夜蝶

私こころは、現在18才

今年の3月に高校を卒業したばかり

卒業と同時に1年半付き合ってた
彼氏ともお別れした。

なにごとにも適当な私は就職もせず
卒業後１ヶ月ぐらいは
フラフラ友達と遊び歩いたり
だらけた生活をしていた

でもそんなことをしていたら
当然遊ぶお金がなくなるわけで…

どうしよ‥って焦ってたとき

中学のときから友達の美咲から電話

美咲『こころもう18才でしょ!?』

こころ『そうだよ～なしたの？』

美咲『いや美咲お金なくてさ～
夜の１日体験行こうと思ってて
こころも18になったし一緒に
行かないかな～て思って！』

こころ『まじ？うちもお金ないから
行きたいんだけど～』

美咲『じゃあ知り合いに頼んでみるから
一緒に行こう♪』

こころ『わかったぁ♪』

美咲『決まったら連絡するね！』

こころ『はぁい！』

やると決まったら行動が
はやい私！

次の日にお母さんと
身分証明書を作りに行った

身分証が手元にきて
なんだか少し大人になった
気分だった。笑

これからのことに
期待と不安でいっぱいだった

高校時代から水商売に
興味があって、
たまに友達のお母さんが
働いてるスナックなんかに
手伝いに行ったりしていた

でも私がこれから働こうと
しているのは
地元のちっさいスナックではなく

あの有名な夜の街。

どんな感じなんだろ～
って１人でワクワクしていた

翌日、美咲から会おうと
連絡が来たので

急いで化粧をして
美咲が働いてるバイト先に向かった

着いたらそこには

美咲と美咲のバイト先の先輩の
大輔さんがいた。

美咲『こころ～！大輔さんが
スカウトの人紹介してくれるって♪』

※スカウトは女の子をお店に
入店させてお金をもらうお仕事の人

こころ『まじで～♪？
大輔さんありがとうございます～
でも大輔さんの周りに
夜の仕事してる人いたんですね～
なんか意外ですっ』

大輔さん『これでも昔は
キャバの店長やってたんだよね～(笑)』

こころ『まじですか～？
めっちゃ意外です～(笑)』

大輔さん『で、さっき電話したんだけど
こころちゃんの連絡先、そのスカウトの
角田ってやつに教えてもいいかな!?』

こころ『あぁ全然いいですよ～♪』

大輔さん『じゃあ今教えとくね！
すぐ連絡くると思うから!』

こころ『わかりましたぁ』

美咲『連絡きたら１日体験行く日
教えてよ～♪美咲いつでも行けるから!』
こころ『は～い』

その後、美咲と大輔さんと
３人で少し談笑したあと

美咲が用事あったから
私もすぐに家に帰った。

家に着いて少ししたら
メールが受信された

《スカウトの角田です。
こころちゃんとお友達は
身分証明できるものとかありますか!?》

こころ《ありますよ！》

《それなら大丈夫ですね!
いつお店でたいですか!?》

こころ《はやいほうがいいので、
明日とかでも大丈夫でしょうか？》

《大丈夫ですよ！そしたら
明日の6時に○○○で！》

こころ《わかりました！》

《それでわ明日着いたら電話ください》

話しは思ったより早く進んだから

急いで美咲に明日行くよ！と
連絡して、

次の日に備えて早く寝た(笑)