２年越しの想い。

私と元彼のエピソード｡

過去の恋愛で

”あの時、伝えれば良かった“
”ああしていれば良かった“

など、後悔の残る想いを
経験した人々に読んでもらいたい｡

ゆっくり書いていきます＊

　

Ｋ先輩は口が悪く
ふざけたメールばかりで
おもしろくなかった。

この先輩の話をＭとしてた。

Ｍも、なんやふざけた先輩やな
って馬鹿にしてた。

そんなＭと私は、
相変わらずな関係…

私は、Ｍのことは好きだけど
それが恋愛感情かどうか
わからなかった。

むしろ、恋愛感情が
どんなものなのか
このときの私は忘れていた。

今思うと、
私はつらい現実から
自分を必死に守ってたんだな
って思う。

　

　

そんなある日、Ｍは急に私に
そっけない態度をとり始めた。

放課後は一緒に過ごさなくなり
学校でも、周りが見ても
一目瞭然なほど話さなくなった。

今まで１番近くにいてくれた
Ｍが突然いなくなって
私は淋しさと絶望に襲われ、

なんとか独りの時間を
作らないように
Ｋ先輩に逃げた。

まだ顔も見たことのない
Ｋ先輩に。

　

　

５月の半ばの夕方、Ｋ先輩から
“駅におるんやけど、
麦ちゃん出てこれん？”
とメールが来た。

私のアパートは
駅から近かったため、
“じゃあ行きますね”
と返事をした。

そこで初めてＫ先輩と会った。

Ｋ先輩は、
身長は彼と同じくらいで
顔立ちがすごく綺麗だった。
かなり細身だったけど
サッカー部と聞いてたから
運動はできそうな感じだな
と思った。

　

　

その日は少し喋って
さよならしたけど、
それからＫ先輩と少しずつ
仲良くなり始めた。

一緒に散歩したり、
ドラッグストアについてきて
もらったり…。

そんなある時、Ｋ先輩は
“麦ちゃんの部屋入れてや”
って言って来た。

そのとき、ふと彼の
“部屋に男入れんなよ”
という言葉が浮かび…

でも、今となっては関係ない
と思って、Ｋ先輩を入れた。

　

　

Ｋ先輩と私は
ベッドに転んでテレビを見た。

特になにもやましいことをする
雰囲気ではなかったから、
安心して転んでいた。

すると、安心しきってた私は
不覚にも寝てしまった。

　

　

私は何かが唇にあたってる感触で
目をさました。

そしたら、目の前には
Ｋ先輩の顔が。

キスされてた…

私はすぐ起き上がり、
なんでこんなことするのと
Ｋ先輩に怒鳴った。

したらＫ先輩は

“麦ちゃんのことが
気になってたから…”

と言って来た。

　

　

自分が気になってる女が
同じベッドに転んでる時点で
そりゃこうなるよね…

私にも否があると思って

Ｋ先輩に一言謝って
帰ってもらった。

Ｍの次は、Ｋ先輩まで
離れていってしまって
再び私は一人ぼっちになった。

　

　

もちろん、学校に行けば
女友達はいくらでもいた。

だから学校自体は楽しかった。

ただ、彼と別れてから
私は男なしでは
淋しくて耐えられない女に
なってしまっていた…。

　

補足｡

Ｍの部屋に私が泊まっていた時期に
すでにＭは付き合ってた彼女と
別れていたので浮気じゃ
ありませんっ(´･ω･｀)！

　

ＭともＫ先輩とも
関わりが途絶えたまま、
つまらない毎日が続いていた。

、

５月の終わり、
私の大学の参加する
ボランティアがあった。

私は女友達(Ａ)と２人で
とあるブースを担当していて
そこで同じ学科の先輩(Ｙ先輩)と
仲良くなった。

Ｙ先輩は、どうやらＡのことが
気に入ったらしく、私に
“今日の夜、近くの公園で
花火しようや！Ａも誘って！”
と言って来た。

この時期に花火？と思ったが
先輩の誘いだから、はいと
返事をしておいてＡを誘った。

　