読みづらいかもしれませんが、頑張って書きたいとおもいます

10年前、高校生だった私が、
学校の帰り道、ナンパされた。
私は、｢急いでいるので｣と
スルーした。
ある日、友達と買い物していると、後ろから声がした。
｢今日は友達と一緒なんだ？｣
振り向くと、そこには
見覚えのある男の人がいた。
｢えっと、誰ですか？｣
私は分かっていたが、わざと聞いてみた。
｢忘れた？この前、声かけた｣
私は、あーっと思い出したような仕草をした。
友達は隣でポカンとしている。

｢みぃ、誰この人｣
｢俺、みぃにナンパしたんだよね｣
私が説明しようとしたら、先手をうたれた。
｢スルーしたじゃん｣
私は、切れ気味で言った。
なぜか、今日は話してる。
｢俺、友達と待ち合わせしてるんだよね。よかったら遊ぶ？｣
ナンパした人と遊ぶ？
私の中で疑問がが生じた。
友達は行く気満々だった。
私は、呆れて何もいえなかった。
｢分かった。遊ぼう｣
私は、あんまり行く気なかったけど、仕方なく返事した。

待ち合わせ場所へ行くと、
ナンパ男の友達がいた。
｢はじめまして。みぃです。｣
挨拶を早々と済ませると
ナンパ男の友達の車に乗った。
｢どこ行きたい？｣
ナンパ男が聞いてきた。
｢地球のどっかｗ｣
私は、からかってみた。
ナンパ男の友達が
｢カラオケでもいきますか｣
｢いいねぇ｣
カラオケにあまり行かない私は
浮かれていた。
私の友達(りん)は何も言わず、
ただ黙っているだけだった。
｢りんは行きたいとこないの？｣
ナンパ男が聞いてきた。
いきなり呼び捨てかよ。
私はつっこみたくなった。

りんの様子がおかしい。
カラオケ好きのりんが喜ばない。何も言わない。
ナンパ男が
｢りんの様子おかしくね？｣
初めて会った人が分かるかって言おうとしたけど、
りんのことがあって言えない。
｢今日は帰る？｣
りんに聞くと、うなずいた。
ナンパ男の友達に
｢ごめん。駅でおろして｣
｢分かった｣
駅で降りると、りんが口を開いた。
｢ナンパ男の友達、私の元カレ｣
｢マジでー｣
私は、ビックリして目が点になった。
確かに、ナンパ男の友達も、
りんに話しかけなかったなぁ。

りんは泣き出した。
｢りん、ごめんね｣
私は、ナンパ男の誘いを断らなかったこと、一人で浮かれいたことに罪悪感を感じていた。
｢みぃは何も悪くないよ。｣
りんは、元カレにまだ未練があるらしい。
よりを戻したいと言ったこともあったが無理だったらしい。
｢また、いい人見つかるって｣
｢そうだね｣
りんに笑顔が戻った。
私とりんは二人でカラオケへ行った。
その後はお互い家に帰った。
帰ったら、りんから電話がきた。
｢もしもーし どうした？｣
｢帰り道にね、元カレから電話があって、話がしたいって｣
私の中でチャンスかもと思った。