幸せの歌
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#1 [水雄] 12/12/09 13:26
恋愛版にてだらだらと女々しくお世話になってる者です
どうしても書きたい思い出があるので、見苦しいですがごめんなさい
どこにでもある、ありふれすぎた話です
鼻で笑いながら、小馬鹿にしながら目を通していただけるとありがたいです
>>1-100
#57 [水雄]
6月21日、学校へ
この日は雨が降っていた、じめじめとした空気に少しだけ嫌気が差す
基本的に雨は好きなはずなのに、何もかもが鬱陶しく感じて仕方がなかった
祭りの当日には、ここ数年ずっと雨が降っている、それでもお構いなく祭りは続行される
今更天気の事など心配ではなかった、胸の中で渦巻く大きな不安と向き合えず、不貞腐れていた
いずれ別れの日はやってくるだろう、予感はしていた
雨は降り止まない
そして6月23日がやってきた
:13/02/02 09:29 :iPhone :cNpprQPo
#58 [水雄]
朝、目が覚める、顔を洗い、朝食を食べ、窓を開けて天気を確かめる、晴れていた
自転車に乗り、学校へ向かう
何事もなく授業が終わり、クラスメイトと馬鹿話をして学校をでる
何も変わらない、いつも通り時間は過ぎていった
自分の部屋で写真を見つめる、仲の良さそうな2人がいる
その写真を机の奥へ押し込んだ、手の届かないところへ隠した
不安定な気持ちを抱え、僕は家を出た
:13/02/02 09:40 :iPhone :cNpprQPo
#59 [水雄]
電車に乗り、祭りが開かれる街に着いた
あちこちに店が出ていて、浴衣を着た女の人や、金魚すくいに夢中になる子どもたち、たこ焼きと焼きそばの屋台からは、ほんのりと青海苔の香りがする
しばらく1人で見て回った、学校の友人にも何人かすれ違い、同じクラスの集団とばったり会った
「おっす水雄!もしかして1人で来たのか?」
僕「まさか!ちゃんと相手はいるよ、まだ着いてないだけさ」
「ふーん、しかしお前、最近彼女さんの話しなくなったよな、先月ぐらいまで鬱陶しいぐらいに惚気てたのにさ」
僕「ほっとけ、いろいろあるんだよ」
「ま、せっかくの祭りなんだし楽しんでこいよ、じゃあまた明日な」
友人の一言で気がついた、僕自身も優から遠ざかろうとしていた事に
:13/02/02 13:03 :iPhone :cNpprQPo
#60 [水雄]
優からメールが届いた
優『バスに乗ったよ』
僕『了解』
しばらく時間が経って、優が乗っているバスが到着した
優が降りてきた、浴衣を着たその姿は、これまでになく可愛かった
隣に立ち、歩き出した
手を繋ぐ事はなかった
:13/02/02 13:32 :iPhone :cNpprQPo
#61 [水雄]
一ヶ月以上も放置してしまっていました
明日の夕方からでも書いて行こうと思います
:13/03/08 01:19 :iPhone :19uLMiuc
#62 [水雄]
いつも以上に賑やかな街
人々が笑顔で歩き、子どもたちの目は輝き、提灯がぽつぽつと立っている
七月が目前だからか人混みのせいなのか、ほんのりと汗をかく程暑い
手に持ったペットボトルのお茶を飲む、暑さからではなく、妙な緊張感で酷く喉が渇いていた
ふと優の顔を見る、感情が見えない、というよりも興味も何も無いように見える
お互い何も話さないまま数分歩いた、とある広場に着いた
その広場のすぐ後ろは、僕が優に告白した場所だった
たった数ヶ月で、見える景色はガラリと変わってしまった
:13/03/08 22:15 :iPhone :19uLMiuc
#63 [水雄]
僕「汗かいちゃったな、アイス買ってくるよ」
優「………」
聞こえていたのか、聞こえていなかったのかは分からない
でもこの時に、もう無駄だと確信した、時間の問題だと思った
店で少し大きめのアイスを二つ買う、受け取る手は震えていたと思う
アイスを両手に優の元へ戻る、優はそこから微動だにせず、ただ下を見ていた
優「……いらない」
僕「…そうか」
この時の僕にはまったく分かっていなかった、どこで歯車が狂ってしまったのか、どうしてここまでのすれ違いが生じてしまったのか
:13/03/08 22:26 :iPhone :19uLMiuc
#64 [我輩は匿名である]
二ヶ月以上も経ってしまった
明日から書いていけると思います
:13/05/12 14:15 :iPhone :TZv6Rd7g
#65 [水雄]
ダメだ、もう書けない
:13/09/25 22:26 :iPhone :pqcYPa5w
#66 [水雄]
本当にごめんなさい
:13/09/25 22:30 :iPhone :pqcYPa5w
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