに好意がない事がハッキリわかった気がした

⏰:11/08/30 18:16 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#118 [唯]
「本当ごめんな?‥」

彼は最後にもう1度謝り私を強く抱きしめてくれた


私達の第二試練はこうして突破したw



章君はと言うと‥

状況を2人で探ろうと章君を呼び出した時に聞いた話しだが


ここ最近ずっと連絡をとってなかったらしく

冷めた!と笑って言われた


熱しやすく冷めやすい

話しを聞いてそう思った。

⏰:11/08/30 18:24 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#119 [唯]
あみと私は本当に関わらなくなった

前にした約束もあり2人で話したいと思い彼女に電話した時着信拒否されてた


だからそれっきり


彼女のした事は許せないけど1度は仲良くなった友達だったから仲直りしなくてもちゃんと向き合って話しはしたかった

これが私の本音



「唯〜!橋本が呼んでたよ」

2年生の半分もくるとバタバタと忙しくなる時期

クラスの子伝えに担任の先生から呼び出しをくらった


きっとあれだろう。

この間話してた進路の話し

⏰:11/08/31 06:50 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#120 [唯]
職員室に行くと先生はすぐ私に気づいた

「お前どうした?」


先生は困った顔をして私にプリントを見せてきた


そのプリントは"進路"と書かれたこの前の授業で配られた用紙だった



第一志望から第三志望までを書いて提出するように

そう言われてたのに、私は空欄のまま自分の名前だけを書いて提出してた


「行きたい大学とか専門学校とかないのか?」

「うん」

「どこかで働きたいとかは?」


「う〜ん‥今んとこない」

⏰:11/08/31 06:59 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#121 [唯]
今の時代、将来の事を学生から考えてる子なんているのだろうか

いたとしてもきっと少ない



とりあえず高校には出とけ!
制服が着たいから
友達と一緒だから
中学の担任に言われたから

大半の子がそうだと思う


少なくとも私の周りの子はそんな理由ばかりだった。

私もその1人、

だから私は夢もなければ何かしたい事もなかった

むしろ卒業して考えればいいや


って、考えてた。

⏰:11/08/31 14:07 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#122 [唯]
「もう少しよく考えてみろ」


そう言われたって、何も考える事はない。

私は「はい」とだけ返事をして返された進路用紙の紙を持って職員室を出た



教室に戻り机に座ると1人の女の子が私に話しかけてきた


「ちょっと聞いたぁ!?」



え?‥なに‥‥‥‥?


「前田の話し」

前田‥‥‥‥あみの事だった

その子は前にある誰の机かもわからないのにお構い無しに座ると私に馴れ馴れしく話してきた

⏰:11/08/31 17:41 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#123 [唯]
「あいつ今度は知子の男取ったんだって」

久保知子
同じクラスの女の子の事だった

知子の方を見ると周りには女の子達が集まってその中心で知子は泣いてた

でもそれを私に言ってどうなる


「私等ももう限界だからさ前田に文句言ってやろうってなって」

それと私とどう関係があるんだ



「ほら、人数多い方があいつも少しはビビるだろうし反省するじゃん?」


人数集めって訳

ビビるはさて置き、反省はしないと思う

⏰:11/08/31 17:46 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#124 [唯]
人を集めて1人を敵にする

そんな卑怯な事が私は1番大嫌いだった



「私はパス。するなら私抜きでやって」

「知子がやられたんだよ?!唯はムカつかないの?」


唯って‥

名前で呼ばれるのはいいが友達という程私はこの子と仲良くなったつもりはない

知子だって普段はグループも違えば関わる事なんて全然ない


それなのにこういう時だけ話しかけてきて都合よく使おうとしてる彼女の方が私はムカついた



「そういう事苦手だから」

私はそういって教室から逃げた

⏰:11/08/31 18:03 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#125 [唯]
保健室に行く途中あみとすれ違った

相変わらずシカト

楽しそうに手を組んで喋るあみの隣には男がいたけどきっと知子の男だろう


私には関係ない。

そう思い通り過ぎたけど、私も一度は同じ状況に立ってた一人

知子の気持ちがわからなくもなかった

むしろ痛い程わかってた



私は来た道を戻りあみを追いかけた




「あみ!」

私が呼ぶとあみは冷たい視線をこちらへ向けた

⏰:11/08/31 18:28 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#126 [唯]
「あんた何やってんの?いい加減にしなよ。人の男とって何が楽しいの?

惨めって事わかんないの?

あんたもあんたよ!ちょっとあみに気があるそぶり見せられたからってコロッと気持ち変わって!

彼女の気持ちも少しは考えなさいよ

どうせ飽きて捨てられるのはあんたなんだからね!

彼女の事もっと大事にしなさいよ」



私は一方的に口を動かしてた


男は凄く気まずそうな顔をしてた

なのにあみは「だから?」と言うような顔で私を見てた


「いつか痛い目みるのはあみなんだからね」

私はそう言ってあみの前から立ち去った

⏰:11/08/31 18:34 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#127 [唯]
彼に今日の事を話した。


すると「ほっとけ!」て‥‥‥



「とばっちりきて困るのお前だろ?」

そうだけど‥‥‥


「てか唯きてー」


彼はベッドの上で両手を広げて私を呼んだ

「あ〜落ち着く‥」

「寝ないでよ(笑)」



この時間が1番好き

彼の腕の中でベッドに寝転がる


寝ないでよ。って言っときながらいつも私が先に寝てる(笑)

そのぐらい私も落ち着く

⏰:11/09/01 00:35 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#128 [唯]
「唯まだーぁ?」

「もうちょっと待って」


朝から彼に急かされ私はバタバタと準備をしていた

この日は、彼の友達とバーベキューの日




バーベキューの前の日―‥

「お前の事見たいって言うからさ」

彼は前日になってその話しをしてきた

いきなり過ぎる‥し

「だって気まずいじゃん‥」

彼の友達は章君しか知らない

章君を含め他にまだ6人とその人達の彼女が来ると聞いたら‥気まずい

「大丈夫俺がいるんだし♪」

根拠もなくそう言う彼

⏰:11/09/01 01:06 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#129 [唯]
渋々承諾して行く事になったバーベキュー


でも私の気分は上がってた

知らない人ばっかりだけど初めてのバーベキューだから



「ねぇ川あるんでしょ?」

「あ〜なんで?」

「そこって泳げるの?」

「お前泳ぐ気?」

私は彼を無視して一人で笑ってた


それから途中で章君を拾った

⏰:11/09/01 01:20 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#130 [唯]
でも‥‥‥

着いてすぐ私は彼と喧嘩した



「駄目!ぜったい無理」

「なんでよ?!」

「俺水着持ってきてないもん」

そう言い彼は窓の方を向いた
ガキか‥


「まぁま、お二人さん‥とりあえずみんなのとこ行かない?」

章君になだめられ私達は車から降りた


喧嘩したから彼は友達の所へ行ってしまった

彼がいないとひとりぼっちなのに‥私は来た事を後悔した

でもそんな私に1人の女の人が話しかけてきてくれた

⏰:11/09/01 01:28 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#131 [唯]
彼女の名前は愛さん

私より二つ年上の彼と同い年の人だった

いたって普通の顔立ちで、でも笑顔がとても可愛くて優しい人


それからすぐ私はさっきまでほったらかしだった彼に呼ばれて友達に紹介された



「俺の彼女♪」

自慢げに彼は私の肩を自分に寄せそう言った

都合いい奴め‥


「2個下だっけ?見えないわ」

はい‥


「しょうに泣かされしてない?」

何度か‥

「こいつチャラいからな〜(笑)」

へぇチャラいんだ‥
私は彼の顔を見た

⏰:11/09/01 02:40 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#132 [唯]
「ま、女がいない時限定だけど!」


ふぅん‥。

彼達の言葉に私は愛想笑いを繰り返してた

その後みんなが行くと彼は小さな声で「ごめん」と謝ってきた

だから私も「ごめんね」と素直に謝った


仲直りもでき調子に乗ったのか(笑)椅子に座った彼は私を自分の膝に乗せみんなに見せつけた


「お前!そんな暇あったら肉焼けよ」

「俺等は食べる専門なの(笑)」

「私やってくる!」

私は申し訳なくなって彼にそう言った

だけど彼は離してくれなくて私は照れを隠すようにひたすら文句を言ってた

⏰:11/09/01 02:52 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#133 [唯]
焼けた肉を愛さんが持ってきてくれてその時、川に入らないかと誘われた


「入りたいです♪」

なのに彼は駄目の一点張り

「だったらしょうちゃんは服のまま入ればいいじゃん!」

「お前!俺にフル○ンで帰れって言ってんの!?」


「パンツ脱いでたらいいでしょ!」


そんな私達のやりとりに愛さんは笑ってた

それに彼の友達も聞いてたらしく


「俺カイパン2枚あるからしょう使う?」

彼は友達に飛びついてた

それからすぐ水着に着替えて愛さんと川に入った

⏰:11/09/01 03:01 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#134 [唯]
彼と章君も来て4人で遊んだ

川と言っても全然浅くなくて思いっきり水かけられたり、抱っこされて落とされたり

おかげで顔も髪もびちょびちょ


でも楽しくてそんなのどうでもよかった


川の水は思ったより冷たくてすぐに上がり私達はその場に寝転がった

でも‥


「石が当たって痛い!(笑)」

そうすぐに起き上がり私達はみんなの所に戻った

夕方、お酒組のみんなは出来上がってて夜は花火をした


帰りは彼がお酒を飲んだから章君の運転

だから章君はその日彼の家に泊まった

疲れた私はすぐに彼のベッドで眠りについた

⏰:11/09/01 03:32 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#135 [唯]
久しぶりに嫌な夢を見た



嫌な夢、怖い夢って決まって同じ夢だよね。

始まりから終わりまで


私の嫌な夢は‥‥‥

周り一面真っ暗闇でそこに私が立ってて

「お母さんお母さん」て何回も母親を呼んでる夢

呼んでるのにお母さんはどこにもいなくて

いつもスーツを来た5人の人に連れていかれる夢




起きていつも思う

夢でよかった‥‥‥‥て。


絶対に戻りたくないあの場所


私は隣で寝てる彼の腕の中に入って現実を確かめた

⏰:11/09/01 13:36 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#136 [唯]
私は母親に捨てられてる

夢の原因はきっとこれ‥


スーツを着てる人は施設の先生達

泣きながら叫びながら私は連れて行かれた




今でも思い出すと涙が出てくる

でも全部こうなったのは私のせい




「唯?‥‥‥どした?」

目を覚ました彼が私に気づいて声をかけてくれた

声を押し殺して泣いてたけど体は小刻みに奮えてた


ずっと見てなかったのに‥

なんでだろう。
彼の前だと素直に涙が出てくる

嘘泣きの唯じゃなくなってる

⏰:11/09/01 22:32 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#137 [唯]
誰かに構ってほしくて覚えた


嘘泣き






私は彼に抱きついて顔を隠した

泣いてるせいか、息があがって苦しい


「唯ちゃ〜ん」

かすれた声で私を呼んだ



「しょうちゃん‥‥‥」

「ん?」

「私とずっと一緒にいてね?」


私を捨てないでね‥

私を一人にしないでね‥

離れていかないでね‥


「俺はどこにもいかないよぉ‥」

そう言って私の頭を何度も何度も撫でてくれた

⏰:11/09/01 22:40 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#138 [唯]
悪い事は続くって‥‥

おばぁちゃんから聞いた事がある


1つ悪い事があればまた1つ、重なって重なって起こる


家に帰ると私の携帯におばぁちゃんから電話がかかってきた




「あんたお母さんに会いたい?」


いきなりそう言われ私はすぐに返事ができなかった

私を虐待してた母

非行に走った私を捨てた母


「なんで?」

「唯に会いたいんだって‥」

母から連絡がきておばぁちゃんは最初反対して怒ったらしい

でも母が唯に謝りたいからって泣きながら頼んできた


「唯の気持ちが第一だからね?

ばぁちゃんは唯が会いたくないって言うならそれでいいから」

⏰:11/09/01 22:52 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#139 [唯]
母と会うのは中学校ぶり

私が1年生の時に母は私を捨てた


虐待されてた小学2年の時母と離され一度施設に入り中学1年の時施設から出るも母の虐待と私の非行にまた、今度は母の手から捨てた


でも‥なんでだろう

虐待されてたのに、捨てられたのに母の事は嫌いになれなかった


おばぁちゃんと会う日取りを決めた


正直緊張してた

私は先に待ち合わせ場所に着いた

店員さんに案内され私は一人席に座って母達を待った

⏰:11/09/01 23:08 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#140 [唯]
特別なお店って訳でもないごく普通の小料理屋

おばぁちゃんの行き着けでもあって店員さんも顔見知り


出された水を一口飲んで私は気持ちを落ちつかせた



「あんた連絡ぐらいしなさいよ」

私が座ってすぐだろう

ハンカチをパタパタとしながらおばぁちゃんが店員さんに案内されて迷わず私の隣に座ってきた

その後ろには母も‥‥‥

中学校ぶりに見た母は変わってなくて

厚化粧に派手な服装高すぎるぐらいのハイヒール

でもそこにいるのは昔の気の強い母じゃなくて弱々しい姿の母だった


母は下を向いたまま私の前に座った

⏰:11/09/02 03:39 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#141 [唯]
「とりあえずご飯食べましょ!あんた何も食べてないんだろ?」

「あ‥うん」

「百合子(母の名)は?」



「私は大丈夫」


それからおばぁちゃんが店員さんを呼んで注文をしている間私達は顔も合わさずただひたすら私は考えてた


どちらから口を開くのだろう。

ここは私が?

強気に「話しってなに?」‥

それとも母からの言葉を待っていようか‥


私は気まずくなっていた

すると注文を終えたおばぁちゃんが私達に口を開いた


「なぁに二人共黙っちゃって。

ほら、百合子話しあるんだろ?ちゃんと唯を見なさい」


「唯‥‥‥‥」

私は母の声で顔をあげた

⏰:11/09/02 03:50 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#142 [唯]
母は今にも泣きだしそうな顔で私を見ていた


「大きくなったね‥高校2年生だっけ?」

そう言い優しい笑顔を見せる母

母の左薬指には結婚指輪がはめてあった



「再婚したんだ」

私は冷たく言った

「うん‥」


するとおばぁちゃんがあいだに入ってきた


「百合子、この子にはちゃんと言いなさいよ」

おばぁちゃんの目は真っすぐ母を見ていた



私はまた一口水を飲んだ

そこで料理が運ばれてきて話しは中断した

私は重たい空気に耐えられず一回席を立ちトイレに逃げた

⏰:11/09/02 04:03 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#143 [唯]
携帯を開くと彼からメールがきていた

----
終わったら連絡しろよ!
迎え行くから(^O^)

お前の素直な気持ちお母さんにぶつけてこい!
----


付き合い始めの頃に、私の生い立ちを話してたから彼には今日の事を話してた

私はわかったとだけ返信をして鏡の前で気合いを入れ席に戻った



「ほら、少しでも摘みながら話しなさい。」

そう言いおばぁちゃんから箸を貰い、ご飯を摘んだ

そんな私を見て母はすぐ口を開いた


「唯‥今まで本当にごめんなさい

謝っても許してくれないのはわかってる‥散々貴女に酷い事してきたものね。でも」

私は母の次の言葉を聞いて摘んでた料理を机に落とした

⏰:11/09/02 04:16 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#144 [唯]
言葉が出てこなかった


なんで母が‥



私を虐待してたんだよ。子供を捨てたんだよ

そんな母がまた今は子供を育ててるって‥

私の兄弟?‥‥‥‥

私は冷静に聞いた


「今何歳?‥‥」

「明日で4歳になるわ」


明日‥‥‥ましてや彼と一緒の誕生日

毎年彼の誕生日がくる度、母と子供の事を嫌でも思い出す


「私変わったの。昔とは違うわ」

そんなの知らない
私の時には変わらなかったくせに


でもその子にはなんの罪もない

怒りをぶつけるのは母にだけ

⏰:11/09/02 04:30 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#145 [唯]
「私ね今彼氏がいるの。」

私はなにを言ってんだ‥‥‥


「凄く優しくて私を大事にしてくれてる。結婚まで考えてる」



母に言った所でどうにもならないのに私の口は止まらなかった


「子供も欲しいって思ってる。でも私は絶対お母さんみたいにはならない」

毎朝ご飯を作ってあげて

おやつは一緒に作って天気のいい日は公園に行って、彼の休みの日は家族でお出かけして

寝る時は大きなベッドで子供を挟んで寝る



「優しいお母さんになるの」

母は笑ってた
でもどこか悲しそうだった


「唯は今幸せなのね。お母さん安心した‥」

私はなにも言えなかった

母が帰って私はおばぁちゃんの胸の中で泣いた

⏰:11/09/02 04:41 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#146 [唯]
「彼氏はちゃんと迎えにくるんだろうね?」

「くるってば!」


「それならいいけど。気をつけて帰るんだよ?また連絡するから」


「うん。おばぁちゃんありがとう」


店の前でタクシーに乗ったおばぁちゃんを見送り私は彼に電話をかけた


「終わったよぉ‥うん。○●の店」

電話を切り私は店の前で彼を待った

彼の家からは車で20分とかからず着く距離


なのに彼は20分経っても迎えにはこなかった

電話をかけたけど出ない

30分待ってもくる事はなく私はタクシーを呼んだ

タクシーの中で何度も彼に電話をかけたけど1回も出ず車は彼の家に着いた

⏰:11/09/02 04:51 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#147 [唯]
この時私の怒りはピークに達してた

タクシーの運転手にお金を払い彼の家のチャイムを鳴らした

電気は着いてるのに誰も出ない


私はもう1度彼に電話をかけた



-おかけになった電話は電波‥-



さっきまで繋がってた電話は電源が切られてて繋がらなかった


いきなりなに?!

さっきまで繋がってたじゃん


私の怒りは既にピークを通りこしてた

すると見覚えのない電話番号から電話がかかってきた

⏰:11/09/02 04:57 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#148 [唯]
出ると相手は章君だった

出てすぐ章君の言葉を遮って私は彼の事を聞いた


「しょうちゃん知らない!?」

「いや、今その事を言おうとしたんだけどw‥」

章君は困ってた


「なに?!」

「その前に、唯ちゃん1回落ち着いて。」


私は電話で落ち着いたそぶりを見せ章君の話しを聞いた

「しょうの奴、唯ちゃん迎えに行く途中で事故ってー‥」





事故‥‥‥‥‥‥‥‥


私はまた章君の言葉を遮った

「どこの病院!?」

⏰:11/09/02 05:11 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#149 [唯]
「え?あー‥□▲総合病院ー‥」

それだけを聞き私は電話を切ってタクシーをすぐ近くのコンビニに呼んだ



彼が事故‥‥

彼が‥しょうちゃんが‥‥

なんで?!

私の頭はパニックになってた

そのせいでタクシーに乗ったのにいつまでも行き先を言わない私に運転手は困って聞いてきた


酷いのかな?‥

章君にそれすらも聞いてない

病院に着き私は急いで救急入口から中に入った


中に入ると章君が私を待っててくれた


「しょうちゃんは?!」

「あっちのベッドにいる」

⏰:11/09/02 05:20 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#150 [唯]
章君は救急室を指さした

私はドアを開け彼のいる1つだけ閉まったカーテンを勢いよく開けた


「しょうっ‥‥‥ちゃん?」




そこには顔に白いハンカチを被され布団に入ってる彼の姿が横になって眠っていた


え?‥‥‥



章君の顔を見ると下を向いてた

私はすぐには彼に近寄れなかった


嘘だよね?‥‥

恐る恐る近寄りハンカチに手を差し延べ彼の顔を見ようとした

⏰:11/09/02 05:31 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#151 [唯]
するとハンカチの下から「わぁ!」と声がし、彼が起きあがった



!?‥っえ?‥‥‥‥

私は固まった

彼と章君はお腹を抱えて笑ってた


「ドッキリ大成功ー!w」

は?‥‥‥


私は何故か涙が出てきた


「おい!なんで泣くんだよ?!」

慌てる彼
章君も一緒に慌ててた


「だって!‥‥‥‥」


死んじゃったと思ったじゃん

でも‥生きててよかった‥

私はグシャグシャになった顔で章君がいるのも忘れて彼に抱きついた

⏰:11/09/02 05:40 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#152 [唯]
「はいはい、慌てん坊唯ちゃん!人の話しは今度からちゃんと聞こうね(笑)」


そう言って私の頭を撫でた

話し?‥‥‥

私は顔をあげ彼を見た

すると彼と章君が話してくれた


私を迎えに行く途中に事故った事


携帯を家に忘れて覚えてた番号が章君の携帯番号だったから病院から電話して来てもらった事

あみに番号を聞いて章君が私に電話をくれた

「事故って、でもたいしたことないからー‥」


そう言いたかったのに私の耳は聞こうとしてなくて

「絶対大袈裟に考えてるよ‥」

と、章君の言葉に彼が考えついたドッキリ作戦



だけどやり過ぎ‥

たいしたことないと言ってた彼の右足には包帯が巻かれてて

腕と顔は擦り傷がいっぱい

⏰:11/09/02 05:53 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#153 [唯]
「でもなんで傷だらけなの?」


車ならそこまでなんないよね?



「こいつ今日に限って単車に乗ってたんだって(笑)」

「おかげで廃車だよ‥」

「でもよかったじゃん。単車なのにそこまで怪我もたいしたことなくて!」


彼と章君は笑ってた

でも私は笑えなかった



私がどれだけ心配したと思ってんの?!

いきなり連絡とれなくなって

事故ったって聞かされて

おまけに死体の演技までして


「でも俺生きてるよ?」

そうだけど‥‥‥

⏰:11/09/02 06:00 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#154 [唯]
そんな彼を見ると私は怒れなかった



ただ‥本当生きててよかったと心から思った


「入院するの?」

「する訳ないじゃんw病院とか退屈なだけだし」

「ま、通院は間違いなくするだろうな(笑)」

章君がそう言うと丁度看護婦さんがカーテンを開けて入ってきた


「石神さん、どう?具合は」

「あ、大丈夫っす」

「そう、それなら帰れそうね。先生にも言ってあるから

歩ける?」


彼は起き上がりベッドから足を下ろした

「ー‥歩くのはちょっと無理っす」

そう言うと看護婦さんは車椅子を持ってきてくれた

⏰:11/09/03 05:57 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#155 [唯]
それから看護婦さんと一緒に章君の車まで行き車椅子を返した

「今日は救急で応急処置だけだから明日また診察に来て下さいね」


そう言い看護婦さんはまた病院の中へ戻っていった




「ねぇ、骨とか折れてないの?」

「あーレントゲン撮ったけど骨には異常無しだって」


「お前の体はどんだけ丈夫なんだよ(笑)」


車を走らせ家に着き彼の部屋まで章君に手伝ってもらい彼の足の事を考えてその日私達は別々の布団で眠った

帰ったのは夜中
時間は2時を回ってたと思う


なのに朝、彼の声で私は起こされた

目を開け彼の方を見ると険しく苦しそうな顔をしてた



私は飛びおき彼に声をかけた

⏰:11/09/03 06:14 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#156 [唯]
「包帯!」

え?なに?!


「足の包帯取って痛い!」

私は言われるがまま足の包帯を慎重に取った



きっと怪我をした事で熱を持った腫れた足を包帯が圧迫したんだろう

包帯を取ると彼は解放されたように顔が穏やかになった

それからまた包帯を今度は緩く巻いた


時計を見ると8時を回ってた

病院の時間を気にして私は一人起きてた



リビングへ行き彼のお母さんに挨拶をして昨日と今日の事を話した


「それなら私が車出そうね、後保険証がいるでしょ。」

お母さんはそう言い引き出しから保険証を出した

⏰:11/09/03 06:28 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#157 [唯]
「受付って午前中までよね?」

「はい」

「あ、でも私お昼から仕事だけど唯ちゃん大丈夫?」

「はい。帰りはどうにかします」


そんな話しをして時間になると彼を起こして3人で病院に行った

夜に来た時とは全然違って人が多く私達は結構な時間待たされた

その間にお母さんも仕事に行ってしまい

やっと彼の名前が呼ばれた時には12時を回ってた


担当の先生は淡々としていて

「えーっと、ちょっと包帯取ってみようか!」

そう言うと荒々しく包帯を取っては血で引っ付いたガーゼを水を付けるも素早く外した


「彼女さんだっけ?ちょっと外出てた方がいいかもね」

私は素直に診察室から出て待ち合い室で彼を待った

⏰:11/09/03 06:40 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#158 [唯]
だって包帯を取った彼の足は想像してたより酷くて

親指の爪は半分以上剥がれてて肉がエグれてる部分もあった


だから私は素直に待ち合い室に行った

それでも彼が心配で診察室のすぐ横に座って中の声を聞いてた




「骨には異常なかったんだよね

このままだと無理だろうから麻酔さして治療するから」

中からは変わらず先生の淡々とした声と、小さな声で痛みに耐えてる彼の声が聞こえてた


「もう少し我慢して」

「これ本当に麻酔きいてんの?」


凄く痛いんだろうね‥
彼の声は怒ってた

⏰:11/09/03 06:51 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#159 [唯]
待っている間、待ち合い室を離れ私は預かってた彼の携帯から章君に電話をかけ迎えを頼んだ




「あいつどんな?」

「先生にキレてた(笑)」

「だろうなwま、今からそっち行くわ」

「うん、お願いします」


そう言い電話を切ってまた待ち合い室に戻った

すると診察が終わったんだろう

彼が不機嫌な顔して待ち合い室に座ってるのが見えた



「どうだった?」

私は彼の隣に座った

「あいつムカつくわー」

あいつとはきっと先生の事だろう


私は車椅子を押し受付に行った

受付を済ませ会計も終わらしこれから一時の間使うであろう松葉杖を借りて病院を出た

⏰:11/09/03 07:03 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#160 [唯]
禁煙所で章君を待ってる間彼はずっと担当の先生の文句を言ってた


診察が雑だの、言葉使いが悪いだの‥


「俺が何言っても"我慢我慢"ってこっちは痛いっつってんのに無視!」




章君が来るとまた同じ事を言ってた


「病院の先生てそんなもんじゃねぇの?(笑)」

「いぃや!あいつは特別」



車の中はずっとその話題だった

しまいには先生のあだ名まで付けてたw





「冷めたメガネアザラシ」

ネーミングセンス0‥‥‥


私達は爆笑した

⏰:11/09/03 07:15 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#161 [唯]
リビングのソファーに彼を座らして私はまた家を出た

章君に頼んで、車を走らせてもらった


家を出る時私に愚痴愚痴、彼は文句言ってた

でも今日は無視


「いってきます♪」って
気持ち悪いぐらいテンション上げて彼に言った





「章君も手伝ってね。」

「あ〜でも俺途中で帰るからな」

「はいはい」


家を出て何時間経っただろう

きっと彼は鬼のように怒ってるに違いない

駐車場に車を止め家に入ろうと玄関まで歩いて私はハッとなった

リビングの電気がついてない

と、言うより家は真っ暗だった

⏰:11/09/05 19:20 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#162 [唯]
私の第1計画失敗


リビングに入る時にクラッカーを鳴らして彼を驚かそうと思ってたのに、電気を点けて出るのを忘れてた為慌てて部屋に入った

だからクラッカーも無し


そんな事より真っ暗な部屋で彼は怒って待ってた




「しょ‥‥‥‥‥ぅちゃん」

「お前いい加減にせーや」


ボソッと言う彼が怖くて、でも章君は笑って彼をなだめた


「お前ずっとこの部屋おったん?電気ぐらい点けろよ(笑)」

そう言って章君がリビングの電気を点けた



「点けれんのじゃ!ボケ。」

彼は出た時と一緒の場所に座ってた

⏰:11/09/05 19:30 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#163 [唯]
「ごめんね、すぐ準備するから」

「なんの準備だよ」

だけどそれ以上私は答えず買ってきた袋に手を伸ばした


と言ってもそんなに準備する事はなくケーキを箱から出して蝋燭を立てるだけ

すぐにまた電気を消して蝋燭に火を点けて彼の前に持って行った



章君がハッピーバースデーを歌ってくれた

私も恥ずかしながら歌った

でも私以上に彼が1番驚いて1番照れてた


「しょうちゃん火消して」

「めんどくさい」

そう言いながらも彼は一気に蝋燭の火を消した

⏰:11/09/05 21:15 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#164 [唯]
火が消えると部屋は真っ暗になって蝋燭の香りが漂った


「誕生日おめでとう」

私は一言そう言いまた部屋の電気を点けた



「下手くそなサプライズw」

意地悪な彼


その後3人でケーキをつっついた


それから章君も帰って、彼の両親が帰ってきた

私達は2階の彼の部屋へのぼった


「唯ー!」

いつもの彼

部屋へ行くと必ず両手を広げて私を呼び抱きしめてくれる

でも私は彼の後ろに回って背中に抱きついた


「なんで後ろなんだよ」

⏰:11/09/05 21:25 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#165 [唯]
「だってしょうちゃん足怪我してるじゃん」

私は彼の背中に顔をひっつけそう言った


「関係ねぇし!」

彼は上半身だけ振り返り私にキスをしてくれた



「やっべ、やりたい(笑)」

「できないでしょう(笑)」








その日、私達は朝から起きてたのもあってすぐに眠りについた

⏰:11/09/05 21:29 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#166 [唯]
新学期ー‥

夏休みの間の補習授業もろくに行かず、‥

行かなかったくせに"留年なったらどうしよう"と、焦る私


「なったらやめれば?」

簡単に言う彼

私もそう考えてた(笑)



担任の先生から「教室に行く前に職員室に来るように」と、始業式の前日に連絡があった


私は言われた通り職員室に足を向けた




「奄美〜ぃ!」

教室のドアを開けると後ろから私の頭を掴む先生が冗談混じりの血相をかいて登場した


「おはよぅございます(笑)」

⏰:11/09/06 00:13 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#167 [唯]
「あれほど補習授業は出とけって言っただろう」


そう言いながら先生は職員室に入って自分の席へ歩いた

私は先生の後をついていった




「他の先生方にお願いしてあるから補習に出ろ!

特別なんだからな。‥」


そこまでして、3年にあがりたくない‥

でも先生は嫌いじゃない。

私はいつもの「はい」と返事をして職員室を出た


1人トボトボと歩いて教室に向かった

⏰:11/09/06 00:20 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#168 [唯]
自分の席に着くと、後ろから何かが飛んできた

私の背中に当たり床に落ちた




後ろを振り返るとクラスの女の子達が固まって私の方をみてた

グシャグシャに丸められた紙

私はそれを拾って紙を開いた







冷血女

紙にはど真ん中に赤いペンで大きくそう書いてあった


私の事‥‥‥‥‥‥?
だろうね、きっと

最初は思い当たるふしがなかったがまた飛んできた紙を開いてわかった




知子に謝れ

そう荒々しくマジックで書いてあった

私はまた紙をクシャクシャにして彼女達を無視した

⏰:11/09/06 09:18 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#169 [唯]
それからすぐ先生が教室に入ってきて軽いホームルームが終わった後、廊下に並んだ


「出席番号順に並べー」



て、言うけどいつも思う

体育館に行くまでにみんな自由に動くから並ぶ意味がない。

私なんて"奄美"なのに1番後ろ


体育館に入ると各クラス事に並び1番前の男女が点呼をとって先生に報告する

全校生徒が集まりダルそうな声で教頭先生が始業式を進行する

眠くなる校長先生の話し

夏休み中に起こった事件の報告に生活指導からの見直し、保健の先生から体調管理の説明

終わると校歌を歌って3年生から順に体育館を出ていく



体育館を出るまでは男女綺麗に2列に並んでるのに1歩出るとすぐバラバラになってお喋りしだす

⏰:11/09/06 20:52 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#170 [唯]
前の方でキャッキャと騒ぐ女の子達、

私は自分のクラスから少し離れて渡り廊下を歩いてるといきなり誰かに腕を引っ張られた


「え!?」

とっさに出た言葉


普通?声ぐらいかけるよね(笑)

いきなり手を引っ張った人は3年生の男子生徒だった



いかにも問題児と言った容姿の男

着崩した制服、少し明るめの茶髪に動くと髪の間からピアスが揺れて見える



「お前松井の元カノだろ?」


男はいきなりそう言ってきた

松井‥少し前にも出てきたから誰かはわかるだろう。

そう、ある意味キューピッドであり本当は男の中の下の下の悪魔


またこの人の名前を聞くとは思わなかった

⏰:11/09/06 21:37 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#171 [唯]
でもなんで彼が元カレ(松井)の事を聞いてくるの?

私は不思議だった

だって、間違っても一緒のグループではない

どちらかと言うと松井は真面目グループの方‥‥‥‥だと、この人に聞くまではそう思っていた



「全然可愛いじゃん」

全然日本語の使い方おかしいです


「松井となんで付き合ってたの?」


なんでって‥‥‥‥?

告白されたから?
まぁいいや‥って思って付き合った


「好きだったの?」

好きか嫌いかで言えば好きだったけど今は"大"がつく程きらい。

⏰:11/09/06 21:58 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#172 [唯]
てか、なんでそんな事聞いてくるの?


「じゃぁ、俺と付き合わない?」

はい?‥


「彼氏いますから」

私はそう言って立ち去ろうとした



「知ってるよ。」

知ってるならなんで告白してくるの?

そんな彼の次の言葉を聞いて私は驚いた







「彼氏の名前、石神正平だろ?」

⏰:11/09/06 22:02 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#173 [唯]
振り返ると彼は笑ってた



私は平然を装った


「だったらなんですか?」

「別に〜で?どうなん?付き合ってくれるの?」


「付き合いません!!!」


私はハッキリそう言って彼の前を立ち去った

教室に行くと既にみんなが席についてて先生が話してた


席につき私は携帯を開いた



メール1件

彼(正平)からだった。



-‐-‐‐‐---‐

おい!それだけ?(笑)

⏰:11/09/06 22:26 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#174 [唯]
カチカチと携帯のボタンを押して彼に返信をした


もうすぐ終わる〜(^O^)/なにかいるものある?



するとすぐに返信がきた

よっぽど暇なんだろうね(笑)




‐-‐--‐‐-

また一言‥


私は携帯を閉じて先生の話しを聞いた

でも、またすぐに携帯が震え彼からメールがきた


シカトするな(-_-)

-‐--‐-‐-‐‐


その後、ホームルームが終わるまで彼とメールをしていた

⏰:11/09/06 22:38 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#175 [唯]
帰り、教室を出ようとした時先生に呼ばれた

と、言うより言われた。



「奄美ー!補習だぞ。教室3-4だからな」

忘れてた。

すると先生は私の考えを察したのか逃げないようにと「俺と一緒に行こう」と言ってきた


教室に行くとさっきの男子生徒が机に顔を伏せて眠ってた

先生はお構い無しに補習を始めた


気にしなくていいのか?

先生はプリントを渡してきた


「あ、川野君の事は気にしなくていいから。」

先生は眠ってる彼を見ながら私に言ってきた

⏰:11/09/07 00:09 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#176 [唯]
もらったプリントに目をうつしシャーペンを手に持った

けど‥


わからない。全然わからない

できるのは最初の1、2問だけ‥

他は見た事あるけど意味がわからない記号

図形なんて問題外‥


持ってきてた教科書を開くけどどこをどう探していいのかもわからない

私は机に顔伏せ壁を見た

これでも考えるフリw

シャーペンを机にトントンと当てて起きてますのサイン



「お前バカだろう?」

すぐ側で聞こえた声に私は顔を上げた

するとさっきまで窓際に寝てた彼(川野君)が私の隣の席に座ってプリントをみてた

「こら、川野君邪魔しないの!起きたなら帰りなさい。」

先生は注意してくれたw

⏰:11/09/07 00:21 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#177 [唯]
だけど、川野君は無視

すると放送で先生が呼ばれ教室から出ていった



今なら帰れる!

そう思いシャーペンを鞄に閉まってると川野君が私に言ってきた


「帰るんなら、ちゃんとしてから帰れよ」



ギャップ?!

容姿とは正反対の真面目君発言

その後、川野君は「俺が教えてやるから」と言ってきた


「自分でやります。」

私はまたシャーペンを握ってプリントと向き合った

でもわかる訳ないからシャーペンを持った手は動かない



そんな私のシャーペンを取った川野君がプリントに何やら書き始めた


「とりあえずここやってみ?」

川野君が指さした問題には川野君の字が書いてあった

⏰:11/09/07 00:32 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#178 [唯]
問題の解き方?

私は言われた通りプリントに書かれてる通り問題を解いた


「‥‥できたっ‥」

私は自分で驚いた

「やればできるじゃんw」



川野君は頭が良かった


「どう?惚れた?(笑)」

「ここはどうやるんですか?」


私は無視して問題の解き方を聞いた

それから1問1問、川野君に教えてもらい先生が戻ってきた時には全部の問題が終わってた



先生と答え合わせをして私は教室を出た


「ありがとうございました」

「どういたしまして〜これから彼氏ん家?」

「はい」

⏰:11/09/07 00:44 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#179 [唯]
すると川野君は携帯を取り出して誰かに電話をかけだした

それを見て私も彼に電話をかけた


でも話し中だった。


「お疲れっす!今から行っていいっすか?」

私は彼にメールをうった


「あ、じゃぁ今から行きます」



川野君は電話が終わるとまた‥

「ねぇ、本当に付き合ってくれんの?」

「付き合いません。」

「一途だねぇー」



初めて言われた言葉だった

「一途」‥‥‥いい言葉だね‥


今まで、タラシとか嘘泣きの唯とか冷血女とか悪い意味の言葉しか言われた事なかったからその言葉に凄い照れてる自分がいた

⏰:11/09/07 01:14 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#180 [唯]
 











?‥‥は?‥‥‥

正門を出て川野君も一緒の方向と言う事で一緒?に帰ってきた


彼の家の前



「なにしてるんですか?」

「え?来ちゃマズかった?」

「当たり前でしょう」


彼氏の家に男を連れてくる彼女がいますか?

いないでしょう。

なのに川野君は「大丈夫大丈夫」て言いながら彼の家のチャイムを鳴らした

⏰:11/09/07 08:15 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#181 [唯]
その瞬間この後の結果が見えた気がした

彼と喧嘩‥‥‥‥間違いない




チャイムを鳴らしてすぐ彼が玄関を開けて出てきた


彼の顔が想像できる

怖くて私は彼の顔が見れなかった





「お前いきなり何?」

ほら‥

でもそれは私に向けられた言葉じゃなかった

「お疲れっす」

そう声を出したのはKY川野君

⏰:11/09/07 08:20 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#182 [唯]
え?‥‥‥‥


「お前遅い!」

これは私に向けられた言葉



そう言うと彼は私と川野君を家へ上げ彼の部屋に行った





ー-‐-‐-‥

「いやぁー、wなんで気づかないの?普通気づくでしょ(笑)」

「こいつ馬鹿だから(笑)」


しばらくして、私を馬鹿にする2人


部屋に入って私が訳もわからずにいると川野君が説明してくれた

彼と川野君は小中の先輩後輩

家も近く親同士も仲良くて兄弟みたいな2人だって事

⏰:11/09/07 08:28 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#183 [唯]
私に対してゲラゲラ笑う2人


え?じゃぁなんで私に告白なんかしたの?

「あー、しょう君!この子合格っす♪告ったけど彼氏いるからって俺、振られましたw」


あれは冗談?私を試した?



「当たり前だろwてかなに?お前そんな事したの?

余計な事すんなよ(笑)」


「でも頭は馬鹿っすよ?(笑)」


私の事でそんなに笑わないで下さい

しょうちゃんも彼女が笑われてるのに怒ってよ‥



「だって俺がしょう君に電話したのも気づかないっすもんw」

あの電話は彼?

⏰:11/09/07 08:37 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#184 [唯]
「おまけに勉強もできないしw」



それは関係ないでしょう。




「ほら、前にお前がいる時こいつ来てたじゃん」

「いつ?」

「ん〜‥でもあん時は俺にじゃなく母さんに用事があってきてたんだよな?」



私は頭をフル回転させ考えた






あ!!!!!!!!!!!!!!!

「おばあちゃんとリビングで話してた。」

でもあの時の人は黒髪

「その黒髪だったのがこいつ」


「あれ川野君だった‥‥‥‥んですか?」

「そっ!あ〜敬語使わなくていいから」

⏰:11/09/07 08:48 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#185 [唯]
○●って狭いな〜‥て、この時思った



「てか足大丈夫なんすか?」

「最初はヤバかったけどなw」


1人じゃ何もできなかったもんね

お風呂もトイレも、どこに行くのも人の手が必要だったもんね



2人で私を馬鹿にするから心の中で彼に私なりの意地悪を言って私ははぶててた


「なにお前はぶててんの?」

私は無視して携帯を開いた



いつもなら構ってくれるのに川野君がきてるからかそんな私をほったらかしてまた川野君と話し始めた

すると私の携帯の画面が切り替わりメールを受信した

宛先不明、未登録のアドレス

私はメールを開いくと内容を見て自然と声が出た



「なにこれ‥」

⏰:11/09/07 09:06 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#186 [唯]
私の言葉に2人が話しをやめて携帯を覗きこんできた


「うわっ!これ俺等じゃんw」

そう言ったのは川野君だった



メールの内容は私と川野君の事だった

写真が1枚

渡り廊下で川野君に腕を引っ張られ話してる時

手を繋いで見つめあってる写真

内容は誰が考えたのか‥



奄美唯●□高校2年
彼氏いるのにも関わらず学校で浮気する女

日替わりで2人とやってるんですかー?それとも3P?!笑

きもーい!!!!

男の敵!女の恥★最低ー

そんな人は学校こないで下さい



内容はこんな感じだったと思う

⏰:11/09/07 19:27 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#187 [唯]
「お前心当たりないの?」

彼が聞いてきた


「ない‥‥‥‥‥‥‥」



けど、‥ある‥‥‥こんなメール送ってくるのは

、クラスの女の子の誰か


「なんで?」



私が、知子を見捨てたから?

誘いを断って逃げた‥‥から
仲間に入らなかったから?


私は無言で拒否リストに追加した


「その女達全員、明日正門に呼べ」

⏰:11/09/08 02:19 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#188 [唯]
「それはやめて!」

私は即答で彼の言葉を断った


彼の出る事じゃない

自分でなんとかする




「じゃぁ、なんかあったら亮(川野君)にすぐ連絡しろ!」

彼はそう言うと私の携帯をとって川野君のメモりを登録した





しょうちゃんはね、

川野君‥‥‥、亮君の事を信じてるんだって

だから私と亮君が写った写真を見ても怒らなかったし1番に私を心配してくれた




そんな信用できる人がいて当時の私は2人がうらやましかった

⏰:11/09/08 02:38 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


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