おじぃちゃん
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#1 [純] 11/08/10 03:14
あたしの名前は純(本名)

"純粋で真っすぐな子になりますように"

っておじぃちゃんが付けてくれた



そんなあたしとおじぃちゃんの話しです。

#15 [純]
それからしばらくしてあたしは高校をやめた


やめたから何かするって事も決まってなくて毎日昼過ぎまで寝てはボーとしてた

その度に母からは働けだの、朝はちゃんと起きれだと愚痴愚痴言われてた


あたしはそんな毎日の様に母からの愚痴を聞くのに限界がきてた

だから新しいバイトを探した

体に染み付いた怠け者はすぐに消えるはずもなく何かと理由をつけてはバイト先を渋ってた


そんなある日先輩から1本の電話がかかってきた

⏰:11/08/11 02:54 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#16 [純]
話しの内容は、バイトの話しだった


先輩「あんたさ、夜やる気ない?」

「夜っすか?でも18なってないですよ」

先輩「黙っときゃわかんないって」


時給1500円と、地元じゃ結構高い方で時間も9時からと朝起きれなくなってたあたしには好都合な話しだった

あたしはやります!と一言返事をした

母には居酒屋のバイトと嘘をついて仕事が決まった事を報告した

⏰:11/08/11 02:59 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#17 [純]
そして17の冬
初めて夜の世界へ入った


先輩にセットしてもらった髪
店で用意されたドレス
化粧もいつもより派手にして

あたしの心は驚ってた

そんなに厳しくないそのお店では未成年であるあたしもお酒が飲めて帰りにはいつもベロンベロン

家に帰れないあたしは先輩の家に泊まってた



そんなあたしは天職だと思ってた

おじさんと話すのは苦じゃない
多少触られても全然回避できる

お酒だって大好きだし

時給だって勿論文句無し

⏰:11/08/11 03:06 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#18 [純]
ある日仕事が休みだったあたしはベランダで久しぶりに"まる"と"くま"と遊んでた

そこにおじぃちゃんが隣に腰を下ろした



爺「お〜ぉ、珍しい事もあるな」


そんなおじぃちゃんといつしか自分の中で距離ができていたあたしは急に恥ずかしくなった


爺「たまには一緒に散歩でも行くか?」

「おじぃちゃんと?!行かない」


おじぃちゃんは小さく笑ってた

⏰:11/08/11 03:11 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#19 [純]
おじぃちゃんとは数えきれないぐらい散歩に行った

物心つくまえからだって‥

これも母が教えてくれた



18の秋免許をとった

これは誰でもあるだろう。

免許をとったらまず考える事

自分の乗りたい車

私はライフだった

新車じゃなくて中古の‥

⏰:11/08/20 00:25 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#20 [純]
外装改造して、内装も‥

頭の中で自分の乗りたい車が出来上がってた



でも





爺「じぃちゃんは反対だ」

おじぃちゃんが初めて私のワガママを聞いてくれない時だった


純「なんで?!いいじゃん、自分で払うんだし」

夜の世界で貯めてた貯金と足りない分はローンを組もうと考えてた

⏰:11/08/20 00:33 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#21 [純]
頑固として意見を変えないおじぃちゃん

こうなったらおじぃちゃんに内緒で買おう!




母「嫌よ!お父さん(爺)に怒られるじゃない」

「保証人になるだけだよ?」

母「それが嫌だって言ってんの」


父に言っても駄目だった




「じゃぁ車に乗るなって言うの?!免許とった意味ないじゃん」


私は逆ギレした

⏰:11/08/20 00:41 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#22 [純]
免許があるのに車がない

父の車を借りようにも仕事で使うから乗って出ても朝までには戻さないといけない

兄は絶対嫌!の一点張り



兄「ぶつけられたら嫌だから絶対貸さんよ」




私は不満だった


免許をとって1ヶ月が過ぎようとした頃おじぃちゃんが車のパンフレットを見せてきた

⏰:11/08/20 01:19 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#23 [純]
何冊も、色んな車屋のパンフレットを私の前に出し



爺「この中から選ばんか?」

リビングの机に1冊ずつ並べるおじぃちゃん


でも全然興味がなかった

だって私の乗りたい車はそのパンフレットにはないから‥



すると兄と母が横から入ってきた


母「お父さんは本当純に甘いんだから‥」

はんば呆れ口調でそう言いながら母はパンフレットを見ていた

⏰:11/08/20 01:26 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


#24 [純]
爺「中古は絶対駄目だからな」

おじぃちゃんはそう言ってた



母「そうだ!辰朗さんに聞いてみようかしら

安くしてもらえるように」


辰朗さんとは母の妹の旦那さん

車屋さんに勤めてた


私を置いて淡々と話しが進んでってた

母と兄の洗脳で私はいつしか乗れればいいや‥な気持ちになってた

⏰:11/08/20 01:35 📱:SH01B 🆔:☆☆☆


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