ひとりぼっち
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#1 [純] 11/08/14 23:16
あの頃の私は何もなかった。
笑う事すら忘れて
怒る事もなかった。
私の中学生時代です。
純…13才。
#8 [純]
2人共暇だって言うから
集まった。
リナ「学校どう?」
私「普通」
マミ「純の事やから友達作ってなさそうやわ」
私「作ってない」
2人は手を叩きながら爆笑した。
私は普通本当に笑わない。
小学校位から人前ですら泣いた事はない。
純ちゃんは大人しくてええ子やな。
もっと笑い!
いつも近所のおばさんに言われてた。
多分心の底から冷めていたんだと思う。
キャーキャー騒ぐ女が大嫌い。
:11/08/15 22:40
:P06B
:☆☆☆
#9 [純]
理由なんて分からない。
なんて言うんだろう?
皆で騒ぐのが面倒臭い。
トイレとか一緒に行くのが面倒臭い。
マックとかファミレスで騒いでる女が嫌い。
自転車で3列に走ってる奴等が嫌い。突っ込む。
電車で大声で話してる女が嫌い。
そんな感じだった。
大人になれば当たり前の事。
でも、やっぱり中学生、高校生は分からない。
マミとかリナもそうだから。
:11/08/16 21:32
:P06B
:☆☆☆
#10 [純]
軽く話して帰った。
前までは3人共同じマンションでリナがうちの下。
マミが隣、と近かった。
でも中学に上がると同時に
私は引っ越した。
そんな遠くないけど自転車で30分ちょっと。
だからあまり会わなくなった。
私だけ学校違う。
でも、そっちの方が楽。
友達なんていらない。
1人で生きていく。
誰にも頼ったりしない。
強くなるんだ。
あの時はこの言葉を毎日何回も思っていた。
:11/08/17 21:20
:P06B
:☆☆☆
#11 [純]
そして…家に着いて私に不幸が待ってた。
「おかえり〜」
綾姉の声が聞こえてリビングに行った。
その瞬間固まった。
その日に限って…
両親が居た。
「何やってん?」
私は言った。
母さんはボリボリお菓子を食べながら笑って言った。
「何って!ここ家やし」
私は無視してジュースを飲んだ。
「あんた部屋くらい片付けとき!片付けられへんの母さんに似たんやな〜可哀想に」
母さんが大きな声で言った。
:11/08/17 21:28
:P06B
:☆☆☆
#12 [純]
読みづらいかもなので標準語にします。
たまに出たらすみません。
「勝手に部屋見てんなよ。お前等の事親なんか思ってねぇよ」
私はそう言い自分の部屋に行った。
「ねねー?」
隆太が少し扉を開けて顔をヒョコっと出してた。
「なに?」
「ねね怒ってるの?何で?」
「怒ってないよ」
「隆ね!今日いっぱいいい事あった!」
:11/08/17 21:33
:P06B
:☆☆☆
#13 [純]
隆太は嬉しそうな顔をしてた。
聞いてくれ!と言ってるようだった。
「どうした?」
「ねね(姉)に会えて優太にも会えた!あとね、ねね(私)が友達と遊べたのも嬉しい!あとね、ママとパパに会えた!あとね、あとね、にに(兄)が帰ってきたらもっと嬉しい」
隆太はすごく嬉しそうに話した。
私が友達と遊べて良かった、って言った隆太を見て久々に笑った。
家族皆の事を考えて言ってる。
私は隆太が大好きだった。
:11/08/17 21:39
:P06B
:☆☆☆
#14 [純]
それと同時に隆太も親が大好きなんだって思った。
私はこんな親を嫌ってるけど、隆太には変わらないでいて欲しいって思った。
「今日ね○○君とかとサッカーやったんだ」
その日を境に、隆太は保育園の事とか、夕方友達と遊んだ事、何かあったら私に言ってきた。
そして小学1年の時、サッカーを習った。
一緒にボールを蹴ったりした。
:11/08/17 21:45
:P06B
:☆☆☆
#15 [純]
私は学校より家に居たい。
大嫌いな勉強やって、つまらないなら隆太が「これなに?」って聞いてきて教えたりサッカーやる方が楽しい。
隆太は私にとって息子だった。
私は老けてたからママに見られる事がよくあった。
5月くらいから夏休みまで
学校に行ってなかった。
そして夏休みは毎日の様に
お母さんが酒臭い体で寝てる。
遊び回りすぎ。
そしてその日本当に些細な事でお母さんと喧嘩になった。
:11/08/20 13:36
:P06B
:☆☆☆
#16 [純]
理由は忘れるくらい小さな事。
何かムカつく事を言われて切れた。
そしてお母さんが言った言葉。
「そんな事言うのあんただけよ。本当に性格悪いわー!」
お母さんは笑ってたけど、嫌ってる人に言われたらムカつく言葉。
「早く家出なさいよ」
この言葉に私は凄く頭にきた。
:11/08/20 13:42
:P06B
:☆☆☆
#17 [純]
「は?お前がだらしないからだろ?私が隆太の面倒見なきゃ誰が見るんだよ」
私は冷静に言った。
「見たくなきゃ見るなよ」
「じゃどうやって生きていくんだよ。まだ4才だよ?」
「……」
「ふざけた事ぬかすなよ」
私が言ったらお母さんは黙った。
部屋に戻ろうとしたら隆太が居た。
ヤバい…!
そう思った。
:11/08/20 13:48
:P06B
:☆☆☆
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