わたしの通信簿

一時、携帯との睨めっこ←

今日激アツ！
そんな彼からのメールに返信をしようとボタンを押そうとした時

♪～
着信澤田正平
090********

うぉっ！と変な声を出したわたしは１人恥ずかしくなった

通話ボタンを押し携帯を耳に当てる

電話の向こうからは彼の大きな声がした

それと、店のけたたましい機械音

電話の内容はこうだ！

｢お前店いないじゃん｣
寝てましたからね、うん。

｢今どこ？｣
自分ん家ですよ？

｢今からすぐ来て！｣
なんで？

今までのわたしならきっぱり断ってる

でもこの時のわたしは電話を切ってすぐ風呂場にむかってシャワーを浴びた

惹かれてんの？と、聞かれればきっぱり｢うん｣とは言えない

暇だったから？
別に予定もなかったから？

今はそうと言っとこう←

素直じゃないだけです。

化粧を終え家を出た

店に入り彼の姿を探した

島はわかってる
メールできてたから

金髪ヘアーのＧジャン野郎

そんな奴は島でたった１人

パチンコ店で声を出すのはあまり好きじゃない

唾が飛びそうになるから←

わたしは空いてる彼の隣に座った

わたしはパチンコ店で大きい声を出すのは嫌いだ

唾が飛びそうになるから(２回目)

むしろ実際飛んでるだろうな←

彼はお構いなしにわたしに大きな声で｢その台うって！｣

と、指示してきた。

データーは見ない。
言われた通り貰ったメダルを突っ込んでうつ。

ひたすら回して回して回して←

｢今日は肉の気分♪｣

と、まぁ彼の勝手な発言と強引な行動に焼肉店に連れていかれた

この時はまだ食べれていた

ユッケにレバ刺し←

彼は色々と注文してた。

人のおごりだと←調子に乗ってわたしも普段食べない物まで注文した

〆は贅沢にデザート←

帰りにはお互いほろ酔い気分だった

それから彼とパチンコに行くのがいつしか日課になっていた

自然と彼の家に泊まるようにもなり寝て起きてパチンコ←

駄目生活と言っておこう。

あ！勿論‥‥‥勿論？やってません

なにを？って、あれです。照

端から見ればカップル

でもわたし達には記念日なんてない

お互いの気持ちを言いあった事もなければキスの１つもない

兄妹のような感じ

ある日、彼から

｢今日はパチンコ休み！
買い物行こうや｣

と、提案されわたしは準備をした

買い物と言っても彼の←

わたしは別に欲しい物なんてなかったし服を見たけど納得いくような服もなかったから

｢本当なにも買わんの？｣

｢うん‥‥‥‥あ｣

｢なに？｣

わたしの目に嫌な人が飛びこんできた

その人もわたしに気づき手を振りながらこちらに歩いてきた

｢ももじゃぁ～ん♪｣

数いる中の１人、人数に１番入れたくない元彼

｢俺トイレ行ってくるわ｣

気を使ったのか、それとも本当にトイレなのか彼はわたしをおいて姿を消した

｢あいつ彼氏？｣

｢別に｣

｢いつから付き合ってんの？｣

｢‥‥‥‥‥｣

早く戻ってきてと彼に願を送る
伝わる訳ないけど

｢まぁ、あいつもお前の顔だな♪｣

こんな事も平気で言う
こいつのここが本っっ当に嫌い

わたしはそいつを睨んだ

｢なにか飲む？｣

そいつは自販機を指さした

｢いらない｣

こいつに買ってもらうなんて言語道断←使い方あってる？

後からこの恩を倍にして返せと言ってきそう

そこに彼が戻ってきた

｢飯行こう！｣

彼は自然に入ってきてわたしにそう言った

｢うん｣

｢おっ♪俺も一緒していいっす？｣

図々しいＫＹ←
こいつにはこの言葉がお似合い

そんな奴に彼が口を開いた

｢お前なんなの？｣

｢こいつの元彼、今は友達？｣

友達になったつもりはない
別れた時点で縁を切ったはず

｢じゃぁ関係ないじゃん｣

そいつは彼の言葉に頭に？を浮かべた

彼はそんな奴をほったらかしてわたしの手を引っ張り歩きだした

｢なにが食べたい？｣

｢正ちゃんに任せる｣

わたしは少し遠慮した