嘘泣き
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#21 [唯]
彼は「いいから」とそれだけ言って腰を下ろした

私は流されるまま‥でも昨日の事もあり、本当に申し訳ない気持ちもあって‥言われた通り準備を始めた



「こっち見ないでよ!」

私はメイク落としで顔に塗りたくってた化粧を全て落とした

当時の私の鞄の中にはなんでも入ってた

なんでもは言い過ぎたけど本当ドラえもんのポケットか!ってツッコまれるぐらい

彼からも何度かツッコまれた事があった


落としきれないマスカラを無視して私は適当に化粧を済ました

「よし!出来た」

「じゃぁ行くか」

⏰:11/08/25 10:16 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#22 [唯]
「まだ待って」

私は鞄から歯ブラシを取り部屋を出てトイレに入った


歯磨きはエチケット

何故か私は機嫌がよかった


部屋に戻り歯ブラシをしまい彼に声をかけた



「お前の鞄てなんでも入ってんのな(笑)

ドラえもんのポケットみたい」


この時1回目のドラえもんのポケット発言w

急に私は恥ずかしくなった


「行くぞ!」

彼はドアノブに手をかけ部屋から出た

⏰:11/08/25 10:28 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#23 [唯]
近くのパーキングまで歩き彼の車に乗りこんだ

きっと行く場所は決まってるんだろう、車は迷う事なく目的地へ走ってた



「え?なにすんの?」

着いた場所は市内一大きいデパート

全てが揃ってると言っていい程なんでも揃ってる


駐車場に車を止め「とりあえずご飯」と彼の言葉にエレベーターに乗り最上階へ登った

恥ずかしい事にこのデパートには何十回、何百回と言っていい程来てるのに最上階に登ったのは初めてだった

デパートでご飯なんて私の数少ない頭の引きだしには入ってなくて未知の世界だった

「なに食べたい?」

「え?ぁー‥ガッツりしない物」

⏰:11/08/25 10:51 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#24 [唯]
沢山あるお店に見とれていた私の言葉は答えになってない


「じゃぁ焼肉な♪」

私、ガッツりしない物って答えたよね?

答えになってなかったけど焼肉ってガッツりだよね?



「ただ自分が食べたいんでしょ」

私は彼に聞こえるか聞こえないかの小さな声で言った

なのに聞こえてたみたいで「まぁな〜」とか言いながらお店に入った


座敷に通され彼と私は先にウーロン茶を注文した

「沢山食えよ」

彼に言われ私は遠慮なく注文した

⏰:11/08/25 10:58 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#25 [唯]
痩せの大食い

もし、芸能界に入れは私のキャッチコピーになるだろう


そんな事はどうでもよくて‥


この頃はまだあったユッケにレバ刺しを頼みお肉は彼に任して石焼きビビンバ、テールスープ

言えばまだまだ出てくる。


そこで私達はお互い自己紹介をした。(笑)

出会って12時間以上

お互いがお互いの名前を初めて知った

⏰:11/08/25 11:06 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#26 [唯]
彼の名前は

石神 正平19歳
神社の息子?私は名前と漢字を聞いた時そう思った

でも違うって(笑)

見た目は誰もが言うだろうね‥どヤンキーw

白に近い何回も脱いたであろう金色の髪の毛に取れかけたツイスト

そこまで背は高くなくて日本人の平均身長より若干高いかな?ぐらい‥

動物で例えたら犬
笑うとクシャっとなって可愛い

⏰:11/08/25 11:24 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#27 [唯]
そして私の名前が

奄美 唯 当時17歳の高校2年生


嘘泣きの達人だ!って彼に出会うまでは思ってた

元々色素の薄い私は髪の毛は染めなくても茶色で‥

と言うより、赤茶色。

この髪が嫌で仕方なかった

私は誰もがちびって言って言い程ちび

あろう事に中学で完全に止まった私の身長は149cm

ミニモニ。(古)入れちゃう

周りにはいつも身長をごまかしてた

⏰:11/08/25 11:31 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#28 [唯]
「てかなんで駅にいたの?」

「あーお前と一緒の理由かな?」


私と一緒の理由‥

彼女と喧嘩別れした。と、彼は続けてそう答えた



「あん時はまだ私別れてないし!」

「でもその後振られたんだろ?」



なんで知ってんの?!

「お前が言ったんじゃん!
なんで私が振られなきゃいけないのー!!!!って(笑)

マイクに向かってさw」


網の上で肉が音を立ててた

驚きと疑問に私は彼から目を離せなかった

なのに彼は淡々と肉の焼き加減を見ながら話す

⏰:11/08/25 11:39 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#29 [唯]
「よっぽど好きだったんだな(笑)」

そう言って彼は意地悪な笑顔を見せた


「違!っ‥‥‥やっぱいい‥」

違う!好きじゃない。
好きだけどそこまで好きじゃなかった

ただ、そんな相手に振られたのが悔しくて‥惨めで

付き合ってあげてたのはこっちなのに‥って、ただ私の変なプライド




「なんだよ。」

「‥‥‥‥別に」

「言えよ。今さら良い女ぶっても遅いんだから」


彼にはなんでも見透かされてる気がした

でも私は話しを反らした、と言うより彼の話しに変えた

⏰:11/08/25 16:43 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#30 [唯]
私の質問に彼は全部ふざけて答えた

だからその答えが本当なのか嘘なのか、まぁどっちでもいいけど


別に彼に興味があるから聞いたとかじゃなくて無言になるのが嫌でひたすら口を動かしてた




「てか番号教えて!」

「なんで?!」

私は箸を止めた

⏰:11/08/26 15:48 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


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