おっ◯ぶ嬢リナ
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#1 [R] 12/07/26 19:04
なんとなく、残したかったので書いていきます(^^)

全て本当のお話。

どこにでもあるようなお話。


中傷いらないです
スルーします

#2 [R]
『もう…わかんない。やりたくないよ。でも…』


かれこれ5時間が経った。
もう日も落ちて辺りは暗くなり始めてきた。


必要な物以外何もない、素っ気ない高級マンションの一室で泣いていたのは私。

「…どうする?やらなくてもいいんだよ?俺は無理強いさせたくないから。」

少し低めの、柔らかい声で呟いたのはこのマンションの持ち主。ケンちゃん。

そして私のスカウトマン。


『でも、もうキャバやりたくない。営業も、ノルマのプレッシャーももうやだ…』

元々私はキャバ嬢だった。これもケンちゃんの紹介。


人なつっこい、妹キャラで成績もそこそこ良かった。

でも、初のスランプ。
どう頑張っても指名客は減るばかりで、もう枕しかないかな?と落ち込んでいた時期だった。

そんなとき久しぶりにケンちゃんに会い相談をしてみた。

⏰:12/07/26 19:29 📱:P08A3 🆔:Jyeklrvc


#3 [R]
「枕はいかんよ。」


『でもお客さん減ってくばっかりだし…あーもう営業とかノルマない仕事ないのー?』


「ノルマ、自由出勤、日払いの店なんかいっぱいあるで」


『それ風俗じゃん。おっさんとやるとかあたしには無理ー。まず下触られるのが無理だわー。』


「なら、おっぱぶは?まぁキスはあるけど基本下は触られないよ。基本な。」


『んー…キスか(苦笑)』


「まぁゆっくり考えてまた連絡ちょうだいよ」


『うん。考えてみる。』

⏰:12/07/26 19:30 📱:P08A3 🆔:Jyeklrvc


#4 [R]
それから一週間後。

私は覚悟を決めた…つもりだった。

15時。ケンちゃん起きてるかな?とりあえず電話してみよう。


『もしもし?起きてた?あたしやっぱりやるわ。今日体入行けるかな?』


「んー今起きた。…そっか。うん、今日大丈夫だよ。とりあえずまだ準備してないから家きて」


私の住むボロアパートからケンちゃんの住む高級マンションまでは歩いて10分程度の距離だった。

やっぱりデカイな…と、思いながらマンションを見上げてから部屋の番号を押した。

⏰:12/07/27 11:40 📱:P08A3 🆔:SHB.INJA


#5 [R]
『ついたぞー寒い!早く入れて』


「今開けるわー」


オートロックの鍵が開いて、エレベーターに向かった。

ケンちゃんの住む12階について部屋の前でまたインターフォン。


いちいちめんどくさいな~。でもオートロックは正直羨ましい(泣)


ガチャっと音がして、まだ部屋着のケンちゃんがのそのそ出てきた。

まぁ顔は正直かなりのイケメンなんだけど…こういう姿を私は見てるからイケメンには見えないのが本音。

彼氏彼女の関係でも、セフレでもない。
ただのスカウトマンと商売道具。

ケンちゃん曰く女の子はあんまり入れないし、だらしない姿は私にしか見せられないと…

ん?どんな関係?(笑)

恋愛感情もないし、面倒見のいいお兄ちゃんくらいにしか私は思ったことがない。


「寒かったろ。早く入りー」


『うわー。イケメンスカウトマンって騒がれてる人間がこんなだらしない姿するなんて皆思ってないね(笑)』


「まぁお前だけだ、こんな貴重な俺の姿を見れるのは(笑)」


そんな会話をしながら部屋に入った。

⏰:12/07/27 11:43 📱:P08A3 🆔:SHB.INJA


#6 [R]
相変わらず物が少ない部屋。

覚悟を決めたつもりだったのに、ケンちゃんの顔を見て少しだけ揺らいだ。


「ココアでいい?」

『うん、ありがとう』

「じゃ準備するから適当にしてて」

『…うん』


今更。


今更だけど、怖くなってきた。


知らないおじさんに胸を舐められて、キスできるの?

気持ち悪い。


不安な気持ちで泣きそうになりながら準備が終わるのを待っていた。

⏰:12/07/27 11:53 📱:P08A3 🆔:SHB.INJA


#7 [R]
「お待たせ。で、本当にいいの?店に体入の連絡いれるよ?」

『………うん。』

「……大丈夫か?」


ついに私は泣き出してしまった。





それから五時間後。

私はケンちゃんに連れられてお店のドアを開いた。

⏰:12/07/27 11:56 📱:P08A3 🆔:SHB.INJA


#8 [R]
店内は暗く、ブラックライトの明かりがほんのりついてるくらい。

クラブで流れるような音楽がガンガン大音量でかかっていた。



目を凝らして周りを見渡してみた。


キスをしてる女の子とお客さん。

胸を揉まれてる女の子。

舐められてる女の子。




これから私もあんな風にやるの?


…私が?


まるで他人事のようにしか思えなかった。

⏰:12/07/27 12:00 📱:P08A3 🆔:SHB.INJA


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