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#101 [Ray]
パトカーに乗せられて
一言も喋らなかった。

その後地元のデカい
警察署みたいな所に連れて行かれ
個室に入って待ってた。

そして強面なオジサンが
かなり怒った顔で入ってきた。
あたしの顔を見て言った。

『通報があって行ったんだ。
何をしていたんだ?』

『………』

本当に怖くてチビりそうやった。

『喧嘩やろ?どんな状況やったん?』

最高潮にビビりながらも話した。

『ウチら絶対にコッチから
喧嘩売ったりしません…。
向こうに馬鹿にされました。
あ、でも先に石を投げたのは
あたしなんですけど…』

それを言った後
あ、言っちった!
って思った。

⏰:12/10/02 20:24 📱:Android 🆔:JuZCcKxI


#102 [Ray]
『…ははは!』

急にオジサンは笑った。
でも顔は怒ってた。
もう…全てが怖い。

『もう分かったよ。
そんな怖がらないで。
お母さんが迎えに来るから
もう少し待ってようね』

オジサンは優しい声で言った。

『…え?あ、はい…』

『怖かったかい?』

『…はい。少し』

『何が1番怖かった?』

『……顔?』

『…へ?』

この時オジサンは
自分が捕まるかも!とか
お母さんに怒られる!とか
そんな意味で聞いてたらしい。

⏰:12/10/02 20:59 📱:Android 🆔:JuZCcKxI


#103 [Ray]
でも、まだ14才のあたしは
素直にオジサンの顔と答えた。

オジサンは爆笑しながら
しばらく話してた。

オジサンは松永さんと言う人で
凄く優しかった。
顔は物凄いけど。

しばらくしてお母さんが迎えに来た。

帰り傷があるあたしの顔を見て
また爆笑したのだった。

そして学校に行くと
ソッコー全然たちに呼ばれて
月曜日の全校集会で
名前は出されなかったけど

『一部の生徒は他の生徒の
足を引っ張るな!』

みたいな事を言われた。

⏰:12/10/02 21:02 📱:Android 🆔:JuZCcKxI


#104 [Ray]
何かごめんなさい。

それからも懲りずに
喧嘩して補導されてってくり返した。

そして年末。
いつもの溜まり場に行くと
同じ年くらいの人が居た。

第一印象は、小さい、細い。

その人は真一君。
全身 和彫りで目付きが悪い。

皆敬語を使っていて
あたしもかなり気を使った。

『…こんにちわ』

とりあえず挨拶して
離れた所に座っていた。

⏰:12/10/03 06:23 📱:Android 🆔:5kfVgDRU


#105 [Ray]
『自分名前なんていうん?』

しばらくして言われた。
え?あたし?!

『…レイです!』

『へぇ、若いやろ?』

『中2です!』

『はは!元気やな!』

真一君は笑っていた。
皆お酒を呑んでいて
普段だったら酔っ払ってるけど
その日はなぜか酔っ払ってなかった。

そして、しばらくすると
また一人知らない人が来た。

その人はヨネ君。
真一と仲良く話してて
イカツイけど良く笑うし
凄く優しい人。

⏰:12/10/03 06:29 📱:Android 🆔:5kfVgDRU


#106 [Ray]
そして知った事。

まず、2人共22才の8こ上。
ヨネ君も刺青ガッツリやけど
結婚して奥さんも子供も居る。
その時は水商売をやっていた。

『真一君は何やってるんですか?』

あたしが素朴な疑問をぶつけたら
ヨネ君が笑いながら言った。

『コイツ、ヤクザやで』

………はは。
どう反応したらええのか
ホンマに分からなくて
苦笑いした。

真一君は笑ってヨネ君を殴りながら
周りを見て言った。

『違うやろ!!カタキや!』

もうどうしたらええのか
分からなくなっていた。

⏰:12/10/03 06:35 📱:Android 🆔:5kfVgDRU


#107 [Ray]
とりあえず笑っといた。

『違うねん!うちヤクザで
生まれた時からやで!
でもそれが嫌で縁切ったわ!』

『…そうなんですか』

『ホラ!ヨネ!引いてるやん!』

真一君はまたヨネ君を殴って
ヘラヘラ笑っていた。

とりあえず、皆引いてるよ…。

そしてヤクザって優しい、
そう思った。

でも関わりたくなかった。

それから年も明けて
楓ちゃんとか卒業やから
思い出を沢山作った。

⏰:12/10/03 06:41 📱:Android 🆔:5kfVgDRU


#108 [Ray]
何をしたか詳しくは
思い出せないけど
凄く凄く楽しかった。

ずっとこのままだと思ってた。
将来の事なんて考えてなかったし
大人になるなんて思ってなかった。

皆パクられない程度に
毎日騒いでた。

そして卒業式。
楓ちゃんとかは行く気なく
皆で最後制服で遊ぼうとなって
遊び回っていた。

でも…そこにかなり怖い
楓ちゃんたちの担任が居た。

小さいゴリラみたいで
スキンヘッドでムチムチの
一見ヤクザみたいな先生。

『お前等…何してんねん』

あたしたちは怖すぎて
とりあえず逃げようとした。

⏰:12/10/05 21:29 📱:Android 🆔:GgjvGszY


#109 [我輩は匿名である]
>>106
カタキじゃなくてカタギですよ

⏰:12/10/05 22:00 📱:au/FJ31 🆔:0ZkUg1Gs


#110 [Ray]
普通に間違えてました!
すみません。ありがとうございます!

あたしたちが逃げる体制を見て
ゴリラは言った。

『卒業式やぞ!!
……何年か後に笑って
卒業式出たなって話せるやろ。
最後くらい出てくれ』

なぜか、あたしが感動した。
ゴリラは目にいっぱい涙を溜めて
顔を真っ赤にしていた。

皆トボトボ卒業に向かった。

⏰:12/10/06 01:25 📱:Android 🆔:GodTuhEA


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