嘘泣き
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#151 [唯]
するとハンカチの下から「わぁ!」と声がし、彼が起きあがった
!?‥っえ?‥‥‥‥
私は固まった
彼と章君はお腹を抱えて笑ってた
「ドッキリ大成功ー!w」
は?‥‥‥
私は何故か涙が出てきた
「おい!なんで泣くんだよ?!」
慌てる彼
章君も一緒に慌ててた
「だって!‥‥‥‥」
死んじゃったと思ったじゃん
でも‥生きててよかった‥
私はグシャグシャになった顔で章君がいるのも忘れて彼に抱きついた
:11/09/02 05:40
:SH01B
:☆☆☆
#152 [唯]
「はいはい、慌てん坊唯ちゃん!人の話しは今度からちゃんと聞こうね(笑)」
そう言って私の頭を撫でた
話し?‥‥‥
私は顔をあげ彼を見た
すると彼と章君が話してくれた
私を迎えに行く途中に事故った事
携帯を家に忘れて覚えてた番号が章君の携帯番号だったから病院から電話して来てもらった事
あみに番号を聞いて章君が私に電話をくれた
「事故って、でもたいしたことないからー‥」
そう言いたかったのに私の耳は聞こうとしてなくて
「絶対大袈裟に考えてるよ‥」
と、章君の言葉に彼が考えついたドッキリ作戦
だけどやり過ぎ‥
たいしたことないと言ってた彼の右足には包帯が巻かれてて
腕と顔は擦り傷がいっぱい
:11/09/02 05:53
:SH01B
:☆☆☆
#153 [唯]
「でもなんで傷だらけなの?」
車ならそこまでなんないよね?
「こいつ今日に限って単車に乗ってたんだって(笑)」
「おかげで廃車だよ‥」
「でもよかったじゃん。単車なのにそこまで怪我もたいしたことなくて!」
彼と章君は笑ってた
でも私は笑えなかった
私がどれだけ心配したと思ってんの?!
いきなり連絡とれなくなって
事故ったって聞かされて
おまけに死体の演技までして
「でも俺生きてるよ?」
そうだけど‥‥‥
:11/09/02 06:00
:SH01B
:☆☆☆
#154 [唯]
そんな彼を見ると私は怒れなかった
ただ‥本当生きててよかったと心から思った
「入院するの?」
「する訳ないじゃんw病院とか退屈なだけだし」
「ま、通院は間違いなくするだろうな(笑)」
章君がそう言うと丁度看護婦さんがカーテンを開けて入ってきた
「石神さん、どう?具合は」
「あ、大丈夫っす」
「そう、それなら帰れそうね。先生にも言ってあるから
歩ける?」
彼は起き上がりベッドから足を下ろした
「ー‥歩くのはちょっと無理っす」
そう言うと看護婦さんは車椅子を持ってきてくれた
:11/09/03 05:57
:SH01B
:☆☆☆
#155 [唯]
それから看護婦さんと一緒に章君の車まで行き車椅子を返した
「今日は救急で応急処置だけだから明日また診察に来て下さいね」
そう言い看護婦さんはまた病院の中へ戻っていった
「ねぇ、骨とか折れてないの?」
「あーレントゲン撮ったけど骨には異常無しだって」
「お前の体はどんだけ丈夫なんだよ(笑)」
車を走らせ家に着き彼の部屋まで章君に手伝ってもらい彼の足の事を考えてその日私達は別々の布団で眠った
帰ったのは夜中
時間は2時を回ってたと思う
なのに朝、彼の声で私は起こされた
目を開け彼の方を見ると険しく苦しそうな顔をしてた
私は飛びおき彼に声をかけた
:11/09/03 06:14
:SH01B
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#156 [唯]
「包帯!」
え?なに?!
「足の包帯取って痛い!」
私は言われるがまま足の包帯を慎重に取った
きっと怪我をした事で熱を持った腫れた足を包帯が圧迫したんだろう
包帯を取ると彼は解放されたように顔が穏やかになった
それからまた包帯を今度は緩く巻いた
時計を見ると8時を回ってた
病院の時間を気にして私は一人起きてた
リビングへ行き彼のお母さんに挨拶をして昨日と今日の事を話した
「それなら私が車出そうね、後保険証がいるでしょ。」
お母さんはそう言い引き出しから保険証を出した
:11/09/03 06:28
:SH01B
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#157 [唯]
「受付って午前中までよね?」
「はい」
「あ、でも私お昼から仕事だけど唯ちゃん大丈夫?」
「はい。帰りはどうにかします」
そんな話しをして時間になると彼を起こして3人で病院に行った
夜に来た時とは全然違って人が多く私達は結構な時間待たされた
その間にお母さんも仕事に行ってしまい
やっと彼の名前が呼ばれた時には12時を回ってた
担当の先生は淡々としていて
「えーっと、ちょっと包帯取ってみようか!」
そう言うと荒々しく包帯を取っては血で引っ付いたガーゼを水を付けるも素早く外した
「彼女さんだっけ?ちょっと外出てた方がいいかもね」
私は素直に診察室から出て待ち合い室で彼を待った
:11/09/03 06:40
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#158 [唯]
だって包帯を取った彼の足は想像してたより酷くて
親指の爪は半分以上剥がれてて肉がエグれてる部分もあった
だから私は素直に待ち合い室に行った
それでも彼が心配で診察室のすぐ横に座って中の声を聞いてた
「骨には異常なかったんだよね
このままだと無理だろうから麻酔さして治療するから」
中からは変わらず先生の淡々とした声と、小さな声で痛みに耐えてる彼の声が聞こえてた
「もう少し我慢して」
「これ本当に麻酔きいてんの?」
凄く痛いんだろうね‥
彼の声は怒ってた
:11/09/03 06:51
:SH01B
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#159 [唯]
待っている間、待ち合い室を離れ私は預かってた彼の携帯から章君に電話をかけ迎えを頼んだ
「あいつどんな?」
「先生にキレてた(笑)」
「だろうなwま、今からそっち行くわ」
「うん、お願いします」
そう言い電話を切ってまた待ち合い室に戻った
すると診察が終わったんだろう
彼が不機嫌な顔して待ち合い室に座ってるのが見えた
「どうだった?」
私は彼の隣に座った
「あいつムカつくわー」
あいつとはきっと先生の事だろう
私は車椅子を押し受付に行った
受付を済ませ会計も終わらしこれから一時の間使うであろう松葉杖を借りて病院を出た
:11/09/03 07:03
:SH01B
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#160 [唯]
禁煙所で章君を待ってる間彼はずっと担当の先生の文句を言ってた
診察が雑だの、言葉使いが悪いだの‥
「俺が何言っても"我慢我慢"ってこっちは痛いっつってんのに無視!」
章君が来るとまた同じ事を言ってた
「病院の先生てそんなもんじゃねぇの?(笑)」
「いぃや!あいつは特別」
車の中はずっとその話題だった
しまいには先生のあだ名まで付けてたw
「冷めたメガネアザラシ」
ネーミングセンス0‥‥‥
私達は爆笑した
:11/09/03 07:15
:SH01B
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