君に会えたら
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#1 [彩り] 11/11/07 08:30


-初恋の相手は運命の人-

みなさんは信じますか?

私の中学時代からの恋の話を書いていきたいと思います。

ゆっくりですが最後まで書くので
暖かい目で見守っていただけると嬉しいです´`


#2 [彩り]


宮ノ下 奏(12)

私は市内の中学に入学しました。
私は小学生の頃からバドミントンをやっていて、中学の部活でも即メンバー入り。
顧問にもよく可愛がってもらいました。

そんな私はバドミントンだけが取り柄で
勉強もその他のスポーツはいまいち、髪もショートで見た目はボーイッシュ。

まだ中学生の私には恋愛の経験などありませんでした。

⏰:11/11/07 08:39 📱:001N 🆔:jFgX4kow


#3 [彩り]


部活にはまだ3年生の先輩もいて、引退試合に向けて熱が入っていました。

―キュキュッ..パーン
「「ファイトーッ」」
「「はーい」」

私の学校のバドミントン部は県内でも強豪校で
練習もなかなかハードでした。

私は次の市大会でメンバーの8人の枠に入れてもらえて、試合には出れないけれど
ベンチに座れる事になった。

中学生になって初めて市大会の試合会場に向かった。

⏰:11/11/07 08:50 📱:001N 🆔:jFgX4kow


#4 [彩り]


私は沙織と一緒に向かいました。
沙織は私のダブルスのパートナーで
小学生の頃からの友達です。

沙織「市内だと試合会場が近くていいねー小学生の時なんていっつも車で移動だったしね」

奏「えー私は車の方が楽!わら」

沙織「それは確かにね。てかもう着くじゃん!うわ…めっちゃ人いる…」

試合会場に着くと、他の中学校の人達がたくさんいて
既にラケットを振ってアップを始めたり、ミーティングをしている人たちなどがいて

小学生の時とは違う試合の感覚を初めて味わったのを覚えています。

⏰:11/11/07 12:51 📱:001N 🆔:jFgX4kow


#5 [彩り]




ここで私は彼と出会いました



⏰:11/11/07 13:06 📱:001N 🆔:jFgX4kow


#6 [彩り]


会場内は声援でいっぱい。
団体戦だから各校の応援が響き、選手たちも汗にまみれて盛り上がっていました。

「奏ちゃんと沙織ちゃん、氷嚢に氷入れるのお願い」
奏「はいっ」

先輩に頼まれ、まだ1年生の私は選手のサポートをしていました。
私と同様で沙織もベンチに入れたので一緒にサポートです。



奏「先輩どうぞ」
沙織「試合頑張ってください!まぁ先輩なら余裕ですよね//」

先輩「まぁ〜優勝しちゃうよ!応援は大声でよろしく!」

「「はいっ」」

私たちの学校は市大会では負けない、毎年優勝するのが当たり前でした。

⏰:11/11/07 13:22 📱:001N 🆔:jFgX4kow


#7 [彩り]


先輩たちにも小学生からバドミントンを始めた人が多くて
そのため強豪校という訳でもある。
小学生からやっている人をジュニアという。
つまり私たちの学校はジュニアの塊
周りの学校は私たちの学校を憧れの目で見ていた。
(私の通っていた中学校をN中にします。)


「うわ、N中だ!強そ〜…」
「女子の優勝はN中だよね」
…とまぁこんな感じでした。


―…奏「今日は男子も会場が一緒だから試合進行が遅いな..決勝まで時間空くかな…」

私は溶けてしまった氷の水を捨てるために外に出て、気分転換をした。

外に出ると決勝に向けてアップをする先輩たちとその対戦校、タバコを吸う先生たちなど
人がたくさんいた。

奏「そういえば男子はどこが決勝やるんだろう…」
私は周りをみて、アップをしている男子を見つけました。

ユニフォームの背面には
"T中"
"M中"
とありました。

奏「へぇ…男子はT中とM中が強いんだ」

私の学校には男子バドミントン部がないため、男子の情報が滞っていました。

⏰:11/11/07 13:52 📱:001N 🆔:jFgX4kow


#8 [彩り]


こんなことを考えながらボーッと選手たちを眺めていると

「氷嚢落ちてるよ」と、同じ学校の萌先輩が話し掛けてきた。

萌「ねぇねぇ、あの子すごい小さくない!?」

萌先輩が指を差す"T中"と書かれたユニフォームを着た群れの中にその"彼"はいた。

⏰:11/11/12 14:37 📱:001N 🆔:/.7jmA66


#9 [彩り]


萌「しかもめっちゃかわいい顔してる!!T中の子かぁ…3年生にはあんな子いないな」

奏「ジュニアでも見たことない顔なので中2だと思いますよ」

小学生のように背が低く細い彼。
目はぱっちりの二重で色白で
みんなから愛されてそうなマスコットのような存在。

萌「2年生かぁ〜名前なんて言うんだろうね??あたしT中に知り合いいるから聞いてくる☆」

そういって萌先輩はT中男子の方へ走って行ってしまったので

私は1年生として仕事もあるので
中に戻りました。


この時あなたが後ろから私を見ていたなんて

この時は気付きもしませんでした。

⏰:11/11/12 14:47 📱:001N 🆔:/.7jmA66


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