恋なんて…

「もう恋はしないんだ」

これは私の決め台詞

もうしないと思ってた
もう出来ないと思ってた

もう１度出来るなんて
夢にも思ってなかった

最初はくだらない話して
色々言われました…

「誕生日に入院って最高だな」

「でしょ？貴重な体験だよ」

「なんか怒る気にもならねぇ」

「てか何で昨日怒ってたの？」

「は？言ったじゃん？」

「え？…ぁあー！」

その後なぜか気まずくなった

その後はお互い話さないで
風に当たってた

「もぉすぐ夏だねっ♪」

「うん！でも亜也は早く
怪我治さなきゃだな」

「そぉーだー(T^T)
亜也ね、今やりたい事あんの！」

「お！なに？」

「海の近くに引っ越して
夜ﾘｮｳと自転車で二ケツして
コンビニ行きたいー」

「はは！いーねっ！
叶えようぜっ！！」

「絶対ねっ？！」

そう言って仲直り？した
あたしはこの言葉に深い意味は
なかったんだけど
後からﾘｮｳに、絶対期待させた言葉！
って言われた

そして何とか退院して
あたしは家に戻った

小説だろ？
（笑）とか使うな
日記ならよそでやれ

>>103
じゃ見なくていいです
性格悪くてすみません(T^T)

それからあたしの生活は
大変だった
夏目前にギブスは取れて
だんだん普通の生活が出来てきて
仕事も上手くいってた

ある日ﾘｮｳに誘われて
富士急に行った
あたしがずっと行きたい
って言ってたから
連れてってくれた

雅樹とリコさんも誘って
かなり楽しかった

初めての富士急！
中学の卒業遠足が富士急だったけど
あたしは行ってないから
初だった

初っぱなドドンパ乗って
あまりの速さに息が出来なかった

かなり空いてたから
全部3回づつくらい乗った

途中お化け屋敷入ろってなった
でも最初に書いたように
あたしはお化けが大嫌い

だから本気で嫌がったけど
非常口があるから
って事で入った

あたしはﾘｮｳとリコさんの
間に挟まって雅樹はリコの隣
4列になった
でも怖すぎて記憶がない！

終始叫んで狂った(笑)

何とか出てあたしは
汗びっしょ！！
それからﾘｮｳの家で
呑み明かした

酔っぱらってきて
あたしはすぐ横になった

リコ「亜也寝るのー？」

亜也「んー？まさかっ！
寝るわけないじゃん！」

リコ「だよねー！(笑)」

そしたらﾘｮｳが言った

「俊平も呼ぶかー！」

そのあと俊平も来て
あたしも目が冷めて
また飲み始めた

俊平は優しかった
いつでも周りを見てて
女っ気はないけど
人見知りはしないし
誰とでも話せる人

その日こんな事を言われた

「アイツは亜也の事
1番分かってくれると思う
あいつは俺には想像しきれない程
色んな事があったから
だから俺は2人が上手くいけば
いいと思う」

「…うん」

「ﾘｮｳの事嫌いか？」

「嫌いじゃないよ
でも好きも分かんない
あたしさ、恋愛ダメなんだー
今まで恋愛って言う恋愛
した事ないからさ」

「そっか
お前等2人はちゃんと
色んな事話してるのか？」

「色んな事って？」

「過去…とか？」

過去…？

なんか俊平は
ﾘｮｳの過去をしっかり
知っとけって感じを
いつも何となく言う

ﾘｮｳの過去に何があったの？

ある日ﾘｮｳの家で
話してた時

何となく卒業アルバムの
話になって見せてと言った

そしたらﾘｮｳは
実家にあると言ってた
それから実家の話になった

「ﾘｮｳの両親ってどんな人？」

「ぁあー俺両親居ないから！」

「あ、そうなんだ」

「小さい頃に捨てられて
施設に入ったんだけど
色々あって、ばぁちゃん家
行ってたんだー」

あたしはマズい事聞いたと思った
そしたらﾘｮｳが言った

「なんで亜也がそんな顔すんだよ！
うちのばぁちゃん厳しくて
嫌だったから18になってすぐ
家出たんだけどなー！
まっ別に隠してねぇ事だし！」

ﾘｮｳはニコッと笑った
そのあと言われた

「亜也のお母さんは
若そうでノリ良いよな！」

「そうでしょ？
今は凄い仲良しだよ！」

「へぇ！今は、なんだ」

「うん！
中学の時は凄い仲悪かった
ただあたしが悪いんだけど！
何をやっても近くに居てくれて
でもそれがうざかったんだと思う」

ﾘｮｳは相づちをうちながら
聞いてくれた

「どんなに迷惑かけても
いてくれたから
今仲良いんだと思う！」

あたしが言うとﾘｮｳは
笑っていた

それから夏になって
相変わらずの毎日

ﾘｮｳとまた暮らし始めて
気付いた事が何個かあった

1つ目はﾘｮｳの仕事

いつもバラバラの時間に
家を出てバラバラに時間に
帰ってくる
しかもスーツで

最初はホストかな？って
思ったけど朝もあるから
違うと思った
お酒の匂いは一切しない

いつもスーツ着てる時だけ
高価な物を身につけて
出て行く

でも仕事を聞かなかった

もう1つ

たまに夜中起きると
ﾘｮｳがうなされてたりする
心配で起こすと
普通に起きて頭を抱える

どうしたの？！って聞くと
いつも頭が痛いって言う

何日かしてその話をすると
ﾘｮｳはいつも言う

「俺が実家の近くに居て
誰かが居るんだけど
それが誰かわかんねぇ
いつも俺責められてるんだ
何て言ってるのか分かんない
でも起きたら頭がモヤモヤする」

あたしは別に気にしなかった