過去の話です。

若かったあの時

私はなにも見えてなかった。

クリスマスが近づき
ゆうじと手ぶらで会うのもな‥と思いひとみを誘いプレゼントを買いに行った

ひ｢これとかいいんじゃなーい？｣
なんかごっつい指輪を指差すひとみｗ

あ｢いや〜やっぱり付き合ってる訳じゃないしアクセサリーはやめておこうかな｣
ひ｢えーいいじゃん！いずれ付き合うでしょー？｣
あ｢分かんない｣
ひ｢あーもう！プレゼントまで買いにきて何が分かんないんだし！｣
あ｢ん〜‥｣

次は雑貨屋に行った。

あ｢これにしよーっと｣
ひ｢は?!何それ？(笑)｣
あ｢携帯灰皿｣
ひ｢父の日かっ！！！(笑)｣
あ｢いーのいーの可愛いしｗこれでポイ捨てとかしなくなるかもじゃん！｣
ひ｢まぁ〜ねぇ〜‥｣

私は結局携帯灰皿にした(笑)

あ｢ひとみは例の彼にあげないの？｣
ひ｢うちもう買った♪｣
あ｢え?!何買ったのぉ？?｣
ひ｢ジャケット♪前デートした時に欲しいなぁ〜って見てたやつ！｣
あ｢ジャケットとか高そいくらくらい？｣
ひ｢３万ちょい♪｣
あ｢え高すぎだし！高校生なんだからもっと安いのでいいじゃん！｣
ひ｢相手は高校生じゃないんだから！まぁいいのいいの｣

すごいなひとみ‥
私なんて携帯灰皿なのに‥

ひ｢ゆうじとはイブに会うの？｣
あ｢イブの夜から会う予定！｣
ひ｢じゃあお泊まりコースかっ?!｣
あ｢そーなのかな〜？ひとみは？いつ会うの？｣
ひ｢なんか友達とパーティーするらしくて､25日の夜から会うことになったよ｣

え(笑)それって他に女いるんじゃないのか？

あ｢そーなんだ‥｣
ひ｢うん♪実は相手大学生なんだ！だからサークルの集まりとかイベントは忙しいらしい‥｣
あ｢大学生なんだ！ひとみが大学生なんて意外!!!!｣
ひ｢この人は特別〜♪てかまじかっこいいからね！ゆうじよりイケメンなんだから｣
あ｢見てみたいな〜｣
ひ｢だーめ！｣
あ｢じゃあ写メだけ！｣
ひ｢だーめ！｣
あ｢なんで〜?!?!｣
ひ｢なんか秘密主義な人でうちらの関係も秘密なんだよん｣

それは騙されてるんじゃないのか？

あ｢彼女とかいたらどうすんの？｣
ひ｢いないって言ってたよん♪｣
これは何言ってもダメだろな‥

クリスマスイブ当日

ケーキを買いたかった私は
ゆうじにケーキ屋に迎えにきてと頼んだ。


あ[ケーキ屋さん20時までだからそれまでに迎えにきてね｣
ゆ[だよね間に合うかな車飛ばして行く]
あ[待ってまーす]

20時近くになってきたから私はお店の外で待った。

あっちからでっかい袋を持って歩いてくる男。

顔は見えないけど感じも大人っぽくて､大きなプレゼントを持っている。

お父さんとかなんだろうな〜
あんなお父さん自慢だろうな‥でももぅお店閉まっちゃうのに‥

だんだん近づいてくる

‥‥‥‥‥え？！

それはゆうじだった。
前のヤンキーぶった面影はまったくなく､大人びた男性になっていた。

ゆ｢あ〜みっメリクリ♪｣

でもノリは前のゆうじ(笑)

あ｢最初誰か分かんなかったイメチェンしたの？ぷｗ｣
ゆ｢笑うなよ！！なんか恥ずかしいだろ｣
あ｢はいはいｗうちは今のゆうじの方が好きかな♪大人ぶってて！ぷｗ｣
ゆ｢だから笑うなって！｣
あ｢でもまぁ2､3ヶ月くらいで人って変わるもんだねｗ｣
ゆ｢はいはいもーいーよこの話！そいえばこれプレゼント｣
あ｢ありがとう♪てかデカ過ぎでしょこれ(笑)｣
ゆ｢恥ずかしいから開けるのは車で！！｣
あ｢じゃあ今渡すな(笑)｣
ゆ｢早くあみに渡したくて｣

と話ながら車へ歩いた

車に乗り
早速プレゼントを開ける私。
完璧ゆうじへのプレゼントのことを忘れてたｗ

プレゼントを開けると

‥‥‥‥‥なんだこれ(笑)

あ｢何これ‥(笑)｣
ゆ｢あみに似合いそうだろ？｣
すごく嬉しそうなゆうじくん(笑)

その中身は
･ミニスカサンタコス
･ナースコス
･ネコミミとスケスケキャミワンピのランジェリーみたいなやつ
･Ｔバックにスケスケブラ
･まさかのルーズソックス単品

そりゃあこんだけでかくなりますわ(笑)
てかお前の頭の中はエロしかないのかまじで！

あ｢‥‥‥‥ギャグかこれは｣
ゆ｢本気！本気！あみどれも似合いそうだから絞るのにカナリ時間かかったし！｣

いや絞りきれてないだろこの量は(笑)

あ｢まぁありがとう(笑)｣
ゆ｢どういたしましてっ｣
あ｢そーいえばうちも買ったよ！はい｣
ゆ｢まぢで?!?!??ありがとう！！！｣

プレゼントを開けるゆうじ。
なんか笑うのをこらえる私ｗ

ゆ｢！！！！うわぁ！何これ！｣
あ｢携帯灰皿(笑)｣
ゆ｢すげぇー便利じゃん！超嬉しいんだけど!!!ありがと！あみちゃん｣

まじかこいつ(笑)
つか突っ込まれると思ったのに！！

あ｢んで今日はどこ連れてってくれるの？｣
ゆ｢とりあえずご飯行って〜‥｣
あ｢はい！誘っといてまさかの無計画パターンねｗ｣
ゆ｢よっし！とりあえず飯！何食べたい？｣
あ｢シカトかっ！(笑)ん〜お寿司食べたい｣
ゆ｢クリスマスなのに〜？｣
あ｢うん｣
ゆ｢じゃあ寿司行くか〜｣

お寿司を食べに行き
結局ドライブｗ

あ｢いつまであっちにいるの？｣
ゆ｢年明けたらまたこっち戻ってくるよ♪｣
あ｢そうなんだ！｣
ゆ｢何？寂しいの？｣
あ｢いや別にー｣
ゆ｢ショッーク;;てか今日あみ雰囲気違うね！｣
あ｢分かるー？クリスマスだからデートっぽく女女女の子って感じにしたんだよね｣
ゆ｢いつもの感じもセクシーでエロくて好きだけど､今日の感じもすごく隠されてる感じが逆にエロい！｣

あー結局そこ！！！(笑)
隠されてるか隠されてないかの違い‥ｗ
こいつに期待した私がバカだった(笑)

ゆ｢行きたいとことかあるー？｣
あ｢ホテル行きたい！！！｣
ゆ｢は?!?!何を恥ずかしいこと(///∇///)｣
あ｢じゃあいいよー｣
ゆ｢ちょっと待って！ホテルって意味分かってんの？！僕ちん混乱中〜(*_*)｣
あ｢え？だってこのコスプレ着てみたいし今からじゃやっぱ部屋取れないか‥｣
ゆ｢‥‥‥ん？ホテルってラブホだよね？｣
あ｢違ーう！朝バイキングとかの普通のホテル♪｣
ゆ｢あっ‥そちらさんのホテルですよね‥｣

どちらさんのホテルだよ(笑)

ゆ｢なんでホテル行きたいの？｣
あ｢まったりケーキ食べたりしたいじゃん♪うち最近お兄ちゃん居るし｣
ゆ｢俺の家は？｣
あ｢ゆうじ部屋とか汚いしクリスマス雰囲気がなくなるからヤだ｣
ゆ｢ワガママだなぁ〜今日のとこはラブホで‥‥？｣
あ｢ヤだ｣

ゆ｢あ！俺めっちゃおしゃれなホテル知ってるわ！！｣
あ｢本当？!｣
ゆ｢うん！なんかお姫様みたいな部屋！！！んなそこ行くか♪｣

ホテルに着き
私が知ってるホテルのしくみが全然違った。

ん？やっぱラブホ？

あ｢ねぇここってラブホ？｣
ゆ｢違うよー｣
あ｢ふーん｣

せっかくのクリスマスだし
気付いてないフリしてあげよう。
部屋に入ると
すごーく可愛い部屋だった。

あ｢本当お姫様みたい！！｣
ゆ｢だろ？｣
あ｢じゃあケーキ食べよ！｣
ゆ｢フォークとかないよ｣
あ｢フロントに頼みなよ｣
ゆ｢‥‥‥‥俺なんか腹減ってきたしなんか食い物頼むわ！！｣

ゆうじはパスタとたこ焼きを頼みフォークも２本頼んでいたｗ

料理も届き
私がケーキを食べていると
ゆうじが真剣な顔し出した。

ゆ｢あみ‥俺変われたかな？俺お前に好きになってもらうために頑張ってるんだけど‥まだダメかな？｣

あ｢‥‥‥‥｣
私はゆうじのほっぺにキスをした。
ゆ｢どゆこと!?!?!?｣
あ｢特に意味はない(笑)｣
ゆ｢俺遊ばれてる〜ｗ｣
あ｢じゃあゆうじがこっち帰ってきた時に返事する！｣
ゆ｢本当？｣
あ｢うん｣
ゆ｢期待して待ってるな｣

そして私はテレビを見出す
普通のｗ
隣で落ち着きのないゆうじくんをシカトして(笑)