HERO

私は裏表の激しい性格

友達はよく私にこう言う
サバサバしてて
羨ましい

言いたいこと言うから
悩みなんてないでしょ？
いつも元気で羨ましい

本当の私は違うのかな？

｢ねぇ♪俺と付き合って？｣

いきなり、あつしくんから告白。

｢いいよ｣なんとなくOK(笑)

そのあとファーストキスをあつしくんに
捧げて家に帰った。

(なんだったんだろう…まぁいっか!!)

今日もポジティブななつみ。

デートがつまらなかっことも忘れて

ちかに付き合ったこととキスをしたことを

報告した。

彼氏がいる

この肩書きが、ほしかった

中学一年の夏前

あんなぎこちない二人でも

４ヶ月を、突破しようとしてる9月

まだ残暑で暑くてとても9月だとは
思えない。

夏休み中にちかも、あつしくんの
友達と付き合った。

夏休みは四人で毎日一緒に過ごした。

たまに良太達やゆかり、まきも

交えて。

あつしとはそれからも一緒にいた。

ある日あつしんちで一緒にゲームを

してる時だった。

｢お前って処女？｣

ゲームに夢中に、なりながら

サラッとダークな質問…

｢？な訳ないじゃん(^o^;)あつしは？｣

とっさに付いた嘘…

見栄を張った。

｢俺？俺が童貞に見えますか？｣

おちょくる様に言う。

｢見えないよ(^^)｣って笑いながら答えた。

(したことあるんだ…)

初めての感覚だった。
胸が締め付けられる傷み…

やきもち？

なんか嫌だ…

あつしの初めて私がよかったよ…

沈黙の二人…
あつしはゲームに夢中。

私は撃沈…

｢あぁ～負ちったぁ!!｣

リモコン投げてテレビを消した。

｢じゃ～sexすっか!!｣

ニコニコ笑顔であつしが言ってきた。

普段はイカツイのに笑うと目が無くなる

あつしが可愛くて私は首を傾げて笑い返した。

(え？どうしよう…処女じゃないって言っちゃったよ…)

こうなったら勢いに任すしかない!!

目を瞑って気合いを入れて…

あとは流れに任せるだけ…

痛い…

痛みしか残らない…

ティッシュでこっそり拭くと
そこには血が着いていたのを
覚えてる…

きっとあつしには処女だと
気づかれてるなんて
こんときは全く思いもよらなかった。
今思えばバレバレだね(笑)

気もちよさなんてまだ分からないけど
あつしとは会うたびに重なり合った。

ちかもゆかりもまきも
彼氏が出来て四人でいる時も
恋バナばっかりだったあの頃

その頃から私達は変わってしまったのかな？

私が中２になった頃あつしは16才。
地元の暴走族に入り、あんまり会えなくなり
別れた。

中２の時もちかと同じクラス

一番の仲良しのちかとは

毎日一緒にいた。

私達はナンパされたら

高校生だよヽ(*´▽)ノ♪

って嘘ついて付いて行った…

毎日学校も適当にして遊びまくった。