たった１ヶ月

読みにくいといけないんで、方言消します。

所々方言入ってたらすみません

そんなうちを見て彼は笑った

｢彼氏と来てるん？｣

｢違う！！！｣

私は、声を張り上げて否定した

そんな私を彼はまた笑った

相澤絢１９歳

人生初男に照れを覚えた

そんな彼の名前は

井沢達也私の１つ年上

私は一瞬で恋に落ちた

親友あきちゃん宅―‥

｢で？番号交換したん？｣

｢勿論！！！｣

私は自慢げに言った

でも‥あの時のあの状況は心臓が張り裂けそうだった

番号を聞いてきたのは彼

勿論いいよ。と言った

お互い携帯を出して、赤外線をする

そのたった数秒の時間が凄い長く感じて

｢きた！｣って彼が笑顔でそう言ったのを覚えてる

それからすぐ私の携帯が鳴った

相手は勿論彼だった

俺俺と何回も続いたアドレス

内容はフルネームのみ

可愛い絵文字もなく文章だけ

私は笑った

―‥

｢やばいよ！どうしようっ｣

｢なにがよ？！｣

はぁ～と、幸せなため息をツイてあたしは床に寝転んだ

恋する女の子ってこんな感じなのかな‥

その人の事を思い出すだけで幸せな気持ちになる

私ってキモちワルい？

｢キモちワルいわ‥呆｣

なんで？！！！

｢今まで散々男取っ替え引っ替えしてきたあんたがよ？

人を好きになった事ないあんたが

祭で会ったそれもナンパ男に恋するってどう考えてもキモちワルいやろ？｣

あきちゃん‥それはひどすぎる

｢うちだって人好きになる事あるもん｣

それがたまたま祭で会ったナンパ男なだけで

｢で？連絡とってんの？｣

実際あきちゃんも気になってんねやん！笑

｢うん！｣

｢どんな内容？見せてん｣

｢メールはしてへんよ｣

彼に番号交換して最初に言われた

｢俺メール苦手やねん汗｣

私もメールより電話派やったから別に良かったけど

それに、１回だけ送ってきたあの内容見ればメールが苦手なんやろうな‥て分かる

名前フルネームのみのメール

【恋】

彼とは毎日１回電話をしてた

別に遊ぶとかそういうのはなくてただ電話だけ

くだらない内容、でもその１日１回の電話が楽しかった

日曜日海行かん？

そんな彼からの突然の誘い

勿論ＯＫした

｢あきちゃーん！｣

　

｢お願いっ！！！｣

あきちゃんに私は頭の上で手を合わた

｢いいよ｣

アッサリとＯＫしてくれたあきちゃん

｢ほんま？！｣

彼との海、勿論２人な訳がなく彼も友達を１人連れてくるという事で私はあきちゃんを誘った

｢ほな明日水着買い行こ！｣

｢はぁー？！去年着たのでええやん｣

｢駄目！｣

私にとって一大イベント

彼と遊ぶんやからって飛びっきり張りきってた

｢こっちとこっちどっちがええ思う？｣

水色に黒のスパンコール

と

ストライプ柄の水着

｢こっちやな！｣

あきちゃんは水色の水着を指さした

｢でもこっちも可愛いねん｣

そう言って新しい水着を持ってくる私

優柔不断とは私の事

｢いや絶対、水色｣

あきちゃんに押され最初手にしてた水色の水着を買った

｢後はぁ、浮輪！！！｣

｢そんなもんいらんやろ｣

無駄遣いするなって怒られた

楽しみで仕方ない私は日曜日までが待ち遠しくて、前の日なんてろくに寝れなかった

おかげで当日は寝不足

緊張して寝れるはずないと思ってたのに‥

行きの車の中で爆睡

‥‥やちゃーんチュウするぞ

そんな声が聞こえて私がバッと起きた

目の前には彼がいて笑ってた

｢そんな驚くなや笑｣

外を見ると海に着いてて車の中には私と彼だけだった

｢あきちゃん達は？｣

｢海の家の場所取り！ほらはよ行くで｣