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#56 [Ray]
綾先輩は声を小さくして言った。
『後は寝るだけやん!
とりあえず言わんといてな』
綾先輩に口止めをして
あたしは帰って行った。
家に着いて熱を測ると
40℃を越えていた。
これには流石に笑えた。
そしてヴァファリンで治した。
あたしはヴァファリンを飲めば
すぐ治る身体らしい。
熱も治って3学期がはじまった。
雄大に会ってすぐ話しかけた。
ちなみに、あたしが熱で
ぶっ倒れてる時に
雄大から明けおめメールが来てた。
『おは!明けおめ!』
『あけおめ!今年もよろしくな』
『うんっ!』
そして照れながら
皆の所に戻ったあたしを
全ての人が口を揃えて
『キモい』と言ったのだ。
:12/09/22 06:32
:Android
:MaOoV3Ts
#57 [Ray]
そしてあたしは毎日楽しく
学校に通っていた。
でも……。
三連休があった。
皆で先輩の家に居た。
しばらくしたら
地元では誰もが名前を知ってる
ふみや君が勢い良くドアを開けた。
『やべーー!楽し!!
あかんわ!忘れられん!』
そう言って座った。
あたしと麻也とアユは
まじでポカーーンやった。
でも気付いた。
何、このニオイ…。
:12/09/24 17:19
:Android
:DgDiGwn.
#58 [Ray]
先輩たちは…
『お前またかー?』
『いつも臭いわ!パクられるで』
とか言うてた。
コイツ…薬やっとるわ。
ビビりのあたしは
関わりたくなかった。
この人たち…オカシイ。
そしてそんな事も忘れかけた
2月半ば。
三年生は卒業だ。
あたしたちは、あんま学校に行かず
三年生と遊びまくってた。
そして…かなり怪しめなバー?
みたいな地下の所に入った。
そして卒業の話になって
皆で卒業してほしくない!!
ってかなり落ちてた。
:12/09/24 17:26
:Android
:DgDiGwn.
#59 [Ray]
『まぁまぁ!そんな落ちんな!
嫌な事は忘れましょう♪』
そう言ってあたしたちのお酒に
何かを入れた。
もう、一瞬で分かった。
これ、アカンヤツやん。
あたしがビビってると
隣に居た騒がしいけど
絶対あたしには逆らわない
マユミが一気に飲み干した。
マユミは俯いたまま
しばらく動かなかった。
すると…ガタンッ!
って立ってフラフラしながら
外に出て行った。
:12/09/24 17:31
:Android
:DgDiGwn.
#60 [Ray]
あたしたちは爆笑しながら
ゆっくり呑んでた。
ただの一杯で皆フラフラだった。
そしてどうやって
帰ったのか分からないけど
気付いたら家だった。
そして次の日から
マユミは学校に来なくなった。
春休みに久しぶりにマユミに会うと
ガッリガリになってて
目は焦点が合ってなくて
明らかおかしかった。
その姿が怖くてゾッとした。
そしてマユミはあたしに言った。
『あたし裏切られたんや。
歩美殺すわ』
その目は本気で
歩美を殺しそうやった。
歩美はマユミと双子と言うくらい
仲良くてずっと一緒に居た。
『何言うてんねん!
ホラ!皆で遊び行くで!』
あたしはフラフラのマユミを
家から出した。
とりあえず何か食わさんと。
そう思ってデカいスーパーに寄った。
:12/09/24 17:40
:Android
:DgDiGwn.
#61 [Ray]
お菓子から食べさせな。
あたしとアユとミユキで
ウロウロしてた。
するとマユミは急に
あたしたちから離れて
どこかに向かって歩いた。
あたしたちも急いで追いかけて
着いた所はかなりゾッとした。
そこは日常品とかが売ってて
キッチン用品があった。
マユミが止まったのは
ナイフがバーと並んでる所。
コイツ…本気やん。
あたしは言った。
『マユミ何してんー?行こや♪』
『歩美殺す言うたやん』
『ほっときーよ!ええやん♪』
『ええ訳ないやん!黙っとき!』
ま
:12/09/24 17:46
:Android
:DgDiGwn.
#62 [Ray]
前も言ったけど
マユミはあたしに逆らって来ない。
普段、はね。
この時はホンマにおかしかった。
あたしもキレた。
『あんたええ加減にせぇや!
止め言うてんねん!』
するとマユミは包丁を出して
あたしの胸ぐらを掴み
後ろの鍋とかある所に押し付けて
『何やねん、お前。
お前から殺してもええんやぞ』
と包丁を押し付けて来た。
あれはかなりビビった!!
刺されたー!
って思ったわ!
:12/09/24 17:50
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:DgDiGwn.
#63 [Ray]
とりあえず、こっちがブチ切れそうや。
でも刺されるのは勘弁。
あたしは引きつりながらも
満面の笑みでマユミの両手を抑えた。
『落ち着きーよ!
そんなイライラせんと!
とりあえず外出るで!』
あたしは離れて
外に連れ出した。
そして出た瞬間に
あたしはマユミの胸ぐらを掴み
壁に押し付けた。
『あんた何しとんねん。
目アカンで。アホか。殺すぞ』
ムカつきすぎて意味分からない事を
ずっと言っていた。
マユミはあたしと目を合わさず
下を向いてた。
そして……。
『レイには分かる訳ないやん!』
って一発殴られた。
あたしはブッッチ切れて
3発くらい殴りながら言った。
『あんたが言わんと分かるか!
アホか!!死にたいんか!?
何かあるなら言えや!!』
マユミは泣きながら言った。
:12/09/24 18:01
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:DgDiGwn.
#64 [Ray]
『レイは…いつも守られて
皆から好かれて…!
あんたにあたしの気持ちなんか
分かる訳ないやん!』
マユミは近くの自転車とか倒して
暴れ始めた。
『喧嘩も強くて!いつも強くて!
怖いモンなんてないと思ってた!
でも、あの時あんたは
ビビってアレを呑まなかった!
あたしは一気に呑んで
初めて先輩が笑って褒めてくれた』
マユミは泣いてた。
『お前凄いな、って…。
でも、違かった。
もぉ…皆嫌いやねん!!
関わらんといてや!』
マユミは走って居なくなった。
あたし→呆然。
:12/09/25 01:08
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#65 [Ray]
マユミは普通に仲良かった。
今まで名前は出てこなかったけど
色々思い出あるねん…。
もう思い出すのが辛いねん。
マユミはその2日後に死んだ。
自分で自分を刺して…。
『でも…違かった』
マユミが最後言った
「違かった」の意味は
この時まだ知らない。
あたしたちはお葬式に参加した。
皆はあたしに泣きついた。
あたしが皆守らなアカンわ。
そう思って涙を堪えて
皆をずっと慰めていた。
火葬場には行かなかった。
あたしのせいで死んだんや。
のこのこ行ける訳ない。
:12/09/25 01:14
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